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企画「ひだまり童話館」参加作品

暑い夏

作者: 奈月ねこ

「ひだまり童話館」の企画『アツアツな話』です。

 その国の夏は暑い。気温も高いが、日差しが激しく降り注ぐ。

 その国の人たちは日差しを避けるため、帽子を被り、サングラスをする。そうしなければ外を歩けないほどだ。皆同じような格好。誰が誰だかわからない。

 しかし家族には、なんとなくわかるようだ。それでこそ家族だ。


 そして、ようやく夏が終わりを告げる。これで帽子とサングラスは不要となった。しかし、町を行き交う人たちの見分けがまたつかない。

 それは、サングラスをしていたため、皆の顔がパンダのようになっていたからである。

 さすがに家族にも、見分けがつきにくかったそうな。



 <おしまい>


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― 新着の感想 ―
[良い点] アツアツな夏に、サングラス、そしてパンダの日焼け!  ……非常に難解ですね、ねこさん。 この画一的な世の中に、最後はやはり家族の絆。でも、その最後の砦的家族の絆さえも希薄になっている―― …
[一言] 巧いですね。短さを武器に最高のユーモアを頂戴しました。 紫外線対策にもっとサングラスを掛けるべきなのでしょうが、やはり日本人は抵抗があるみたいで欧米ほど普及してませんね。
2015/09/13 21:24 退会済み
管理
[良い点] 短いお話の中にしっかりとくすりと笑ってしまうオチがあって凄いですね。 楽しませていただきました♪
感想一覧
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