081話 難民受入れへ。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私達はアトラス公王と側近の二人との婚約が成立してからはウルキシア王国からの要請により、帝国からの難民受入れの準備とスパイ防止策として法律を制定して対策を取ることにした。
チーム・レミリは暫らくの間は休業として週の半分は城で騎士団と魔術師団の指導に当たり、残り半分は学園創設に向けての準備を進める事になり、その合間に婚約者とデートをしたり、お茶会をしたりと婚約者同士の親交を深めて行った。
その間に北側に開発中の拠点にも帝国難民を住まわせる事で再開発する事が決まり、ムランドリア王国の担当責任者であるルキアス・カーティスをそのまま領主としてアトラス公王が子爵位を与えた。
カーティス子爵の補佐官として、もう一人の担当者ネルティス・オーグスには男爵位を与えてそのまま継続して職務に就いて貰い、チーム・レミリが拠点としていた屋敷を与えた。
こうして月日が流れて1ヶ月が経過してウルキシア王国に千人の難民受入れる旨の書簡を送り、何時でも受け入れられる様に速やかに体制を整えた。
その間には両国の王家から私達の婚約成立を祝福する書簡がアトラス公王に届けられたり、王妃ルキアナ様からも私達の婚約成立を祝う書簡がアトラス公王とエリザの元に届けられた。
「ふぅ、これで何とかなるかな、エリザとレティにはこれからも協力して貰うからね」
アトラス公王は一応の目途が付いて、エリザとレティに今後とも協力をして欲しいと伝える。
「はいはい、頑張らせて貰うわよ」
エリザはアトラス公王に対して横柄な態度で応じるが、照れているだけで本心では役目を果たしアトラス公王に尽くす腹積もりでいた。
「うん、分かったわ、ところで公王様、私は一旦北の街カーティス子爵領に行きたいけど良いかしら」
私は普通に頑張る心算でアトラス公王に応じ、難民を受け入れる前に北の拠点の視察も兼ねて開発を進めたいと考えた。
「あぁ、そうだね、う~ん流石にレティ1人で行かせるのもどうかな、ヨッシ私も一緒に行こう、一度視察に行きたかったからな、エリザの一緒に行くぞ」
「えぇ、私もレティを一人で行かせる気は無いわよ、当然私も一緒に行くわよ」
「なら、明日にでも行こうか、誰かを先触れを出しておこう」
アトラス公王は近くに居た補佐官に頼み、騎士団に明日訪問する為にカーティス子爵を先触れ出す様に頼んだ。
こうして明日の朝に久々に北側の国作りの拠点だったカーティス子爵領へ行く事が決まり、再開発が決まってからは現段階で拠点から王都へ向かう街道沿いの樹木を伐採して農地を開墾している段階だと聞いている。
私は帝国難民受入れに間に合う様に再開発を一気に進めようと考えており、リリスの力を借りて、今リリスが管理する異次元間で以前王都で収納した古い建物等の余った資材を使い帝国難民が住む家屋などを創作して貰っている。
翌朝を迎えて私はモモカのけん引する馬車の御者席に座り手綱を握り、馬車の中にはエリザとアトラス王子と護衛に軍務総括ユリシスと婚約者のエリカとシュリを乗せて城から出発して北の街カーティス子爵領へと向かった。
北門までの距離は30ミッドあり繁華街を抜けると、13ミッドの街路の周辺には農園地帯が広がりそれが北門の広場の手前まで続く。
北門の広場周辺にも衛兵所の他に武器庫や兵舎や訓練所等の施設が有り、その他に商会の店舗や食事処などのお店が数軒あり門兵達に憩いの場を提供していたりする。
北門を出ると北の街へ向かう街道の周辺では王都にダンジョンが出現してからは魔物の気配がなくなり、魔物の数が減った分だけで小動物の楽園となってきていた。
この世界にも体内に魔核を持たない動物がいるけども、自然界で生き残っているのは小さい動物が木々の上で巣穴を作り細々と生命を紡ぎ生き残って来たのが現状である。
後は人里で家畜として飼われている牛や馬などが存在するが、人々にペットして守られ飼われている犬や猫といった魔核のもたない動物が存在するが、今では犬や猫は希少性が高く裕福な王侯貴族で僅かながら飼われている。
私は手綱を握りながら拠点の防御壁に中は直系1ミッドであり街としては狭く、防御壁の中の敷地内には主に領主邸と兵士の兵舎と倉庫と訓練場が有る。
他に街路沿いに宿屋をと商会の店舗などの建物と数軒と、奥に家屋を10軒ほど建てれば空いた敷地が無くなる。
今はカーティス子爵の指導の元で拠点の防御壁の南門から王都までの街道沿いに森林の樹木を伐採して開拓して街道沿いには農地を開墾し要所に居住区を設ける計画である。
今回私がカーティス子爵の計画の手伝いをするのが目的であり、帝国難民を出来るだけ王都に留めておきたくないと言う考えもあり、この点においてはアトラス公王と考えが一致している。
城から出て1時半程でカーティス子爵邸に到着してカーティス子爵と会い打合せをしてから、私が帝国難民が受入れる為の開拓作業を始める予定である。
「御無沙汰しております。アトラス公王、エリザ様、レティ様、それとこの度の御婚約、おめでとう御座います」
出迎えに出たカーティス子爵が馬車から降りた後ライ公王達を出迎えた。
「ありがとう、今日はレティが街の開拓を手伝いと言うので、私も視察を兼ねて訪問をさせて貰った」
アトラス公王は出迎えてくれたカーティス子爵に礼を言っていから来訪の目的を子爵に述べた。
「さぁ、屋敷の中へお入りください」
カーティス子爵はアトラス公王と婚約者と同行のユリシスと婚約者達を屋敷の応接室へ案内をする。
応接室ではカーティス子爵から開拓の進捗度合いなど説明があり、アトラス公王からはウルキシア王国に帝国難民を千人程受入れる書簡を送った事が伝えられた。
「付きましては子爵様、私はこの様に帝国難民の受入れ地を開拓しようと考えてますが、いかがでしょうか」
私は昨晩リリスと一緒に考えた構想を図面に記したものカーティス子爵に見せて意見を求めた。
「おぅ、これは素晴らしい構想ですが、しかしレティ様今からでは受入れてからもかなり時間を要します。とても間に合うとは思えませんが」
カーティス子爵はレティ様から見せられた図案を見て素晴らしいとは思ったが、かなり時間が掛かると思いレティ様の考えを伺う。
「はい、ですから、こうしてエリカさんも同行してもらいました。子爵様がこの図案で宜しければ、今すぐにでもエリカさんに手伝って頂き一気に進めたいと思ってます」
私はエリカを見てからカーティス子爵に伝える。
「そうでしたか、私はレティ様がこの拠点の基礎を僅か数日で進めた実績がありますので、是非お願い致します」
カーティス子爵はレティ様の能力が高いのは有名であり、開拓を進めて貰えるのならありがたいと思ってお願いする。
カーティス子爵の賛同も得たので、私はエリカと共に開拓予定地へ向い直ぐに魔法で作業を始めて、その日の内に大半の開拓を終えて後は現場の職人へ任せることにした。
私はリリスの協力のお掛けで、その日の内に予定通りに農地の開墾と居住区の家屋の建築も順調に進み終わらせる事が出来た。
『リリス、協力してくれてありがとう』
『おぅ、お嬢の守護聖龍として当然だ』
『うふふ、それでもよ、例え守護聖龍のリリスだとしても感謝の気持ちを伝えたい時は伝えるわよ』
私は開拓の作業を終えてリリスに感謝の意を伝えてからエリカと合流する。
「エリカ協力してくれて、ありがとう、これなら帝国難民が来るまでには終ると思うわ」
私は手伝ってくれたエリカに感謝の気持ちを伝える。
「うふふ、相変わらずレティは規格外ね、でもいい魔法の勉強が出来わよ」
エリカは相変わらず規格外のレティの魔法が見れたのが、何よりも楽しく感じられた。
開拓の方は農地の開墾と居住区に家屋を建ててと直ぐに帝国難民の5百人程の受入れが可能な程度にまで終えて、後は居住区と農地の外壁を建てるだけで残し、残りの仕事は職人達の任せることにした。
私とエリカは直ぐに拠点の中を視察していたアトラス公王達の元へ戻り、カーティス子爵に開拓の作業の報告してから直ぐに馬車に乗ってアトラス公王ともに王都へ向かって帰る。
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