086話 変革の時。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
我がレミテリア公国は何とか国としての基礎が出来上がり、これからは国の発展のためにアトラス公王は様々な方策を考え計画を立て実行に移していた。
婚姻の儀まで残り1月半を切った頃にチーム・レミリのメンバー全員で城の部屋の一室でウエディングドレスの制作のためサイズを測っていた。
「はい、これで皆さん採寸が終りました。本当に皆さんのスタイルか良いですね、どんなドレスを着てもお似合いになりますね」
服飾工房の職員がチーム・レミリ全員の採寸を測り終わり、スタイルの良さを褒める。
「そうかしら、冒険者として鍛えているものね」
リソナがスタイルの良さを褒められて喜ぶ。
ウエディングドレスのデザインはメンバー全員で同じデザインにすると決めて、皆で相談しながら幾つかデザイン画を描き、その中で白いマーメイドドレスに決まり、胸に付けるバラの花のアクセサリーだけ色違いにする事になった。
「リソナ様、ウエディングドレスのデザインはこちらで宜しいですか」
服飾工房の職員がデザイン画を見て、リソナに確認をする。
「えぇ、皆で考えてこのシンプルなデザインに決めました。その代わり胸に飾るバラの色を変える感じで、赤、青、黄色、白、ピンク、水色の6色で作ってくれるかしら」
リソナが服飾工房の職員にお願いする。
「畏まりました。リソナ様直ぐにウエディングドレスの制作に取り掛からせて頂きます。式の10日前までにサイズ調整の為に参ります。生地についてはレティ様から頂いたスパイダーシルクの生地を使わせて頂きます」
「うん、それで良いわ、それではお願いします」
リソナは満面な笑顔で職員にお願いする。
「はぁ、私達もいよいよ婚姻するのよね、何だか信じられないわね」
ミーヤは冒険者を目指した頃には、こんなに早く婚姻するとは夢にも思っていた無かったので何となく実感が湧かない感じだった。
「そうね、まだ婚姻するという実感が湧かないわね」
エリカも一度婚約破棄されて身なので婚姻の事は考えてなかったので、成り行きで婚姻する事になったけど婚約者のユリシスの事は信頼できいる。
皆は婚約者との交際も順調でそれなりに愛を育まれており、お互いの信頼関係が築けていると思っている様です。
ただ婚姻後の生活に付いてはやはり不安が無いとは言い切れないけども、それは夫婦間で協力して克服するしかないと私も含めて皆が口々に話す。
国内は割合安定してるけども外国に目を向けると、ディリアスト帝国で皇帝の交代という変革が起こり、ルキリアス王国でも王家で変革が起こった様です。
ディリアスト帝国では戦争を仕掛けた皇帝が末席の皇子の主導により軍事クーデターが起こり更迭され、それに賛同していた皇子達も更迭され投獄され、クーデターを起こした皇子が皇帝に就任したとの情報が入って来た。
ルキリアス王国では第1王女による無能な王太子と側近の子息、それを放置していた国王を国家転覆罪で貴族院裁判に起訴をして有罪とし国外追放に追いやり、王太子の横暴に加担した創世教教会の幹部全員も追放した。
国王と王太子を追放した後は第1王女が女王に就任し、ラティアシア王国から第2王子を王配として迎い入れ、ラティアシア王国からの支援を受け王国の立て直しに掛かる。
近隣国でもあるケレリニア王国でも、高位貴族の腐敗が問題となっており、原因はディリアスト帝国からの間者による甘言に乗り悪事に加担し裏金を荒稼ぎをしていた貴族達を捕らえて裁判に掛けて審議中との情報が届いている。
国が長く続くと言う事は腐敗がどこかしらから起こるのは世の常であり、これをどう防ぐかはどこの国でも悩ましてところであり、アトラス公王もいかに腐敗を防ぐか法整備も大切だが教育も大事だと認識している。
私達はウエディングドレスの採寸とデザインを決めた後は服飾工房に全てを任せて、その後は婚約者でもあるアトラス公王と側近の二人と共に定期会合も兼ねた食事会を行った。
「帝国も皇帝がクーデターが起こり交代したみたいだね」
アトラス公王が帝国に関する情報を口にする。
「それは良い事では、これで帝国も他国の侵略を止めてくれれば良いけどね」
エリザは帝国の皇帝が変わった事に素直に歓迎した。
「そうね、そうなれば態々帝国の帝都まで行かずに済むものね」
私はこれで他国への侵攻が無くなれば良いなと素直に思った。
「まさかレティは帝国がまた他国へ侵攻したら、本気で帝都へ乗り込んで行く気だったの」
リソナはレティの話を聞いて本気で乗り込んで行くような事を言ったのでマジか思った。
「えぇ、そうよ、そんな皇帝なんて邪魔意外の何者でもないもの排除しに行ったわよ、私はこう見えても平和を愛する平和主義者ですもの」
私はリソナの問いに本気よと答える。
「う~ん、レティの言う平和主義者と言うのは、どうやら私とは違うような気がするな」
アトラス公王はレティの言った平和主義者とはどうも自分の思う平和主義者とは違うような気がしてならなかった。
「アハハ、そですね、レティさんの場合は良くも悪くも遣ることが規格外ですからね」
宰相のオディナスがレティの事について思わず苦笑いする。
宰相のオディナスがレティの事を話すと食事会に参加した皆がレティを見て頷き、レティ自身は普通だと思っているで、何を言っているのかと口にはしないけど内心で憤りを感じ得なかった。
「しかしルキリアス王国もケレリニア王国もどうやら王侯貴族の腐敗により、色々と処分する為に裁判をしたりと大変な様ですね」
軍務総括のユリシスが二ヶ国の国名を言って腐敗した王侯貴族を裁判に掛けたりと大変な事になっている事を告げた。
「まぁ、そうだな、腐敗を防ぐのは至難の業だな、我々も今は良いが子々孫々この公国が続き限り、腐敗問題にいずれは直面するのだろな」
アトラス公王はどこか遠くを見る様に将来のこの国の事を憂う。
定期会合を兼ねた食事会では他国で起きている変革の動向が話されたり、今現在公国で行われている政策の成果と改善点などが話し合われた。
婚姻の儀まで残り一月半程となり婚約者同士の交際も順調であり、お互いに愛を育み信頼関係も築けているので、あとは何事もトラブル無く婚姻の儀を迎えるだけとなる。
エリザの実家であるクリジア公爵家では母親のユティアが娘のエリザがアトラス公王と婚姻すると知り、娘のエリザを祝いに行くために旅支度を始めた。
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