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君がいれば

 風が歌い、眩い日の光が燦々と降り注ぐ。

緑に囲まれた大自然の美しい国・ルーラ。

この国では自由恋愛が一般的に尊重されている。異性愛、同性愛、果てには無機物性愛、無性愛等々……。


だからといって何でも許される訳ではない。

自由には責任が付き纏う。

表向きはある意味楽園に見えるこの国にはもう一つの顔がある。


性犯罪等はどこの国よりも厳しく取り締まっており、例えば罪人が自身の性癖を理由に言い訳すれば責任逃れをしようとしたとして更に罪が重くなる。しかし最近は特に取り締まりが著しく中には同意無く相手の肩に触れただけで国を追放された事例も有るほどだ。



 そんな両極端な面を持つ国の山の奥深く、鬱蒼とした森の中に家が一軒、こぢんまりと佇んでいた。


***


家の中では一人の少年が本の後片付けをしていた。いつも目に覆い被さるように伸びた、少し癖っ毛の前髪を鬱陶しそうに掻き上げて溜め息を吐く。

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