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【R18】変てこなゴブリンの改正版になるかと思います!宜しくお願いします。
「暗い・・・寒い・・・ここは・・・どこだ・・・」
寒さを緩和しようと二の腕をさする。
違和感・・・ガリガリってほどじゃなかったのに・・・変だな・・・その腕は棒きれのように細い!!
体系もガリガリのくせにお腹だけがポックリと出て足も老人のように・・・暗いからよくわからないが肌の色も何となく緑がかってるように感じる。
俺はどうなってしまったのだろう?
そう・・・俺こと『桐生 神紅』30歳 無職
何かしたいことがあるわけもない。
ただ自室に閉じこもって無駄に時の過ぎるのを待つ人生。春が来て、夏が訪れ、秋が過ぎ、冬を過ごし、また春が・・・ただただ時間だけが流れていく。
そんな日々を送る俺を見て、父は無関心であるかの様に接しようともせず、母は情けないと泣き、弟は呆れ鼻で笑う。
昨夜母が突然部屋に入って来たのを思い出す。母は何も言わず俯き立ったまま動かない。俺も寝転がったままの姿勢でボーッとその姿を見つめていた。静寂があたりを支配する。
どの位の間そうしていただろうか?
俺は一言「何?」っと母に訪ねた。すると母は何かに突き動かされたかのように覆い被さって来るなり、俺の首を細い指で絞めつけて来たのだった。
苦しい・・・それでも俺は何の抵抗もする気にはならなかった。
段々意識が遠のいていく中、真っ白の頭の中でただ母の顔をボーと眺めてた。
俺の覚えてる最後の光景・・・それは母の苦痛に歪んだ泣き顔だった。
俺は母の手によって死んだ・・・殺されたのだ。
有り難うございました。