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私の夢は結晶の中  作者: 鹿尾菜ケイ
1/6

私の力

目を覚ますとそこは




いつもの日常だった




目覚めきれない頭で起き上がり髪をセットする


右目を隠しポニーテール、イカした髪型だぜ


規定の黒い制服に着替え 鏡と向かい合う


「…うん…こんなもんか」




いつもどうり…弱そうな私だ


____


私の仕事は日本の平和を守ること


秩序を乱し結晶化する化け物達をバッタバッタと倒していく警察とかを野蛮にした感じの異能力という武力に頼った 部署です




「C班は右をA班、B班は数の多い左から頼む」



「「はい!!」」



……ああダメだ眠い、寝不足だったかー?


寝ちゃダメ寝ちゃだめ……ぐう…


たって寝られる……天才かな、私……


「起きろ五月 翔」


ゴンッ、頭を強く殴られた……死ぬほど痛い

頭ガンガンする……なんなんだよ、と振り向くと

痛いはずだ、だって鋼鉄の義手だもん


「痛いですよぉ紅月先輩!!」



「うるせっお前がちんたらやってるから気合い入れてやったんだろうが」


私の背後には右手に銀色の義手をした…


真ん中分けで眉間にシワよってて目付きが超絶悪い

私の班のチームリーダー


紅月 虎太郎が立っていた


「ちんたらって…私 あんまり役に立たないんで行っても無駄かと」


ゴンッ


また殴られた 胸絶壁で身長高いし名前も相まって間違われやすいけど一応女だぜ?わたし


殴るか普通?圧倒的暴力だよねコレ あっていいの?


「痛いですぅ…これ以上記憶飛んだらどうするんですかぁ…ぐすん」


「嘘泣きやめろ」


ちっ バレたか…


「A班所属のお前が弱いはずねぇだろうが 誰のおかげで受かったと思ってやがる」


「そんなの昔過ぎて全然記憶にございませーん」


ぬっとまた拳を上げる


「ひいい!!先輩!先輩のおかげですぅぅ!!」


「それもあるが…殆どはお前の実力だろうが」


忘れんじゃねぇぞ そう言って建物のなかへ入っていく


「私の実力……ねぇ」


私には過去の記憶が無い


ベッドのなかで目が覚めた時にはA班に所属していて


皆からは『あんな戦いの後だったら記憶も無くなるよね』なんて言われたし


あんな戦いがどんな戦いでそれで何故A班に所属になったのかは教えてもらえないけど 紅月先輩に助けてもらったのは〝知ってる〟


覚えている訳では無いのでよくわかんないけど



「……五月 翔…いきまーす」


本当にこれが自分の名前かさえ分からない


「はあーめんどくさい……」


でも、やることは沢山あるので頑張ります

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