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第三話 妖精と死の精霊な俺(私)の従者
私「じゃあ、さっそく行こう!」
私は目を瞑り、世界に入り込んで行く…………
小さな光を頼りに進む
………そこは中世ヨーロッパの様な建物が立ち並んでいる世界だ。
ここでは現実で歩んでいる”私”では無く”俺”が居るべき場所。
ヴィオラ「って何を黄昏てるんですかマスターは!」
俺「何すんだ!痛いじゃねえかよ!………てかヴィオラ、お前何で元の姿に戻ってんだよ。」
そこにはいつもの手のひらに乗る様な小さな姿ではなく
俺より少し小さい位まで大きくなったヴィオラがいた。
ヴィオラ「いいじゃないですか!それよりアルトとキラも待ってますよ!」
そういいヴィオラは俺の手を引いて街の中心にあるアルトの屋敷に向かった。
バタンっ
アルト「我が主、ようやく来たか。キラが向こうでふてくされていたぞ?
いい加減どうにかしてくれ。屋敷が破壊される」
俺「え、ちょっと行ってくるわ。お前らは…………」
アルト・ヴィオラ「着いていくに決まっているだろう?(いるじゃない!)」
俺「デスヨネー……………んじゃ行くか」
アルト「ああ、我が主よ」
ヴィオラ「はいっ!マスター!」