10.
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「ノース、準備できたらいくわよ。」
「はい、お父さん。」
「来週は誕生日だろう?何歳でしたっけ?」
「もうぉ!18歳だよ!」
「なに!?もう18歳なのか......んじゃ、今回は少し奮発してお祝いをしないといけないね。」
「はいはい、去年も同じせりふ聞きましたわよ。」
ここはグリーンウッドという村、大陸の北方の大森林の付近にあります、村は特産品というものも無く、それにあんまり目立つではありませんから、旅人どころか、商人のキャラバンさえ滅多に来ない、静かさしか特に何も無い小さい名村です。
母さんは私がまた小さいなごろ病気が罹って亡くなりました、以来はお父さんと二人で暮らしている、去年から少しでもお父さんの負担を分担するために、村の付近の森で薬草を取って北方の黒い塔を売り生計を立てている。
「良いかノース。」
「どうしたの?」
「最近は噂しているからね、前のキャラバンが来たときお前もその噂聞いただろう?」
「噂?......確かに大陸の西が......えっと、何かな?」
「むう~野獣だの、蟲だの噂が広がってるあれだよ。」
「野獣ならこのあたりは一杯だからね、虫は何なの?ゴキブリ?」
「さぁ?そういう物騒な話詳しく聞かされたら夜は一人で厠へ行けなくなるじゃない?」
「もう子供じゃないからだよ!」
「そりゃそうだけど......」
そう言っておとうさんは頭をボリボリ掻く、あれは何が心配する時の仕草のようです。
「とにかくだ、近いうち村長は黒い塔に依頼を出すから、落ち着くまであんまり村をから離すな、いいな?」
「黒い塔に依頼を出す?確かに私たちの村はそんな大金は無いのはずだよ?」
「詳しくは聞いてないけど、依頼は金じゃなくでも受けてくれるらしい......って話を誤魔化すな、先の返事は?」
「ふーん、つまらな――い、分かったよ。」
私の返事を聞いて、おとうさんはようやく安心した模様。
「んじゃ、畑に行くわ。」
「はーい、いってらしゃーい。」
ドアが閉まった瞬間、私はすぐ薬草採集の用具を持ち出して籠に入れた、もっとも大事な採集用草取り鎌は丁寧に手入れをする、少し厚めな服装を着替えしてから私も家に出ました、目標は村から少し離れた場所だけど、先日あそこで質が良いの薬草が取れたから、もしかするとまた取れそうかもしれないから、この家のために、ごめんねおとうさん。
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