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俺がラノベ主人公みたい?…ないないw

間違えて途中のを13時に投稿してたかも。

すみません。

「にぃ…き…て…」


んん…?


「にぃ…ちゃ…おきて…」


あ〜なんかうるさいなぁ…もう少し寝かせろよ…

今気持ちいいんだから…


「お兄ちゃん起きてっ!!!!」


「うわっ…!?」


急に大声がしたので跳び起きると目の前には高校の制服の上にエプロンを着た美久が居た。


「お兄ちゃんいつもいつも起きるの遅い!!私が何回呼んでもちっとも目覚まさないんだもん!!」


「ふわぁぁ…悪かったって…今度なんか奢るからさ…」


「そう言って奢った事一回もないでしょ!?今度から起こさないよ!」


「ごめん、ごめん……」


「まったくもう…」


「朝ご飯もう出来てるから早く降りてきてね」


「おう、分かった」


首を振って寝ぼけた頭を覚ます…

目がしっかり覚めたので、自分の部屋から出て階段を降りて一階のリビングの扉を開けた。

テーブルには朝ご飯が並べられていて、既に父さんは新聞を読みながら食べていた。美久は今から食べ始めようとしてるみたいだ。


「お、今日も美味しそうだな!いただきます

はむっ…うん!やっぱり美久が作る玉子焼きは美味い!」


「私が作ってる玉子焼きって別に皆のと一緒だと思うけど…」


「いや、美久が作る玉子焼きは世界一だな!これに異論は無し!」


「ふふっ…お兄ちゃん大げさすぎだよ…」


「ごちそうさまでした…」


父さんはもう食べ終わったみたいだ。


「じゃあ会社で結婚してもいいと認められたって今日伝えるよ」


「うん、というか昨日の内に連絡してなかったんだね」


「会って直接伝えたほうがいいと思ってね」


「なにそれ、パパ。変なこだわりあるんだから」


「よし、じゃあ…雪斗、久美会社行ってくるから」


そう言って父さんはリビングから出ようとしたが…


「ちょっと、父さん!歯みがいてないだろ!それにバック忘れてるぞ!」


「ん?あっ…あぁ、そうだったな…!うっかりしてたよ」


「しっかりしてよな…こんなおっちょこちょいでよく再婚出来たなぁ…」


「そこが私のチャームポイントなんだよ」


「父さん、自分で言うなよ」


家族3人で話しながら自分も身支度を整える。


「じゃ、今度こそ雪斗、美久行ってきます」


「おう、行ってらっしゃい」


「いってらっしゃ~い!」


父さんは笑顔で手を降って家を出てった。家を曲がるときとか走ってたし、そんなに再婚が嬉しいのか…義妹と上手くやれるかな…


「お兄ちゃん、私達ももうすぐ時間だから家を出ようよ」


「そうだな」


そう言って美久と家を出た。

学校へは徒歩15分で通える距離でとても近い。

学校が一緒なので俺達は毎日一緒に登校している。


登校中も美久と話していたが、時間はすぐに過ぎて学校に着いた。学年が違うので美久とは下駄箱で別れた。


「お兄ちゃん!今日スーパーに行って夜ご飯の材料買いたいから、放課後一緒にスーパーに行こうよ」


「おう分かった」


「校門の前に集合ね!」


美久と別れ教室に入る。

俺の席は教室に入ってすぐの廊下側の一番前だ。

席に座ると…


「おはよ〜っす!」


制服を着崩したチャラい男が話しかけてきた。

こいつの名前は藤森柊斗だ。小学校からの俺の親友だが、何故仲良くなったのか分からない。俺は、平凡な男子高校生だがこいつはイケメンでチャラくて陽キャだからだ。まぁ俺はそれを気にしていないが…


「おい雪斗、俺の挨拶を無視するなよ!何考え事してんだ」


「ん…あぁ、おはよう。いやな…お父さんが再婚して、その再婚相手の娘がこの学校の1年生の女子生徒で俺の義妹になるんだよ。それで上手くやれるかなぁと思ってたんだ」


「ぶふぉっっ…!!…お、お前それまじかよ?」


「うん。まじ」


「お〜い、席に付け〜!」


話していると担任が教室に入って来た。


「担任が来たか…おい、その話昼休みのときに詳しく聞かせろよ!」


「おう、分かった」


―――――――――――

昼休みの時間になった。

俺と柊斗は食堂にいる。俺は弁当があるが、柊斗は学食を食べるので付いてきたのだ。


「で、さっきの話だよ…」


「あぁ…義妹の話な」


「お前さ…ラノベの主人公かよ」


「…は?」


「再婚で義妹が出来て、しかもその義妹が同じ高校の1年生とかラノベの主人公かよって言ってんだよ!かっぁ〜羨ましい」


「ラブコメの主人公って…俺そんなキャラじゃねぇし、まず顔がダメだろ」


「ちっちっ…甘いな。あのなぁラノベの男主人公は地味顔が多いんだよ!」


「例えそうだとしてもここは現実だぞ、ラノベみたいな展開になるわけないだろ」


「分かんねぇぞそんなの!」


「ラノベの読みすぎだって。柊斗は顔がイケメンなのにそんなことばっか言ってるから彼女が居ないんだぞ…」


「別に俺は普通の彼女は要らない。作るとしたら、幼馴染の世話をしてくれる子か、義妹か、家出して拾った子だけだ!」


「まず女の幼馴染居ないだろ。義妹も家出した子も現れないだろうし、お前一緒独身じゃん。」


「いや、わからないぞ!?雪斗に義妹が出来るんだから俺もラノベ的展開が来るかも…」


その後は柊斗と一緒に楽しく話しながら昼食を食べた。



放課後になって俺は校門の前に向かっていた。

校門に着くと、美久がスマホをいじって待っていた。


「美久、待ったか?」


「ん…?あっお兄ちゃん。別にそんなに待ってないから大丈夫だよ。さっ!スーパーに行こ!」


「おう」



スーパーで食材を買ったあと、俺達は帰り道の途中にある公園のブランコに乗っていた。

あたりはもう暗くなり始めている。


「……俺達、義妹や再婚相手の人と上手くやっていけるのかな…」


ブランコをこぎながら妹に聞く。


「ん〜…まだその人達に会ったことないから分からないけど、多分大丈夫だと思うよ。お兄ちゃん優しいしね。」


「そう…かな」


「うん、それに今気にしてもしょうがないでしょ!そういうこと考えるのは会ってからにしようよ!」


「今気にしてもしょうがない…うん…そうだな、今こんなこと考えても無駄か…余計不安になるだけだな。ありがとう…美久に言ってよかったよ」


「んふふ…どういたしまして。さっお兄ちゃん帰ろうよ!もう暗らくなるし早く夜ご飯作らなきゃ!」


二人で家に帰った。気持ちは少し楽になった。これでその再婚相手の人や義妹に会っても大丈夫かな… 会うのは土曜日…今から2日後だ…

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https://ncode.syosetu.com/n1893hv/ 「男だけど女性Vtuberを演じていたら、現実でメス堕ちしてしまったお話」も投稿しています。 興味があったらぜひ読んでみてください。
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