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北地からの魔法使い  作者: 雅毒
8/13

07.

◆◆◆◆◆


  長い眠りから覚ますのような気がした、身体のだるさは酷くて動き一つもしたくないほどだ、その怠惰さに負けてしまってもう少し横になろうとした時、異常な空腹感に襲われた。


「目がくるっと回った......今は何時なんだ?そういえば、ヨーゼフのやつは夕食になったら呼んでくれるに言ってたのに。」


頭の中が真っ白しているため、現在時刻を確かめるために、いつもベッドの近くに置いていたの懐中時計に手を伸ばそうとした、しかしその時ある事が気付いた―― 手に力を入れようとするが、それは出来なかった。


「あれ?おかしいな、力が入れない......?」

力が入れないのは手だけではなく、身を起こすさえ困難な状況になった。


  この異常な起きことで眠気を一気に飛ばした、目が覚ました自分はすぐに周囲の異状を気付いた、自分は自室のベット上では無く、学院の医療室のベットに横になっていた。

回復魔法が効かなくなったから、試合で受けた傷は仕方なくここで治療を受けることになった、確かにここのベットの寝心地は良かったけど、まさか寝ている間にここまで移動しているなのか!?そこまでの愛着は無いはずと思うが......?


いきなりこんな訳がわからないことが起こってしまったか、意外に落ち着くことが出来る。多分、それは飢餓のせいかもしれない、腹が減りすぎて混乱する力さえなかったって実に皮肉だ、力が湧かない代わりに、思考がわりとはっきりする、身が自由に動く力はないけど、周囲の観察するぐらいはそれほど難しいことではない。


  そして一通り周りを良く見回ったら分かる事はあんまり無かったけど、一つだけ分かることがある、どうやら、ここに来るのは夢遊病のせいではないようだ。何故なら左腕に点滴が受けている、この瞬間、点滴液もちゃんと滴っている、多分それは害をなすものではないと思う、何せもう半分ぐらい私の体に入ったから。


寝ているの間、自分の体は何が起こってしまったのか?

残念ながら、体が自由動けない今には、これ以上の情報を得ることは難しい、色々詰んでしまったけ、いっそ寝直して機会を待つとか考えが始まったときに。


「おはよう、マーカス、やっと起きたか、とんだお寝坊さんだ。」これは、聞き覚えのある声だ。

よかった、本当に良かった。少なくともこの皮肉は覚えている、声の元に頭を向き、|何があったと問いたい所だった≪アイサツ≫。


「ヨーゼフ、お前夕食の前に呼んでく......って、あの目の下クマはどうした?酷い顔してるぞ?まるで何週間も寝ていなかったじゃないか?」

「正確に言うと10日ぐらいかな?」

「んんっ残念!あと少しでした、今のは58点ぐらいかな?ときに、ヨーゼフさんよ、夕食前に呼んでくれるって言ったじゃないのか?」


ほかに聞きたいことが沢山あるのに、何故か真っ先に食事の件が聞くことになった、やはり食べ物の怨恨は恐ろしい。


「マーカス......君は本当に何も覚えていないのか?寝る前のことちゃんと覚えてる?」


  ヨーゼフが真顔に問われて考えると、確かにおかしいな所があった、実は手の力だけではなく、全身に力を入れることは出来なかった、そして自室ではなく医療室で寝る事。

「ヨーゼフ、一体何が起こった?詳しく教えでくれ。」


先の問答でヨーゼフは何が知ってるはずだ、今の経緯に混乱してる自分は出来るだけの事情を知りたくて|執拗≪しつよう≫にヨーゼフに質問を投げた、ヨーゼフの顔は明らかにどうやって答えたらいいか困った様子。

「頼む、事情を教えでくれ。」


疲労と困惑のせいで、ヨーゼフの顔はますます酷くなっていた、そしてしばらく何が思い込んでいたら決意を決めた様子、彼は私に向き何を言おうとする時に意外な声が横に入り込んだ。

「詳しい説明は私にしましょう、マーカス君、それに、ヨーゼフ君、後の説明は私に任せて君は先に休んでいてください。」

「分かりました院長、正直そろそろ体力の限界のようです、それに、マーカスが無事で知ったら急に力が抜けたようです、こんな状態で今までの起きたこと彼にうまく伝える自信は無いから......すみません、ここはお言葉を甘えて先に休憩をする、マーカスの事、よろしくお願いします。」


そう言ってからヨーゼフは医療室から出て自室に向かった、心なしか、ヨーゼフは少しだけ心の重みが少し減った気がする、どうやら私が寝てる間彼は相当苦労をしたようです、彼が起きたらちゃんと礼を伝えよう。


「さて、マーカス君、これから話すことは衝撃的かもしれませんけど、落ち着いて聞いて欲しい、いいですね?」

「ああ...何でも言ってくれ。」

「......君は11日間、ずっとこの病室に眠っていた。」

「............ぐっふ」


  想像以上の衝撃を受けてしばらく絶句した、流石に想像以上の衝撃でした、11日間ずっと眠っていただとっ!?これは冗談でしたら絶対笑えない部類に入るんだ、けど―


もう一度自分の腕に打ってる点滴を見た、痩せた体から見れば確信した、これは紛れもない現実だ。


「本当に、君は思うより冷静で助かった。」

「ここで暴れても事実を変わることも出来ないから、それに、腹が減って力が出せないんですよ。」

「しばらくの間、食事は薄いの麦粥だけにしておくからね、君は一応、病人扱いだからね。」

「それだけは本当に勘弁して欲しいです......。」


正直今すぐでも食堂に駆け込みたいけど、流石に10日間ずっと食事していないからしばらくお預けだ、今はもっと大事な事にするべき。

「では、改めて話を聞きましょ、君が深い眠りに落ちる前に、覚えるの事を教えでくれませんか?」

「分かりました、役に立つかどうか分からないけど、覚えてることなら。」


確かにあの日は突然の起き事のせいで色々大変そして死ぬほど疲れてるけど、しかし長い学徒生活の習慣なので、どんなに疲れても、休憩の前に瞑想をする、例え自分の体にマナーが消えても、長い年間の習慣はそう簡単に忘れることはなかった。


「なるほどね、報告によると、最初に君の異状を見つけたのはヨーゼフ君だ、夕食を呼びに行く時君の調子が変わったことを気付いた彼が慌てて私に知らせてくれた。」

「そうか、ヨーゼフか......。」

「ええ、そしたら瞑想からなかなか目が覚まさない君をそのまま放置してもいけないので、私が医療室まで移動した、ついでに点滴もね、何時までも起きないから、もし餓死したら色々大変だからね。」

「点滴の中身も院長先生が作ってくれましたですか?」

「もちろん、長時間に栄養を補充するために、時間をかけて作った霊薬だから、まぁ、生きるための栄養はあるが、腹を満たすことは出来ないけどね。」

「お気遣い、ありがとうございます。」

「当然の事をするから、それに、瞑想する前に他の何がやってことがありませんか?」

「いいえ、ただそれだけです。」

「ふむ―」


だからと寝起き前に最後の起き事?......そもそも私は『寝た』ということは覚えていない、確かに『日課』をしている最中なんだが......まさかッ!?

「まさか瞑想中何が起こったのか?」

「いいえ、瞑想中の君は何も起こっていなかった、ただずっと座ったまま、何にも反応しなくなった。試しに瞑想を中断しても出来なくなり、仕方なくベッドまで運びました、加えて君の身体の特性のせいで魔法は効かないから、こっちはほぼ手を上げる状態だったよ、でもやっと目を覚まして本当に良かった。」


  最近は予想外の起き事の連続からもういちいち吃驚するのも面倒なのか、それとも腹が減っているから反応が遅れているようなのか分からないが、心はとても静かにしていた、これからの事はどうしたら良いのかを考えていた。


全快になっても、魔法が使えなくになった俺はどうしたらいいのか?ここまできて全部を諦めて村に戻るのか?


実に不条理だ。


暴れたい気持ちはなくはないが、手を上げる力もなく自分にとって、拳を強く握るのは精一杯の抗議だろう。


「さてっと、マーカス君、全快になったらどうするつもりですか?」

自分にとって一番知りたいことが、一番聞かれたくない人に問われた。


「やはり、ここから出るしかないですね......」

「ほぉ― つまりそれは、修業を諦めるの意味ですか?」

「だって、もう俺は魔法が使えないじゃないですか!?ここにいても仕方ないでしょうか!」


すぐ自分の発言に後悔した、少しとは言え、不満は噴出した、魔法使いは冷静であるべきだ......しかしまぁ、もうすぐ魔法使いじゃなくなるから別に良いじゃないか?


しかし院長先生はそんな狼藉全く気にしていない様子。

「ふむ~魔法使いとして冷静を失ったことは減点すべきかな?それに~君の魔法使い修業についでに『辞める』の一言も言ってないだが?それとも、あれか?君はもう諦めたいのか?」

「えっ?」

「真理の探究は魔法使いの使命でしょ?ならば一緒にその魔法無効と昏睡の謎の理由を突き止めようではないか!」

「えッッ!?」

そう言ってビシッと人差し指をさしてしかもポーズまで決まった院長先生であった、ちなみに目は大本気模様、彼の発想はついていけない気がする。

とりあえずライロズ院長から具体的の方法でもあるのかと聞いてみたら次のことを考えとしよう。

「そんなこと分かるはずもないだろう!」


だめだこりゃ。


「やはり農民に戻るしかないのか......」

「まぁ、待って、順番で行こうね、まずは君の体質はネックと思ったでしょう?実は君が眠っている時にちょっとだけ......そんなに睨めないでくれ、ほんの少しだけの実験なんだ!結論から言うと、何故か分からないけど、君の体にまたマナーが宿ってる、だからこれまで通り魔法の行使が可能だよ。」

「これは本当ですか!」

「ええ、これは確かな事だから、しかし君の体質に関して、残念ながらマナーを消す特性依然存在する、正直言って、これはどう考えても異常なんだ。二つ異なる特性は一つの体に現すことなんで前代未聞なんだよ、どうですか?これを聞いてそれでも学院から離れると言うですか?」


それを聞いて、辛うじて腕を少しだけ上げてスペルと唱えた。


『ライト』

すると私の少し前に柔らかい光を放つ光の玉が現われ、初めて呼び出したときとと同じように、この医療室を照らしてくれた、それを見て、目がにじんだ。

「うぅ......」

涙が止まらない。

「魔法使いの修行は諦めたくない......うぅ.....また続けたいです......。」


涙と鼻水を流しながらやっと自分の気持ちをちゃんと伝えた。


「よろしい、では君が全快になったら、修行を再開するとしよう、しかし―」

「ここまで来て、やはり先の全部無しなんで言わないでくださいね!」

「君の心の中の私は一体どんなイメージをしているんだ?とにかく、瞑想はこれまで通り毎日実行すること、そして記録役をつけてもらいますね、そして瞑想続けるの理由は二つがある。」

「分かった、その理由を教えでいただけませんか?」

「うむ、まずは昏睡と瞑想の関連性を確かめたい、今のところは知らなさ過ぎるから、出来るの範囲に事情を把握したい。」

「なるほど.....もし次は永遠の眠りから醒めなくなったらどうするんだ?」

「その時はどんな手段を使っても起こすから安心するがいい。」

「......って、次は?」


あんまり頼りにならない計画だけど、この身体の謎を解きたいであれば学院の力は不可欠、院長先生のプランで行くしかない。

「次はね、君の修業はこれまで通り続けること、少しコースを変更させてもらうだけどね、これからの授業ついてマナーの消費が激しくなるから、瞑想は不可欠。そうそう、一般及び高級魔法応用の講義は減らせてもらうね、さすがこれも入れたら瞑想時間はなくなるからね。」


そんな横暴な!あれは結構気にいたのに!

「代わりにルーン魔法、近距離戦闘の修行難易度を上げる、バトルメイジを目指すなら、魔法無効を治す方法を見つかるまで君は他の学徒たちより身体能力を要求する。」


たしかに、加護や回復の魔法を受けない今なら、有事を備えるために、自分を守るために力を増強しなければならない、加えてマナー回復の問題もある上、魔法の応用はもっと注意が必要になった、ライロズ院長もその点を考えていたからルーン魔法を薦めることをしてくれた。


「マーカス君、君のもう一つの欠点を教えます、これはかなり大事から、注意して聞いてくれ。」

「......またあんの?」

「君の感情だよ。」

「感情?」


院長先生は突然意味不明なことを言い出した、私の反論を出す前に院長先生は話を続けた。

「君は感情に流されやすいから、激情になった突端マナーのコントロールは雑になり、そして目の前のことしか見えなくなる、魔法使いとしては非常に危険だよ、例え我らバトルメイジとしてもね。」


  バトルメイジ、この学院『|黒曜石の柱≪オブシディアン・ピラー≫』の学徒たちとって、この称号を得ることは最大の目標、これは各種の試練を越え、一人前の魔法使いとしての証明でもあった、もちろん自分もバトルメイジの称号を手に入れたい、けど今の状況から見ると絶望その物しか考えない。


「ハァハァハ、そんな顔するな、魔法使いとして、どんな時でも冷静に考えるんだ、例え絶望と直接対面してもさ。」


  院長先生は意味が深い(のような)な事を言いながら懐から見慣れマスクを取り出した、そしてニヤニヤしながらマスクを渡した。


「これは?外出の時に被るの仮面ではないのか?」

「ご名答。このマスクを被ったら冷静になれるんだよ、マーカス君。」

「前の実験でマジックアイテム類も無効じゃないか?しかもこの仮面はいつも使ってるじゃない?本当に使えるのか?」


  不信と疑問は一杯だけど、しかし院長先生はニヤリでこう言った。

「実に言うと、効くか効かないかは君次第だよ、信じてくれれば効く、それだけだよ。」


そんな風に言われると信用するほかない、ためしに被ってみたら院長先生はまた話を続けた。

「仮面を通じて、君は事情と直接対面することは無くなる、いわゆる第三者の視点から物事を考えることが可能になる、魔法使いとしては最終的は仮面無くでもそう考えることになるだろうけどね。」

「......第三者の視点ですか、しかしこれって非情な人間になれの意味ですか?」

「違うんだよマーカス君。」


  先まで院長先生のニヤケは消え、見覚えのある優しい表情に変わった、私は覚えてる、あれは私を村から連れ出したあの日と同じ表情だ。

「皆は大事な選択をしなければならない時がある、そして選択を選ぶ時は一時の感情ではなく、冷静に考えてから最善を選びたい。」

「......もしもの話けど、私の選択は最善ではないの場合は?」

「その時はね......まぁ、それはその時の話だ。」


  院長先生の曖昧な回答にちょっと不満があるが、これでいいと思う、何が最善の選択はその時で考えよう。そして先からの空腹感がますます酷くて頭の回転はあんまりうまくいかなかった。


「長い話はこれで終わりにするね、体の調子を回復から次の修業を始めよう、長く厳しい道になるけど、君ならやり遂げると信じているよ?」

「二度目のチャンスだから、無駄にはしないよ。」

「そろそろ休みになったほうがいいと思うよ、結構長い話をしたな、ちゃんと回復して、次のコースは本当に厳しいからね。」

「すみません院長先生、色々迷惑をかけて、本当に有難うございます。」



  それから何年間はずっと更新したコースで修行した。霊薬学もかなり勉強してきた、今の身体補助と回復系魔法は効かないけど、|霊薬≪ポーション≫なら問題なく使える、現在は各様なハーブの知識も有している。外出の時、手持ちの霊薬だけは不足の場合は現地のハーブを使って補充する。戦闘方面について修業中は色んな武器を使ってみたが、最後は院長先生が設計した杖が一番に使い慣れた、そもそも一体どんな発想で魔法使いの杖に|刀刃≪とうじん≫を付くことにした?


「はぁ......結局、ヨーゼフのやつどこへ行った?」


クローゼットの前に思わず溜息をした、そしてすぐに杖と机上のマスクを持ち出した、このマスクは後で被ることになる予感がした、鏡から|戦装≪せんそう≫をしている自分の顔を見て、決意を決めた、何が起こっても最後までやり遂げる決心と共に、|遊び場≪プレイグランド≫へ向かう。




◆◆◆◆◆

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