仕事
「のわあああああ!何これ何これぇぇ!」
ドタドタと縦横無尽に走り回る虫のような魔獣…と言うかこれ虫っぽいけど人間の子供じゃない?
「ここは保育園と偽って魔獣達を匿い育てていたみたいよ」
「そ、そうなんですか…って咲夜先輩…群がられてませんか…?」
魔獣達が何を思ったのかナイスバディの春川 咲夜先輩に向かっていく
「あらあら…引き付けたわよこたくん〜」
その言葉を聞き 天井から紅月先輩が降ってくる
「こいつらは人を喰ってる結晶化する前に仕留めるぞ!」
「子供を斬るんですか!!?」
それに返答はなく 2本の特殊な刀で一人一人斬っていく
一通り斬り 血をはらう
「教えたはずだぞ、こいつらは子供じゃなく成長しない種類の魔獣だ」
「ごめんなさい 多分寝てました」
てへっ
「まあいい 仕事は終わりだ、戻るぞ」
「あらあら こたくん一人で終わったわねぇB班もC班も呼んだのに…」
さっすがA班のリーダー
「私を殴ったりする以外は完璧です…ね"っ」
ガツンっといつも以上に重いグーパンチ…
「いったぁ……」
「帰るぞ五月」
「あらあら たんこぶができているわ…後で冷やしましょうね」
「咲夜先輩〜!!私の心の癒しっ」
____
夜になると夢を見る
ゴポゴポと鳴る真っ赤な世界から抜け出そうとする夢
「起きろ五月」
……目が覚める
そこにはいつもの日常
「先輩珍しいっすね…起こしに来るってことは私寝坊ですかぁ?」
ゴシゴシと両目を擦りながら問う
「寝惚けるな、いつもより早く起こしに来たんだ…」
それよりも…
「喜べ仕事だ」
ええー
「私に出来ますか?」
「今回は人探しだ」
とある洞窟に根城を持つ魔獣の子供を探して欲しい
「また子供ですか…」
「昨日みたいに斬る必要はねぇ 逮捕って奴だ……ただ洞窟のやつがどうなるか…」
「まあ、私は人を探せばいいんですよね!いってきまーす!」
「あ、おい!」
……
「あ、なんの魔獣か聞きそびれた…ま、いっか」