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九話目 140文字の物語 「恋」・十話目 54文字の物語 「太陽さん」
今回は優しさで溢れるお話です
九話目 140文字の物語 「恋」
「どうしてこんなにもあいつは私の心をかき乱すの?」
私はベランダで、空に浮かぶ月に独り言のように呟く。
「いつもいつの間にか私の目はあいつを追いかけてる。いなくなったら、今度はあの笑顔が思い出される」
「それなのに、あいつは何も気づいていないから、平気な顔していつも話しかけてくるのよ」
十話目 54文字の物語 「太陽さん」
「太陽さんを好きになっていい?」
「どうしてわざわざ聞くの?」
「好きな人が少ないから」
私は我が子を抱きしめた。
お読み頂きありがとうございます。
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