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逃げ切れた

読んでくださり、ありがとうございます。


数人の同級生と西校舎から本校舎へと歩いていました。

ちょうど本校舎にさしかかった時、


「ひたすら走れ、つっきるぞ。」


誰かが声を潜めて言い、みんなで手を繋ぎ走り出しました。



私は仲の良い友達がいない事に気付き、戻ろうとしましたが、


「あいつは大丈夫。外から自転車で来るから。」


と手を引っ張られ、また走り出しました。



とにかく無我夢中で走る、走る、走ります。途中、何度もまわりの人たちが何か見えない者に足をとられ、体の形が歪んでゆくのを必死に助けながら。


それでも必ず仲間と手を握り合っていたので、不思議と不安になる事はありません。無事、本校舎の東端まで走り抜き、外に出ることが出来ました。  



仲間と笑いながら無事を喜んでいると、仲の良い友達が自転車に乗って、笑いながらやってきました。



『みんな 逃げ切れたぁ』



ここで目が覚めました。


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