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北地からの魔法使い  作者: 雅毒
13/13

12.

◆◆◆◆◆



「では、改めて自己紹介するね、私はヨーゼフ、向こうのマスクを被ってる人はマーカス、ああ、大丈夫ですよ、マスクの件は訳がありますから気にしないでください。」「おい!聞こえてるぞォ!」

「なるほど、訳がありますか......先は大変失礼しました、あの......頑張ってください。」またぺっこり。

「お、おう、ありがとう?」何故か初対面の人に応援されて妙な気分になった。


「私はノース、『グリーウッド』という村に住んでる、森林の深いところに薬草採集の時に先の見たことが無いの『何か』に追われて、慌てて逃げ出した、そして運が良くて二人ともに助かりました、本当に有難うございます。」

「お気になさらず、私たちはローリングロック向かう途中たまたま助かったのことです、とは言え結局私たち何もやってなかった、向こうは勝手に去っていたから。」

「ノースさん、今まで先のあれに追われることは初めてですか?」

「はい、結構追われることがありますが、大体はいつもなら自分の縄張りに離れたらすぐ諦めて帰るので、けど今回はずっと追いかけてきた。」


姿も見えなかったから何もいえないな、相手の正体分かれば多少の対応が対応できるのにな......とりあえず周囲の警戒はもう少し用心するほうってことだ、さーて、次は何の話を聞くと考える時。


ぐぅ―――~~の音がはっきり聞こえた。確認するまでも無いほどの赤面であった。


「申し訳ありません......あぁ、恥ずかしくてもう......」顔からの熱は焚き火に負けずぐらいになったノースさん。

「え、ええ、そろそろ食事を用意しないと、そうでしょ?マーカス。」ナイスフォローだヨーゼフ。

「あんまり良いものが用意できなくて悪かった、ハーブティを用意するから少し待ってくれ。」

「何が手伝えることがあったら教えでください。」「いいんだ、すぐ用意できるからノースさんは少し休憩して。」


  こちらも丁度腹が減ったせいかもしれない、準備はあっという間に終わった。三人は焚き火を囲んで軽く食事をすること、私もヨーゼフも料理を作るに不向きなので、学院に出るときは適当に携帯食しか持ってなかった、携帯食といっても乾燥の果物と石と思われるほどの硬いパンだけ、これは水物がないと口に入ることさえは拷問と思われる。味はともかく、とりあえず腹ごしらえ程度か、それでも他の人と一緒に離しながら食事をすることは楽しいはずだけど......先からずっと好奇な眼差しを感じる。


「あの......ちょっといいですか?」何が聞かれるか予想が出来る。

「どうした?パンが硬くて食べれないなのか?」「いえ、確かにとても硬いですが、あの、マーカスさんはちょっと食べ辛くないですか?」


知らない人と一緒にいるとマスク取れないんだよ私は!!ヨーゼフ何とかしてぇ~

「ああ、マーカスはね......彼は...そうだ、マスクを被らないといけない呪いにかけられたッ!」

「えええっ!」「えええっ?」

「マーカスさん、頑張ってぇ...」「ど、どうも。」


何とか乗り越えた、まったく、もっと上手い良い訳が無いのかよ。

「そういえば、どうしてノースさんは一人で森林の深いところまで薬草採集するんですか?先のあれは出なくでも、あんな所まで行けば野獣に襲われる危険性が高いではないか?」

「すみません、私は家族に負担を少しだけでも減りたいと思って森林に入り込んだ、一般の野獣なら逃げ切れる自身はありますが、流石に今回のあれは二人の助けが無かったら逃げ切ることは出来ないと思います。」


「では、ノースさんこれからはどうしますか?」

「出来れば村に帰りたいだけど、自力だけでは心が細くて......」


自力で戻れないと分かってノースは暗い顔になった、ちょっと『T』に悪いけど、ここは少しだけ助け船を出すとしよう。

「じゃ、条件交換と行きませんか?」「何と交換ですか?」

「確かにノースさんは薬草採集中に襲われただよね?もしかすると私が探していた薬草持ってるかもしれない。」

「分かりました、どうぞ確認ください。」


ノースに渡してくれた籠の中身を確認してみると、探し薬草はすぐ見つかった。

「あった、これがあればすぐでも完成できる!」これでようやくマスク取れるんだ、あ、ノースがいると取れないんだな。

「こ、これはごく一般の薬草ですが本当にこれだけでよろしいですか?」

「彼はそれで良いならそれで良いですよ。」

「ああ、これでいいですよ、では――条件交換しませんか?」


  結局、ノースを村まで連れて帰ることが条件で、報酬は採集した薬草を少しだけ分けてくれの形で決定した。

しかし夜中で森林の中で移動することはあんまりいい選択ではない、今夜はここで休憩を取ること、日が昇ったらまず村へ行くこと、ノースの安全を確認した後ローリングロックへの移動は再開とする。


「マーカス先に休んでいいよ、見張りは交代でいいよね?」「悪いね、後はよろしく。」

「ああ、ノースさんも休んで良いよ、明日朝になったら村まで送るから、今夜は少しだけ我慢してくださいね。」

「すみません、今日は出来ことが多くて体力はそろそろなんです。」「はい、おやすみ。」


彼女は相当お疲れ様子なので、横になった途端すぐ眠りについた、そして数時間後―――


「マーカス起きて、交代の時間です。」「分かった、すぐ準備する、まわりの様子は?」

「異常はないが、君はどう思う?」

「私から見れば、この森林のマナーは少しだけ違う気がする、どこかで見た気がするけど、思い出せない。」

「マナーの表現は『見る』ですか、相変わらず面白いですね。」「仕方ないだろう、そんな風に感じるんだから。」


  マナーの読み取る能力は生まれつきだから、この能力がないと村人にあんな目に見られることは無かった、しかしこの能力が無かったら『学院』に入ることもできなかった、実に――皮肉だ。時々考える、もし、この能力を捨てることが出来たら私はどうするかって、選択肢はどうであれ、いまさら意味は無いけどね。

「それに、先の襲撃はどう思う?」

「マナーの量から分かるのは相手は大型ではないこと、身長は大体1メートルぐらい程度。」

「ゴブリンの可能性は?」「考えにくいね、ゴブリンは団体行動だからな、そして先の襲撃でそういう類の騒々しいの聞こえた?」


雲間から差す月の明かりか風に吹かれて、葉ずれの音を立てている、それ以外に聞こえるのは虫の鳴き声だけ。

「いいえ、今と同じ声しか聞こえない。」

「ゴブリンは極めて臆病だから、群が出来たら自然に態度も大きくなり、大声を出す。」

「だからゴブリンではないと判断するね。」「もしかすると音を立てずゴブリンの集団の可能性は?」

「そんなのいたら一番喜ぶのは学院長だろう。」「喜ぶべきなのか......?」

「今のところはこれぐらいだな、また何が知りたいことありますか?」

「いいや、今のところはこれで全部だ、休憩時間を取らせて悪いね、お休み。」

「あ、そうだ~マーカス一つだけ注意してほしい。」

「なに?」「私が寝たらってノースさんにイタズラしちゃいけないです。」

「さっさと寝ろ!」


  二人が寝てる今のうちに虫除けの薬を作りようとした、ノースからもらった薬草の質はかなり良いので、できた薬の品質は期待出来そう。

薬が出来るまでの時間は一通りに周囲の確認をした、結界も触れた様子も無く、どうやらあれ以来向こうはよってくることは無かったらしい、二人が休憩している場所に戻ったら丁度ノースは眠り返すところだった、彼女の顔に見ると先ヨーゼフに言われたことを思いだした。


『ノースさんにイタズラしちゃいけないです。』お前が余計なこと言ったから気にするんだ!


  よく見ると彼女の服装は|所々≪ところどころ≫破れている、破れ所はまた新しいから、多分あれは追撃から逃すために枝にかかってしまって破れただろう?しかし外見から年齢はそんなに差があると思わない、家族のためにがんばってる彼女を見ていると少しだけでも力になりたい気分はなくもない。

虫除けの薬を作るにはノースからもらった薬草を全部使い切ることはないので、残った材料は彼女のために何を作ってあげようか......


  寝てる二人を起こすのはまた数時間後のことになる、結局昨日の襲撃はあれ以来何の動きも無かった、三人は荷物をまとめてすぐでもグリーウッドへ出発とする、それから途中は何匹の野獣と出くわすけど適当に駆逐した、昨日のあれは一体何なんだ?


森中の進行は難しい、自分の方向感は当てにならない、私たちは移動しながら方向を確認する、最初は午前中にノースの村に到着する予定だけど、グリーンウッドに到着はすでに午後になった。


「だから先の木に西へ行くべきと思う!」「そもそも方向確定できますか?」

「ふたりとも喧嘩は良くないですよ~」移動中はずっとこの調子だけど、何とか村付きました。


そして村に近づく前に入り口のところに数人の村人が集まっていた、大人数で何が騒ぐが模様。

「ノースさん、あの人たちは知り合いですか?」

「はい、みんな村の人ですよ、顔も名前も知っている。」

「あの慌てての様子は普通ではない、事情を聞いても良いですか?」

「分かりました、私も気になりますから。」


そう言って、ノースは入り口の人たちに話に聞かれた、村人たちはノースを見ていると突然大声が出した。

「おい!ノースが戻ってきたぞ!」「おおお!無事でよかったなノース!」「お父さんはとても心配していたから、はやく無事に教えで。」

どうやらみんなは昨日から村に戻ってないノースの安否を心配していた、その中に一人が飛び出してノースを力強く抱いた、あれはノースの家族の方だろう。


「ノースさんって大人気ですね。」「ああ、無事に連れて戻して良かったな。」

「さて、次はどうする?」

「どうするって、大道に戻ってそれからローリングロック行くでしょう?」

「分かった、ではそういう方向でいきましょ。」「?」


ノースの無事を確認した後、私たちは再び旅行を再開とする。そして村に出たら数分後、後ろから呼び声が聞こえた、あれはノースの声だ。


「待ってください~~!」大声で出して、手を振りながら走る彼女は赤面になった。

「どうした?村に戻ったのにまさか薬草採集再開ではないな?」

「そうじゃないです!お父さんはお礼を伝えたいです、それに......」

「それに?」「私もちゃんとお礼をしたいです、せめてうちで食事をしてから......」

「それはとても魅力的な提案ですが、しかし私たちはちょっと他人と約束がありますので、すでに遅れています、せっかくの招待は参加できて本当に申し訳ない。」

「そんなっ」ノースは明らかに失望で暗い表情になった、まぁ無理も無いか......。

「じゃ、こうしよう。」「はい?」

「もし可能でしたら、今回の食事は次までに預けませんか?」「次ですか?」

「ええ、先ヨーゼフの言うとおり、私たちはちょっと急がないと大変なので、そんな急いでるならせっかくの食事もまずくなるだろう?」「それもそうですか......」


よし!説得まであと少しだ!


「今回の用事が終わったら、私たちまた来るから、それまで待ってくれませんか?」「本当に来ますか?」

「ええ、このあたりは結構上質な薬草が取れるから、用件が片付けたらまた来ようと思う。」

「私もマーカスと同じです、次に来るときは一緒に来ます。」「分かりました、約束だね?」

「ええ、約束する、また会いましょう。」

「はい!待ちますから早く来てね!」満面の笑顔で見送りノースであった。


「ああ、そういえばこれを渡そうとした。」私は懐から怪しい粉入れのピンをノースに渡した。

「これは何ですか?」ノースは首を傾けながらピンについて聞いた。

「護身用のピンだよ。」「護身ですか?」

「使うときは目と口を閉じて、地面に投げるだけで良い。」「目と口を閉じめるね、分かりました。」

「材料はあんまり無いので二本しか用意できなかったけど、効果は保証する。」「ありがとうございます!」

「ではー私たちはいきますね。」「次、森の深いところへ行くときは身の安全を気をつけるんだよ~」


  ノースは大道への道を案内してくれたおかげで、私たちは日が暮れる前に大道に着いた、そこで道標を見つけて方向も確認した。

しかし今から出発しても閉門の時間に間に合わないので、仕方なく見通し通いの奥にキャンプをすることにした、不備な起き事を備えるために結界もしっかり設置している、しかもここからローリングロックまでそんなに時間はかからないから、この調子で行けば明日の昼ごろは到着だろう。





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