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私の夢は結晶の中  作者: 鹿尾菜ケイ
6/6

戦闘終了

「五月!お前は春川と子供の保護に回れ!!」


「はい!」


どうにか止めないと!!


「翔ちゃん!私、能力使うね」


「はい!…ってどんな能力でしたっけ?」


いつも通り笑っている咲夜先輩だが…目が笑ってない!眼力すごっ


「敵とか攻撃をね…引き付ける能力よっ」


そう言って私から離れていく


「立花くーんお願いね〜」


「はいよぉ任せとけ!」


先輩っと言いかけたが遅く立花先輩に抱えられあんなに遠くに行ってしまった……


「私はどうしたら…」



…どうしたらじゃない!


先輩達が戦闘をやってくれている間に戦えない私がサヨリちゃんを救出する!それだけ!頑張ろう!


「取り敢えず離せばいいんだよね?」


走り出す、走る走る…それでひとつ気付いた


私って結構足速いかも…?


なんっか思い出せそう…でも今はこっちに集中!



「うおあああ!!」


思いっきりサヨリちゃんにタックルする


「え、きゃっ!!」


そして抱えて走って逃げる


「よっしゃあ!!良くやったぞ五月ィ!…あとは」


「やめて!!パパをいじめないで!」


……


「…もう罪を犯させない為にも…その命…狩らせてもらう!」


スパッと腕を切り落とす


『グオオオオ!!』


切られた部分から血が溢れ出しその血が結晶となっていく


眠りにつこうとしているのだ


「結晶化させるな!早く楽にさせてやるんだ!」


「隊長みてぇなこと言ってんじゃねぇぞ立花ァ!…ちっ首を狩る!引き付けてろ」




「ダメ…嫌…!!パパ!!」



その声と共に紅月先輩の刀が振り下ろされた





「……討伐完了だ。手間取らせやがって」


そう言いつつも遺体に手を合わせる




「許さない…たった一人の…私の家族を…」


サヨリちゃんが暴れる


「うわあっ!!」


私にも抑えられないくらいの力で飛び出していく


狙いは紅月先輩のようだ


「先輩!危ない!!」


「……しねっ…」


サヨリちゃんが殴り掛かる…しかしそれも先輩の前では通用しないようで直ぐに腕を捕まれ封じられてしまう


「お前の父親はなァ 調査によりゃあ自分の嫁さん…つまりお前の母親喰ってんだよ」


「……ママ…?嘘…うそ……」


お父さんが……そんなことする訳…


「急に母親がいなくなって気付いてたはずだろ」


違う…違う違う!!


「お前のせいだ!お前のせいで…パパは…ママ……」


なにかブツブツと呟いている


「……連れて行け」


「はい…」


サヨリちゃんは捕えられ連れていかれた


「どこに連れていくんですか?」


「一応保護だ…しかし隔離はされるだろうな」


あれも家族のあり方なのだろうか……


私には分からない事だけど…


不意に頭を撫でられる


「今日は結構お手柄だな」


「紅月先輩に褒められた!?明日私死ぬんですか?!」


そんなことを言っていたら 先輩にグーパンされた

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