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親指姫騎士は愛するツバメの聖人の隣を譲らない~ふわふわで愛しいツバメが人間になってしまったので、騎士として守ります~

作者:茶々
 代々、近衛騎士団を率いて、聖女を守る“聖騎士”を輩出してきた名門貴族ルジュレ公爵家。
 百五十年ぶりに誕生した女騎士リリシアは、女であるというだけで家族に虐げられ、男社会の騎士団でも酷い嫌がらせにあっていた。
 ――親指姫騎士。騎士の真似事をする無能で役立たずな女。
 それがリリシアの称号。
 唯一の味方は少し前に拾った美しいツバメ――ルチル。言葉が通じる不思議なツバメ。ルチルだけが、リリシアの傍にいてくれる。
 年に一度の聖女選定儀の最中、突然、眩い光に包まれて――
 現れたのは青い翼を持つ“青年”だった。
「聖女ルチルが告げる。俺の聖騎士は、リリシアだ!」
「ルチル? 私の、ツバメ?」
「会いたかったよ。リリシア。ずっと同じ人間になりたかった」
 その瞬間、世界が変わった。
 愛しいツバメが聖女になってしまった。
 ――それなら私が、誰よりも傍でルチルを守ると誓おう。
 虐げられた親指姫騎士が、聖女に選ばれたツバメを守り、運命を切り開く物語。
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