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俺のーと  作者: 奏夢想夢
2/2

恋せよ乙女編

やっとこれを更新できました

おそらく次回完結させます


俺のーと2


あのあと俺たち人属軍は魔族の勢力を最低限にすることができた

つまり世界にはとりあえず平穏が戻ったってことだ

俺も本当に用済み(魔獣は絶滅したっぽい)

だからあと数日たてば帰れる

帰れる…けど

「リョーイチ…そろそろ返事を…もらえないか?」

カナエさんに告られているんですがどうしたらいいの?




俺のーと

〜恋する乙女編〜




戦いが終わった後

負傷者は出たが死人はでず(奇跡!)

城へ帰って結果を報告

ルディにはかなり褒められた

その目には少し涙がみえた

アスさんも涙目だった

みんな心配してくれたみたいで

嬉しかった

家へ帰宅したらメイドさんがなきながら抱きついてきて

本当に、こっちまで泣きそうだった

それで

これから俺はどうするべきか

元の世界にはとりあえず帰らないといけないし

けどこの世界から離れるのもちょっと…

「あと…カナエさんか…」

まさか告白されるとはなぁ

カナエさんのことは好きだけど

すぐには決められない

だってカナエさんのこと全然しらないし

そりゃあ剣術の練習で話したりして少しは知ってるけど

野菜が嫌いとかね

「あ、剣術の練習…どうなるんだろう」

もう戦う相手は…今のところいないんだよね

うーん

「あ、涼一!オルディアナ姫が呼んでるわ」

「はーい」

アスさんに呼ばれたのでとりあえず神殿へ行こう



「あれから数日たつけど…ちゃんと休めている?」

「うん。休めてるよ」

「そう。休めてるならいいの」

「でー。話って?」

「私の婚約者を決めないといけない時期になってね」

「あー、やっぱりそういうのあるんですね」

「それであなたにすることにしたわ」

「そーですか、それはめでった⁈」

「一応あなたに確認をとらないといけないからね」

「え…どうして俺なんですか?」

「私が好意を抱いてるのはあなたしかいないわ。神族で決めろなんて決まりないし、お見合いみたいなのも嫌だしね」

「そう…ですか」

ここでカナエさんのことをいうのはやめとこう

「ちょっと考えさせてもらえますか?」

「ん?即決はしないの?」

「うーん。即決はできないかな」

「そう…じゃあ期待して待ってるわ」

なんだろう…俺モテモテ?

「涼一…私は本気よ」

もう何も言えなくなっちゃうよ



「何を話されたの?」

「アスさんまで告白しないでくださいね」

「?」

もうどうしよう

カナエさんもルディも本当に俺のこと思ってくれてるんだもんな

「そういえば…涼一は帰るの元の世界に」

「帰るつもりですけど…すぐ戻ってきますよ」

「…そう、ならいいの」

アスさんはちょっと微笑んでた


明日しか帰れる日がないらしい

まだ何も決めてないのに

なんか術が明日しかつかえないらしくて

こっちにこれるのはまた一ヶ月後らしい

どうしようどうしようどうしよう

…一応決断したんだけど

…自分の気持ちに嘘はつけないしね

幸い?地球には恋人もいなければ幼なじみもいない

しかも学校は男子校だ

だから別にこの世界で恋人を決めてもいいんだ

世界が違うってのは…どうにかなるよ

あと、母と父も許してくれる

多分



「ありがとう…ありがとう…」

カナエさんに自分の気持ちを伝えた

俺も好きだと、愛していると

そうしたら泣きながらお礼をしてきた

「やめてよ…カナエ」

「…⁈」

呼び捨てで呼ばれたからか真っ赤になるカナエ

「いっ…一応…私はリョーイチの…師匠なのよ!」

「そのリョーイチって言い方も可愛いですよ」

「⁈‼‼」

「結婚しましょうね」

「…う、うん…。…ねぇ…リョーイチ?」

「はい?子供の数ですか?」

「ちっ…違うわ!あの…その…敬語やめてよ…」

「…わかったよカナエ」

「ありが…!!!」

今俺はキスをしてます

なんだかキャラ変わってるのはカナエさんが相手だと

なんかからかいたくなっちゃって

しょうがないってことさ

ちなみに俺のファーストキス

俺チャライナー

「…ぷはっ…。…わた、わたわた私の…ファースト…キス…!!」

「嫌だった?」

「…ううん…!!うれし、かった…けど…いきなりはっ!!」

今度は抱きしめた

本当に可愛過ぎる

「いきなりはなんですか?」

「も、もう…いじわる…」

「いつもはもっとかっこいいのに…クーデレってやつですね」

「クーデレじゃないわ…!」

「じゃあなんでいつもと口調違うんですか?」

「そ!それは!…りょ…リョーイチだから…」

「え?」

「リョーイチだからよっ!!」

「ありがとう大好きだよカナエ」

「うっ…うう…リョーイチの…いじわる」




次の日の早朝

俺は神殿へ来ていた

今日の夜帰るさいに伝えたいことを今言ってしまおうと思ったから

アスさんにもついてきてもらった

カナエにも

「で、伝えたいこととは何?」

「この前の婚約の件です」

婚約?とカナエが首を傾げている

アスさんはなぜか知ってたみたいだ

「…返事を聞かせてもらえるの?」

「俺はカナエさんと結婚します」

「「…!!」」

ルディとカナエが目を見開いて驚いていた

アスさんは目をつぶってうつむいていて表情がよくわからない

「私が知らない間にそんな関係になってたのね…ふ、悔しいわ」

「リョ、リョーイチ!なんで今それを!」

「どうやら真実のようだし…私の勝ち目はなさそうね」

「すみま…」

「謝らないでよ…私が惨めだわ」

「…俺はカナエが好きです。けど、ルディのことも好きです」

「…アスのこともって言うんでしょ?」

「そうです」

「…そう。けど女ってね…それじゃあダメなのよ」

「…けど俺は」

「私は姫…まあ、一応王女なのよ。無理矢理婚約だってできるわ。…けど、あなたが私のことを…他の誰よりも愛してくれてなきゃ…意味が無いのよ」

「…」

「夜に元の世界へ帰るんでしょう?今のうちに挨拶周りに行ってきなさいよ」

「ルディ…」

「早く行きなさいっ!!」

俺は何も言わず神殿から出た

ルディは

泣いてたけど

笑ってくれていた



「もうすぐ帰るのよね?」

「うん」

「次これるのは一ヶ月後だっけ?」

「うん」

「寂しいな…」

「…」

「あ、リョーイチの親御さんに挨拶するってことで私も行っちゃおうかな…なんて」

「俺の親はもう死んじゃってるよ」

「え?」

「大きな地震があってさ…。俺は小さかったから覚えてないけど。偶然病院に預けられてたらしい。理由はわからないけど」

「…地震」

「巻き込まれて死んじゃったんだって。丁度震源地から近いとこに住んでたらしくて。病院は結構離れてたらしい」

「…ごめんね」

「別にいいよ。もう吹っ切れてるから」

「…リョーイチは本当に強いね」.「そんなことないでーす」

「あはは」

「…カナエさ」

「何?」

「本当に一緒に元の世界へ行かない?」

「え!!」

「俺の家は普通の家でさ…。俺1人じゃ寂しいくらいなんだ」

「け、けど…」

「カナエと離れたくないんだ」

「そ、それは私も同じ!だ、だけど…騎士団が…」

「そうだよね…ごめん」

「ううん…ありがとう。…嬉しかった」

「…」

「…」

気まずい沈黙

そうだよね

騎士団の隊長がいなくなっちゃね

わかってたけど

うーん

「話は聞かせてもらったわ」

「ルディ?!」

聞き覚えのある声だなーと思ったらルディ登場

「な、なんでいるの?」

「もうタイムリミットよって直々に教えに行こうとしたのよ。そしたらばったりってやつよ」

「どこから聞いてました?」

「寂しいな…辺りかしら」

「それって全部聞いてたってことですね」

「そんなことどうでもいいのよ」

よくない

カナエが顔真っ赤でうつむいてるのが可愛いからやっぱいい

「あなたたち2人で行っちゃいなさい。騎士団は私に任せなさい」

「で、でもそれだと…」

「カナエ、私の言うことが聞けないの?王女の命令よ?」

「う…あ、ありがとうございます」

ルディはもう泣いてなかった

俺たちのために協力もしてくれるという

本当に

俺のまわりには良い人しかいない

恵まれてるなー



「元の世界に戻ると出口は涼一殿の部屋に出現します。時間はこちらの世界と同じように流れていますので行方不明と騒がれているかもしれませんが…頑張ってください。一ヶ月後、入り口が出現するので来れない場合は手紙を投げ入れてください」

「あと、これが重要です。カナエ隊長。あなたはこちらの世界の者です。幸い種族は人なので騒ぎにはならないと思いますが…こちらの世界とは勝手が違いますので気をつけてください。あ、元の世界に行ったらすぐに着替えてください。涼一殿はこちらの世界に来た時の服装なので大丈夫ですが…カナエ隊長は目立つと思いますので。ではお気をつけて」

こーんな説明をうけて

俺とカナエは元の世界

地球へ来た

俺の場合は戻ってきた

久しぶりの自室はちらかってた

うん

なにも変わってないなー

机の上を見る

ノートがある

全てはここから始まったってやつだ

出入り口はノート

このノートなんだってさ



「適当に服もらってくるね」

そうカナエに言い、近くのアパートへ向かう

インターホンをならし

「春姉いる?」

「はーい…あ!涼一!どこ行ってたの⁈家行っても全然でないし!」

「ごめん。ちょっと無断で旅行かな」

「もうちゃんと言わないとだめでしょう⁈心配したんだから!!」

「えと、急にだけどさ…使わない服ちょうだい」

「え?何に使うの?別にいいけどさ…は!もしかしてエロいこと⁈」

「違う違う。友達が欲しいんだって。あ、女の子だからね?」

「ふーん、ま、いいけど…あがるでしょ?」

「あ、うん」

春姉ってのは俺の年上のいとこ

俺は高2だけど、春姉は19歳の大学生

いつも姉弟のように一緒に勉強したりご飯食べたり遊んだり…小さい頃はお風呂にも入ってた、らしい

さすがに覚えてないよ

「はい、爽健美々茶」

「ありがとう!」

おお!久しぶりの爽健美々茶だ!!

あっちでは無かったから少し感動

「ずいぶん喜ぶんだね…最近飲めてなかったの?」

「うん…旅先では無かったんだよ」

「そうなんだ。おかわりあるからね」

「うん」

あーホント春姉にはお世話になりっぱなしだ

たまに変なこと言うけど

真面目で優しいとてもいいお姉さんだ

「でー、私の服欲しいんだっけ?」

「…友達のためなんです、お願いします」

「怪しいなー。なんか怪しい」

ジロジロと俺を見る春姉

いや、そりゃ男子が女子のために服をもらうってのもなかなか無いけどね?

「本当のこと言わないと勉強教えないよ」

「くっ…!」

おどしにかかってきた

けど負けないぜ

カナエのためだからっ!!

「ご飯も作らないもん」

「実はこういうことがあってね」

ごめんカナエ

俺は自分の欲に負けたよ




「信じられない」

話した後の春姉から一言でした

…うん。予想はしてた

信じられないよね、うん

「涼一に彼女ができたなんて…」

「そこかよっ!!」

そりゃあ美形でもないけどさ!

「冗談よ。じゃあ適当にお古あげるから、先に家に戻ってなさいよ」

「はーい」

なんだかんだ言って飲み込みの早い人で助かった(のか?)

言われたとおり先に帰ろう


先に?

え、それって春姉もくるってこと?

「あれ、まだいたの?じゃあ一緒に行きましょう!」

「待てぇい!なんで来る必要がある?」

「いや、サイズ調節とかあるでしょ?」

確かに




「は、初めまして。カナエ・カルキシアです。よ、よろしくお、オネガシマス」

「カナエ噛み過ぎ、可愛いよ」

「なっ?!きゃ、客人の前で、そ、そんなこと言わないでっ!」

「…確かに可愛いわね」

「?!春さんまで!」

「涼一、このこ見てると、なんか秘められたs心がうずくわね」

「あ、わかる?春姉。いじめたくなっちゃうんだよね」

「2人してやめて!」

とまあ、なんとか服はもらえました(少し胸が春姉の方がでかかった)




「そういえばカナエさんは涼一の家に泊まるのよね?」

あの後春姉はずっと我が家に居座り今一緒に夕食をとっている

「はい、そのつもりです」

「てかそれしかないからね」

しかし、春姉の料理は美味しい

思わず星三つですって言ってしまうくらい美味しい

「なにか間違いが起きたら連絡してね」

「起きないし起こさないよ」

「わからないわよ、男と女二人っきりで過ごす夜…何がおこるのかしら!」

「興奮しないでよ春姉」

ちなみにカナエは顔を真っ赤にさせ固まっていた




そして就寝時刻

もちろんカナエと俺の寝る部屋は違う

流石に同室じゃあね


「…ノートをヒラケ…」


何か聞こえた

自分の机の上から

机の上のノートから


「…ノートをヒラケ…ノートを…」


そういえば向こうのお偉いさんが

「こちらから連絡がある場合は前回のようにしますので」

とか言ってた

前回のようにって何?って感じだけど、多分その関係だろう


俺はノートを開けた


そしてノートは光り


世界は神に支配された




続く







どうでしたか?

面白いと思っていただけたら嬉しいです


この作品はかなり前に書き始めた作品です

本当は前後編の話でしたが、無理やり変えました(笑)


とりあえず次で完結させます

完結させてから編集するかもしれませんが


こんな長いのを読んでくれてありがとうございます

次の話を楽しみに待っていただけると嬉しいです


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