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12 異世界転生(やっと)

「ついに来たぜ!異世界!」


俺は広い草原に立っていた。地形的を見る限り、ここは俺が最初につくった村の近くだろう。


「とすると、おそらく村の方角はっと…。」


注意深くあたりを見渡す。


「お、あっ…た?」


この草原をすこし進んだところに目的の場所を発見した、んだと思う。

俺がつくったのは小さな村だったはず。しかし、目線の先に見えるのは、ここからみても分かるくらい大きな町だった。


「発展したってこと、だよな?」


俺は最初の起源となるキャラクターを自分で作成したあと、それをもとにオート機能でキャラクターを増やした。あの村にしても、住む人が増えればより広い場所が必要となるし、なによりキャラクターは代が変わるごとに優れた個体には進化していく。そう設定したのは俺だ。

だからあのように発展するのもおかしくはないのだろう。


「俺がこの世界をつくってから何年たってるんだろう。時間を早送りしてそのまま結構寝ちゃったからなあ。」


まあ、異世界が発展していくのはいいことだ。想像よりもだいぶ変わっていたが、問題なし。

とりあえず、あの村…いや、街に向かいながら俺の今の現状を確認しよう。


俺の今の装備はシンプルな布の服一式って感じだ。俺がつくった今は無き村の村人が来ていた服である。

所持金は1000E。保管場所は俺の中。というより心の中って感じか。任意で他に渡すこともできる。Eという単位はエネルギーの略で、保管場所からも分かる通りこのエネルギーには実体はない。

理由は簡単。俺が設定するのがめんどくさかったからだ。

生前使っていた硬貨や紙幣、異世界では定番の金銀銅貨という案もあったのだが、これらの価値を決めるのがめんどくさかったし、国ごとで差異がでるのもややこしい。

よって俺は、Eという謎の存在をこの異世界の貨幣として設定した。

Eには、生前の電気のように扱うこともできる、というあいまいな要素も加えたのだが、この異世界でどれほど使いこなされているかは不明である。


続いてスキルやステータスについてだ。これはどう確認するのかと思い悩んでいると、頭ん中にステータス画面のようなイメージが浮かんできた。確認したいと念じると自動でシステムが頭に作用するようだ。

頭ん中に自分以外から干渉を受けるのは生前では経験できない感覚だが、俺は死んだあとの神との脳内会話の影響で特に不都合はなかった。


俺が今もっているスキルは次の二つだった。

<覗き見>

他者のステータスを覗き見ることができる。 ※製作者ボーナス


<横暴>

ステータスの成長、スキルの習得に補正がかかる。 ※製作者ボーナス


なんだか嫌なスキル名だ…。

覗き見ってのは異世界転生小説でよくある鑑定スキルみたいな効果だろう。製作者ボーナスでこのスキルをもらうってことは、この世界のキャラクターは自分以外のステータスは確認できないのかもしれない。


続いて、横暴。これは他のキャラクターよりも俺が強くなりやすいってことだと思う。これもスキル名が悪役みたいで気に食わないが、普通のキャラクターからしたら、製作者の権力で手に入れたこのスキルは正に横暴だろう。


次にステータス!これは見た瞬間に俺はこの世界での俺TUEEEを確信したね!


サトル Lv1

HP:5000/5000

MP:1000/1000

攻 :1000

防 :1000

魔攻:1000

魔防:1000

速 :1000


(Lv1でこのステータス!横暴スキルによってレベルが上がればさらに強くなるだろうし、これは勝ち組ですわw)

そんな風にこれからの俺のチート無双について妄想にふけりながら歩いていると、いつの間にか町が目前まで迫っていた。

その幻想をぶち壊す!!

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