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北地からの魔法使い  作者: 雅毒
3/13

02.

◆◆◆◆




「うおぉ!さむっ!」自分の部屋に出たら室外の寒さに震えた。


  廊下の窓から見えるのは広い荒野だけ、奥のほうは広い森が見える、あの森は訓練に良く使われるけど、最近は天気が寒くなり、それに当面の目標はある霊薬の精錬だけに頭が一杯なのであんまり訓練してなかった気がする、霊薬完成したらまた行くか。


しかし日がまた暮れていないのに外の風はもそんなに寒かったと思わなかった、寒さといえば先の瞑想の事を思い出す、実は瞑想中の起きた事はほぼ覚えていない、目覚めたら覚えているのはがぼんやりとしたっ記憶だけ、何故か胸がざわつく感覚が収まらない。


  窓の外の風景を見てると廊下の窓口から寒い風また吹き込まれた、寒いが苦手から自室に戻ってあらためて分厚いローブを着ておく。この学院は多分私だけは防寒の目的でこんな厚い服装をしているだろう、魔法使いたち皆は『|精霊の加護《ブレス オブ エレメンタル》』受けるから、余程激しい天候の変化は無い限り自分の体温を常に保つことが出来る。


  正直『|精霊の加護《ブレス オブ エレメンタル》』......あれはとても便利な魔法と思う、加護を受けたものはたとえ雪地でも薄着だけで過せる、、さらに上位の魔法使いは魔法のバリアを作り出して敵からの攻撃を防ぐことも可能なので、そのせいで熟練の魔法使いはいつも軽装をしている、それに不慣れな装備着用すると動きに妨害される可能性が高いので、魔法使いみんなは軽装が多い、しかしそのせいで一般人から見れば魔法使いたちは貧弱のイメージが深い。噂によれば、南の魔法使いたちはもっと薄着するらしい、見たこと無いからその真偽は知らない、なにせ彼らははるばるこんな北方の辺地に来る理由は無いから。


話に戻ると、精霊の加護は便利だけど、私はもう使えない、正確に言うと『自分に』使えない、何故なら



       私は『魔法無効』の体質になった。



  分かりやすく説明すると、あれは『魔法効果を受け入れない』って言うやつ、どんな魔法も私の体に効果はしない、例え火に焼いたり、魔弾に撃たれたり全部ノーダメージ、良いところだけ見れば凄いかもしれませんが、しかしこの世はうまい話ばかりではない、ディメリットもちゃんと付いてる、例えば精霊の加護、神々の祝福はもちろん、一般的な治癒魔法も全部効かない、一般人でも治療魔法を受けるのに私だけは受けれない......


それにこの異質的な体質のせいでいまだライロス院長は私に最終修練の許可下りてくれない、この『魔法無効』の体質は一体どんな仕組みなのかはまだ分からないけど、こんな体質になった日のことは忘れはずが無い。



        ――――――――――――――――――――――――――――



  あれは学院に来たから三年目、私は十四歳時の起き事、学院は学徒たちの訓練のために二人一組になって攻撃性スペルを使用可能の実戦演習を行う、現場監督は学院の教授たちに担当すること。要するは学徒たちはお互いにスペルをを駆使して、マナーの制御とスペル運用をテストも兼ねてすること、もちろん、学徒とは言え、実戦演習は魔法使うからそのせいで怪我を負う可能性は十分にある、そのスペルダメージを抑えて危険性は最小限に限るために、現場監督の教授たちは常に演習場に魔法防御バリアを用意してる。


  それに、うちの学院は南の『魔法大学院』と違って、学徒の授業はより実戦的、具体的に言うと黒曜石の柱の学徒たちは魔法の行使と体格の鍛錬両方求めている。きっかけは何代前の院長先生は冒険のときに得た経験から得られた『時にスペルよりパンチだ!』という|奇想天外≪わけが分からない≫な発想で新しい校則を設立した。


  それから黒曜石の柱の学徒たちは体力をつけることも要求された、いつも実験室にこもる教授たちはストレス発散できるから大好評らしい、更に後の各代の院長たちは訓練の効果を上げるために、高名な戦士から戦闘に慣れた傭兵までを頼んで学徒の訓練コースに編み入れた、同業者から見れば多分正気の沙汰ではないだろう、しかしこの正気と思わない訓練の成果は後のある事件で大いに役立った。


  前にも言ったとおり、この広大な荒野には領主はいない、なにせ場所が悪いから、森が広くて、野獣が異常に凶暴な上に大した資源にも得られそうも無い、それでも数個小さい名村が存在している、生活は大変不便であるが、みんなは一所懸命に生きてる、そしてある日、とある盗賊団は他の地域からこのエリア逃げ込んだ、最初はおとなしく隠れているから誰も気付いていないが、時が立つとあちこち逃げ回って盗賊たちは我慢できず隠れていた場所付近の村に手を出した、その襲撃から逃れ数人の村人たちは学院に助けを求めた。


森の中の移動は大変辛くてそしてなによりはその行為自身は非常に危険だった、最後学院の大門に着いた村人たちはみんな血まみれ、半死の状態だった、門番はすぐ彼らを治療し、そして彼らの遭遇の話は学院の皆に知らせた、当時の学院長は首席数人を連れてたちまち盗賊団討伐に向かった、実はあの時代魔法使いたちは単独で行動することはほぼ無く、冒険や戦闘になる可能性があれば常に前衛担当の戦士や騎士を頼めること、しかし今回の事態の緊急ゆえにその前衛たちを召集する時間も無く、仕方なく学院だけで対処するほか無い。


  三日後の昼、学院院長と他のみんなは学院に戻った、皆疲労はしているか何とか全員無事でいた、装身具は多少にキズがあるが大事ではないようだ、そして後ろには助かった村人たちがいる、襲撃で亡くなった人もいるけど、学院のみんなの働きで囚われた村人は無事救出したが、元の村は放火され、ほぼ焼かれていたので、生き残り村人は新しい村を作ろうと決意した、あれから学院は付近の村の面倒を見る代わりに、村から少しだけ物資を分けてくれる。


  記録によると村を襲撃した盗賊団を討伐は相当な時間がかかった、理由は学院の魔法使いたちにとってこれは初めて前衛無しの戦闘なので、加えて盗賊団の連中はけっこうのやり手らしい、いざ戦況が不利になったらまたすぐ逃げ始めた、魔法使いたちは人数は不足なので包囲の選択し最初からは無かった、結局どうやって盗賊たちを倒したを記録していた書類は無くなったみたい、私も最後まで記録を読みたいが、どこに探しても見つけなかった。

そしてこの事件以来、私たちタワーの魔法使いは『バトルメイジ』に呼ばれた、以来学院は卒業生に『バトルメイジ』の称号を贈り、現在は学徒たちみんなはこれを目標として日々精進している。



  学院の学徒たちは実戦演習を大事にしている、『バトルメイジ』に近づき一歩になるからだ、そして私の演習相手はヨーゼフだ、正直に言って、学院で初めてヨーゼフを見た瞬間すぐ分かった『あ、こいつ貴族や教養のいいところの子供だな』、何故ならみんなは同じ学院の学徒だけと、彼だけ他の人と違うな雰囲気が感じる、そして単なるガキの反抗心なのか、それとも未熟の妬みなのか今になってもう覚えていないが、あの時は理由も無く彼のことが気に入らない。


彼の経歴は知らない、どうやってここまでに来るのかも知らない、ただ勝手に彼のことを敵視した、『金持ち所の子供に負けてたまるか!』そんな稚拙な反発心に駆使され、私とヨーゼフは学院内の成績を競い合うことになった、最初の彼に対する反抗心は特に消え、今満ちているのは彼に負けたくない気持ち、そしてついにその決着をつけるチャンスが来た。



「やぁマーカス、実戦演習の相手やはり君ですね。」

「ふーんふん、その余裕はいつまで持つか楽しみだ。」



最初の挨拶(?)が終わったら二人はすぐ距離を取り、スペルをの詠唱を始まった。

「まず先手は頂こう!」ヨーゼフの叫びとともに雷光のスペルを打ち出した。


ヨーゼフの得意魔法は極めて希少の電系魔法、威力だけではなく、あれどんな相手でも有効打撃を与えるチート並な魔法系統だ、時々、ヨーゼフ実はどこかの物語の主人公ではないかと思っていた。


「いつまでも電撃一発だけで試合終了と思うなよ!」咄嗟の攻撃に何とかバリアでそれを防いだ。


  負けない気概を持ち自分に対し、いつも余裕を持ってるヨーゼフだけど、二人の間は何回のスペル打ち合った、いつまでも確かな手応えが得られなかった私たちは段々スペルの詠唱を加速して、本気モードになった。


悔しいけど、ヨーゼフの実力は紛れも無く本物だ、14歳で学院の教授たちに認められて、正直、すっごく羨ましかった、、あれは天才と努力の結果、私と成績の競い合い以来、彼の事はすこしずつことを分かったから、ライロズ院長もヨーゼフのことをそう評判した『百年に一人の天才』、だからこそ、私は彼と勝負をしたい、この決着で実力は出身と関係しないってことを証明したい。


  二人は本気モードでやりあった、激しいスペル攻防でも勝負がなかなか決まらない、目の前の相手を集中しすぎ我を忘れている私たちは周囲のことを気付く余力も無かった、他の学徒たちとっくの前に練習を止めて私たちを囲んでいる、無言でにらめ合いをしていた私たちは同じことを考えている、多分、次の一撃が決着を決めるだろう。


そろそろマナーが切れそうだ、私もヨーゼフも同じだ、額から大量の汗と唇の色が真っ白に変わったのはマナー尽きた証明、これは他人事ではなく、きっと自分も同じひどい顔をしているだろう。足は震えて立つさえもやっとだ、次のスペルを避ける自信も体力もう無い、二人は深呼吸してから、使える最後のスペルを唱えた、私はヨーゼフのような魔法属性が持ってないから、扱えるのは全ての魔法の基本、|奥術≪アーケイン≫。


  お互いは次が最後の一撃から、慎重にスペルを完成すること、自分は数工程でスペルを完成した、確認するまでも無く、手のひらに伝わってくるマナーの流れだけで分かる、スペルは完璧に完成していた、チラッと向こうの状況を確認したら、ヨーゼフもスペルを完成したようだ、二人は同じことを考えていた、スペルの打ち出すタイミングを計らうだけ。


「マーカス」突然、ヨーゼフに呼ばれて面食らった。

「なによ、いきなり」

「演習が終わったらゆっくり話したい。」


ヨーゼフのやつ、一体何が考えるんだ?まぁ、話だけなら別にかまわないけど......

「分かった、終わったら話そう。」


「そろそろ行きますね!」

「ああ、いつでもこい!」


  二人の話が終わった途端、ヨーゼフはかつて無い速さでスペルを打ち出した、思う以上の速さに見た私は思わず「チッ!」と舌打ちをした。

先手を取らせたのは......ここで避けれるも選択肢の一つだが、しかし私はもうスペルを維持するマナーは残ってない、ヨーゼフのスペル避けたら多分こっちのスペルは消えてしまうだろう、まさかと思うが、やつは最初からこの結果を狙っているのか?


「いつまで他人を馬鹿にするつもりだ!」


それは怒りに任せの選択だった、私はヨーゼフのスペルを避けず、自分の手に中のスペルを打ち出した。


『ああ......やっちゃたな、せっかくのゆっくり話す機会も無くなった。』


  スペルを手に放った瞬間、ヨーゼフの雷撃は目前に到達することが見えた、実に妙な事だ、普段はようやく避けたヨーゼフのスペルはこんなにはっきりに見えるとは、本当におかしなことだ。

もう避けられないと分かっても、心は思わずこう考えていた。


『これが無かったらあいつとゆっくり話せるのにな。』


数秒後気が付いた、来るべき衝撃や爆音が来ない。



◆◆◆◆

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