第五話 次元界の始まりの記憶
私(俺)は小学生の頃に一人の男にあった。
そいつは俺に色々な知識を、力を与えてくれた。
今、あいつらといられるのはあの男のおかげだろう……
あいつは……今、どうしているのだろうか
?「君……起きて!起きて!」
私(俺)「ん………誰?」
?「うーん。何だろうね、強いて言うなら……君に教える為の存在かな?」
私(俺)「……何を教えてくれるの?」
?「君にはこの世界・次元を作り出し
干渉する力がある……その力と魔力を教える為、かな?」
私(俺)「………規模が大き過ぎる」
?「ああ、ごめんごめん。まあ、その力を制御して
世界を創れるようになるまでは僕は君といるよ?」
私(俺)「……つまり、ストーカーすると」
?「え?!ち、違うから!
とにかくそうしてくれないと僕が困るんだよ………僕を助けるつもりで!」
俺(私)「そんな感情持ち合わせてない(キッパリ」
兄「えー!………まあ、これからよろしくね。僕の事はお兄さんでいいよ!」
私(俺)「分かったよ。よろしく兄さん、色々教えてよ?」
兄「うん、それが僕の勤めだからね」
こうやって俺(私)達は兄さんに出会って様々な力を手に入れた。
それは夢という小さな世界の中でしか使えないが、大きな力だった。
兄「それじゃあ、もう最後だね。最後にこの世界での君達の肉体をプレゼントしよう!
本来は自分で創るモノなんだけれど、お兄さんからの贈り物だ」
私(俺)「ありがとう。兄さん……いつか、また会えるの?」
兄「君達が持つ使命とまでは呼ばないけれど運命が終わる頃にはね?」
私(俺)「そっか…………バイバイ兄さん」
兄「うん、ばいばいアリシアちゃん」
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こうして俺達は力と名前を手に入れた。
俺達はあの兄さんの顔は何と無くでしかもう分からない。
それでも俺達はいつかあの兄さんにお礼をしたい。
……………なんせ、この”今を”プレゼントしてくれたんだから