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薬用酒の世界  エリクシール 万能薬、 リキュール  薬酒  これを飲めばあなたは不老不死?西洋秘薬酒の世界

作者: 舜風人


☆重要なお願い


以下の文章はあくまでも私の私的な見解や伝聞であり、科学的な効果や効能を示したものではありません。


なお以下の漢方生薬や強壮食材をあなたが万一、服用した場合はあくまでもあなたの自己責任であり


服用の結果については私は一切の責任は負いません




さて、


そもそも



薬用酒というのはどの国でもお酒の発明?発見と同時に作られ始めたものであり、

歴史は古いのです。


日本では例えば「サル酒」というのがあって、それはサルが野ブドウや猿梨を樹木の洞の中に隠しておいたのが折からの湿気と高温でうまく発酵して、偶然お酒になったのを人間が偶然発見して飲んだらうまかったという伝説?にもあるように、偶然やら意図的やらでお酒に薬草やハーブを漬け込んで作ったのがいわゆる薬用酒です。江戸期になると諸国で薬用酒づくりが盛んになりました。


保命酒、養命酒、ハブ酒、マムシ酒、梅酒など、が有名ですね。



西洋では

古くはヒポクラテスが、お酒にハーブを漬け込んで熟成させて薬用酒を作ったとの記録もありますね。


中国では、「神農」という伝説の名医、が草木を採取してはその効能を自らの体で人体実験しては

薬草医学の鼻祖となったのです。いわゆる本草学の創始者です。そこから漢方医学、薬草医学が生まれて

薬草をアルコールで浸出させるいわゆるチンキ剤、、それが発展して薬用酒ができたといわれていますね。チンキ剤は薬用成分の抽出に最も効率的だからです。

中国ではこうして薬用酒はさまざまな物が作られてきました。

菊花酒。五化皮酒、ロクジョウ酒、などなどまさに薬用酒の宝庫です。

ほかにももっとレアものの薬酒が仰山ありますね。



それから人々はずっと、洋の東西を問わず、家庭でも自家製の薬用酒を作っては愛飲して健康に資してきたというわけです。


ヨーロッパでは中世になると、折からの錬金術ブーム?と相まって、

「賢者の石」「哲学者の石」という、いわゆる黄金変性のための「触媒」の研究が盛んを極めました。

賢者の石というのは今でいえば触媒です。

その触媒を入れれば非金属が金に代わるという魔法の触媒ですね。

それを錬金術師は追い求めたのです。

でも?今の私たちの科学常識ではあるはずないですよね?


それと同時に、「万能薬」「秘薬」「不老薬」(エレクサー。エリクシール)の研究も盛んでした。


そこから生まれたのが


パラケルススの「秘薬」であるエリクサー、アゾート、万能薬、

その成分はアヘンのチンキ剤で有ることが今ではわかっていますが、そういう今でいえばキケン薬もできたということです。

ところで、

この薬、確かに万病に効いたでしょうね?

アヘンの麻酔性と緩解性、優れた鎮痛効果、そして気分高揚、などが相まってたとえ一時的とはいえ

当時の病人の苦痛や苦悩を吹き飛ばしてくれたでしょうからね。


まあ、薬が切れれば、、元通りで、もっと悲惨でしたでしょうがね。


㊟チンキ剤とは、、薬草や薬剤をアルコールで抽出した製剤のことです。

アルコール抽出することによりより効果的に、薬効を発揮できるというメリットがあり古来より多く用いられた製薬法です。


さて、

当時の錬金術師にとってこのエリクサー(万能薬)と賢者の石をを見つけること、調合することが夢だったのですから。


その波及?で、当時の主に、修道院では修道士たちの健康維持、のために盛んに薬用酒づくりが

行われていました。


当時修道院では飲酒は禁止でなかったのです。


むしろ厳しい修行の活力剤として盛んに作られと言いますね。

その過程で様々な今に伝わる薬用酒が出来上がったのです。


さて一気に現代ヨーロッパに飛びます。


西洋の薬用酒で、今現在、市販されているものにはどんなものがあるのでしょうか?


ドイツで最も有名なのが「イエーガー」です。


以下引用 ウイキペディアより。


「イエーガーマイスターは、ドイツのブラウンシュヴァイク市から13km南のヴォルフェンビュッテル(Wolfenbüttel)にある、マースト・イエーガーマイスター社(Mast-Jägermeister SE)が製造。同社は1878年に設立されたが、このリキュールのレシピを確立したのが1934年で、実際に販売し始めたのは1935年である[1]。


イエーガーマイスターは、ハーブ類、果物類、草根木皮など、56種類の材料を使用して製造されていると言われている[2][1]。この56種の中には、アニス、カモミール、キャロブ、ゲンチアナ、サフラン、シナモン、フェンネル、マテ、ミント、没薬、ラベンダーなどが含まれているものとの推察[1]もある。製造工程の中には、これらの材料を蒸留酒に一定期間浸漬し、そうしてできた混成酒を蒸留した後、オーク製の樽で9ヶ月以上熟成するという工程が存在するとされる。ただし、製法は完全には公開されていないため、詳細は不明である。


ともあれ、出来上がったイエーガーマイスターの色は深紅なのだが、ボトルが緑色であるため(赤と緑は補色の関係にあるため)、ボトルに入っている状態では黒っぽく見える。さて、このボトルのラベルには2001年現在、雄のシカが描かれている。リキュール名の「イエーガーマイスター」というのは、「狩人の守護聖人」を意味しており、これは、7〜8世紀頃のドイツ辺りで、牡鹿の角に精霊[注釈 1]を見た人物が、後に聖職者になったという物語に由来している[2]。ちなみに、ラベルにシカの絵がある上に、液色が深紅であるため、シカの血液が入っているのではないかとの噂もあったが、これは事実ではない。


このイエーガーマイスターは、ドイツでの消費はもとより、輸出されて各地で消費される。特に、アメリカでの人気が高いことで知られている[3][1]。1980年代半ばにニューオリンズで評判になった辺りから、アメリカでの人気に火がついたとの説がある[1]。」





スコットランドでは「ドランブイ」が有名。


以下引用。

数十種類のスコッチ・ウィスキーをブレンドしたものをベースとしており、使用されているのは主にハイランドのモルト・ウィスキー(大麦麦芽のみを原料とするウィスキー)である [4] [5] 。 したがって、ドランブイはベースとなる酒の特徴を活かして作るリキュールだと言うことができる。これは、ブレンドしてできたウィスキーの質が、ドランブイの香りや味などを左右することを意味する。こうしてできたウィスキーに、蜂蜜、ハーブ、スパイスなどを配合する。なお、蜂蜜はヒースの花から集めたもの(ヘザー・ハニー)を使用している [6] [5] 。 最終的に、加水やシロップの追加なども行い、アルコール度数は40%、エキス分は35%に仕上げている [7] 。







フランスでは「シャトルリューズ」]「ベネディクティン」「ピコン」


このフランス製のシャトルリュージュという薬用酒は修道院の特定の修道士しかいまだに調合法が企業秘密だそうですね。



以下引用。

シャトルリュウジュとは、、

詳細な製造法は明らかにされておらず、1985年現在でもシャルトルーズ修道院の修道士3人のみが知る秘伝となっている[5][9]。ブランデーをベースとして、砂糖およびアンゼリカ(セイヨウトウキ)、シナモン、ナツメグ[3]をはじめとする130種類[4]のハーブを加え、樽で熟成される。5回の浸漬と4回の蒸留を経て調製されるということだけが公開されている[要出典]。


40人ほどの修道士による上工程により生産された成分を、秘伝を知る2,3人の修道士が混ぜる[5]。熟成は最低でも3年、VEPは12年である[5]。






「ベネディクティン」とは、


「1510年、フランス北西部ノルマンディ地方にあったベネディクト修道院で

多種のハーブを調合した長寿の秘酒が発明された。


1791年のフランス革命により修道院は閉鎖されたが、同地のワイン商が

研究の末に復元。

1863年にリキュールの起源にちなみベネディクティンの名で発売された。」





イタリアでは「アマロ」「カンパリ」「ベルモット」「CYNAR][アペロール」が有名。





東欧ではハンガリーの「ウニクム」が有名です。



以下引用。


ウニクムとは、


 ハンガリーの国民的ハーブ・リキュール。時のハプスブルグ家皇帝のヨーゼフ2世に献上された酒が起源。1790年であったと言われる。40種以上のハーブが漬け込まれ、おそらくリンドウの根も配合されているため、苦いお酒である。(リンドウというより、ゲンチアナというほうが正しいかもしれない)」






○エリクシール・ダンベール


これはベルギーの医師が研究開発したまさに薬酒である。

酒というよりは、、チンキ薬剤、、といったほうが良いのかもしれませんね。



万能薬としてベルギーでは何か不調があるとこれを飲むということです。






などなど世界中にはほかにもいくらでもその国ならではの薬用酒が連綿と受け継がれてきたいるのです。

今なお世界各国ではこうした

薬用酒が作られ続けています。






じゃあ


素朴な疑問としてどの薬用酒が一番良いというのか?


と、言われると、、


それはどれでもよいというしかないでしょうね?


というのは、この薬用酒が最高に効く?というようなことではなくて、


あくまでも「お酒」であり


「薬品」「薬剤」ではないということですよ。


そこを誤ってはいけないでしょうね。


この薬用酒を飲んだら難病が治ったとか、、そういうことはないということです。


あくまでも嗜好品というか


まあ、健康食品?の枠内?というくくりでしょうね。


だから好きな薬用酒を

自分の趣味?で?

あくまで適量飲み続ける、、という結論でしょう。


お酒ですから飲みすぎはダメです。


ということで、まあ、詰まらない、


常識的な結論になってしいましたが、、


薬用酒は中世のエリクサー(不老不死薬)ではありえないので、


仕方ないですよね。


薬用酒に過度の期待をしても無駄ですし



と言ってまあ、


少しづつ飲み続ければ


それなりのじわーっとした

滋養強壮効果も?


確かにあるので


常識の範囲で


愛飲したら


それでいいんじゃないでしょうかね?


健康は薬用酒からもたらされるのではない。という大原則を忘れないようにね。


健康はバランスの取れた食生活、衣食住の

日常生活からこそもたらされるのだということを決して忘れないように。


暴飲暴食

不眠不休

害食、害飲

毒注入生活



で、


体壊して、、、

じゃあ

薬用酒で健康回復って?


無理でしょ?


まずそうした害のある生活自体を正すべきです。


そうすれば

何もことさらに薬用酒なんか飲まなくっても、


自然と健康は回復するでしょう。




付記



以下ウイキヘディアより引用。





「香草・薬草系のリキュール」



アイリッシュ・ミスト

アブサン

アペロール



イエーガーマイスター

イザラ



ウーゾ

ウンダーベルク



エリキシールダンヴェール



ガリアーノ (リキュール)

カンパリ



グリーンティー・リキュール



ゴールドワッサー



シャルトリューズ



スーズ

ストレガ



チナール



ティフィン



ドランブイ



パスティス

パルフェ・タムール



ビターズ



ベネディクティン



マカディア



メタクサ



ラク



リターナー




























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[良い点] 勉強になりました! 私に必要なのは酒量を減らすことだと分かりました!
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