1/2
突然現れた男の子
気が付くと私は見たこともないリアルでは考えられない世界にいた。
その景色を満喫していると
「自分が生きてる理由って考えたことある?」
遠くから小さな男の子の声が聞こえた。
「貴方は誰?」
少し焦ってる様子で私は答える。
「僕はこの世界のオーナーだよ。ルールを説明すると…」
小さな男の子の声はだんだん遠くなり何をいってるのかわからなくなりやがて声が消えた。
私は最初に聞かれたことを返そうかと思ったけれど返すことができなかった。
いや返すことができなかったのではなく何はともあれ答えられなかったのだ。