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1 めのまえが まっくらに なった!

ゲームとかで自分が死ぬと、画面が暗転してセーブポイントに戻されたり、自分のベットに寝てて、悪い夢をみていたようだ、なんて展開がよくある。

今の俺の状態はそんな感じ。

正確に言うと目の前が真っ暗なまま一時間くらい放置されている。

時間を確認する手段も無いからおそらくそれくらいって感じだが。

最初は、どこか暗い場所にでもいるのかと思った。

それならしばらく待ってれば目も慣れてくるし現状把握ができるだろう。

そう思っていたのだが…。

さっき言った通り一時間近くたったがなにも見えてこない。

「俺って本当に死んだんだよな…?」

光も音もない場所にずっと放置されているとそれすらも俺の勘違いで、それこそ全部夢だったのではないかという気持ちになってきてしまう。

この場からの移動も試そうとしたのだが、歩こうとしても地面をけることができない。

「もしかして命は助かったけど植物状態とか?」

もし俺がその植物状態とやらで、永遠にこのままだったらと思うとぞっとする。

とりあえず今できることは思考することだけなので、それ以外の可能性を考えることにする。

俺が死ぬ瞬間に頭の中で聞こえた異世界という言葉。

てっきり俺は、次に目が覚めたらそこは異世界だと思っていた。

赤ん坊からのスタートにしろ、俺の生前の体のままのスタートにしろ、とにかく何か新しい世界が目の前に広がっているのであろうと。

しかし現実はただの暗闇。

もしかしてこれは母親の腹の中とか?

しかし赤ん坊からのスタートとなると産声をあげるとこからのスタートが基本だし…。

そんなことをあれこれ考えていると突然、

「いつまでボーッとしてるんですか!早く異世界メーカーの電源を入れてください!」

あの時聞こえたのと同じ声が聞こえた。

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