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外で見かけた精神疾患さん※フィクションです2

作者: megane

二人目の方は、町で歩いているときに声をかけられた方です。

年齢的には、60代前半くらいの中肉中背の女性です。

あるビルの前を歩いていると、唐突に声をかけられました。

「ねぇねぇ、ちょっとちょっと」

と声をかけられました。

何を聞かれるのかと思いましたが

「どっか体が悪いところはない?」

と言われたので

「特に悪いところはないですよ」

とお答えしました。

女性は

「あれでもねぇ、このビルによっていかん?」

宗教の人かと思いましたので

「すいません用事がちょっとありまして」

とお伝えしました。

「ちょっとだけでもいいから」

はい、はいと思ってそろそろ立ち去ろうかなと

考えていたところ

この次のセリフに驚きました。

「このビルの屋上で手を上げるとね、気が流れてきて、虫歯が治るんよ」

「気持ちもよくなったりするんよ」

と満面の笑みで百パーセントに近い善意の表情でそういったことを伝えてこられました。

その後少し話をしてみたのですが

会話のキャッチボールがうまくいかなくなりました。

何を言ってるのかよく分かりませんでした。

ビル自体は古い特に取り立てて変わったところのないビルでした。

看板があるわけでもない

普通の古臭いビルです。

女性も外見上は特に目立つことのない地味な方だった分

結構セリフとのギャップでホラー映画な気分を味わえました。


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