079話 チーム・レミリの今後は?
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
チーム・レミリが帝国の侵攻を防ぎ圧勝し成果を出してラティアシア王国から帰国して1週間が経過し、私達はレミテリア公国の防衛と繁栄に貢献する為にメンバー達がそれぞれの役目を果たす為に城に来て仕事を始めた。
公国騎士団には第1次採用で20人の女性騎士の入団が為されて訓練場では女性騎士の訓練が始まり、エリザとミーヤが中心となって指導をしている。
リソナとシュリはサポート役として弓術や盾士の指導を行い、女性騎士達に剣技と弓術と盾の取扱いなどの適正を見る為に訓練に参加している。
私とエリカは魔術師団で若い魔術師の指導をしており、魔術理論と魔導具開発部は私が担当し、魔法の実技方面はエリカが担当して指導に当たっている。
週3日は城へ行きそれぞれの職務を行い、領地を頂き領主としての務めを果たし公国への納税義務の免除を特例として認めて貰っている。
今日はチーム・レミリのお休みの日で拠点でメンバー達とリビングルームのソファーに座りお茶を飲んで寛いでいる時に、何となく私が感じた事を口にする。
「なんか私達ってアトラス公王に良い様に使われている感が有るけど、これで良いのかな」
私は公国に住み始めてからの日常を顧みてがポツリと呟く。
「そうね、何となく口車に乗せられている様に感じるわね」
エリザも何気にアトラス公王に乗せられている様に感じていた。
「そうね、でも優遇されてるから、今は良い生活は出来ているから文句が言えないのよね」
リソナも何となくだけど冒険者として危険を顧みず我武者羅に働かなくても収入が得れている事には不満が持てずにいた。
「そうね、冒険者になったのは良い生活を送れる様になりたいと言うのが目的っだったから、その目的が今のところ達成しているのよね、冒険者稼業を続ける意義があまり無いのよね」
ミーヤも目的がある程度達成してしまった感があり、冒険者稼業を続ける意義が薄れていた。
「今の状況は何となく趣味で冒険者の仕事をしている感じたけど、別に深く考える事は無いじゃないですか、趣味で続けるのも有りだと思います」
エリカは冒険者稼業はなるべく今のメンバーのまま続けたいと言う思いが強くあった。
「私もエリカと同じですね、このチームが私は大好きですから、出来るだけ長く続けたいです」
シュリはチーム・レミリに見い出されて、ここまで自分が成長できたという強い思いがあり愛着もあった。
『お嬢もそろそろ婿探しでもしたらどうだ。我は早くお嬢の子の子守りがしたいぞ、もう17歳過ぎたであろ、頃合いではないか』
『えっ、あっ、本当だ。すっかり忘れてたわね、いくら出産適齢期になったからって、今は考えられないわよ』
『でも、いずれは子が欲しいのであろ、早い方が良いぞ』
『リリスは随分と急かすのね、別に夫とか要らないだけど、まずらわしいだけ、この話はお終いよ』
チーム・レミリとして今後も冒険者稼業を続ける意義があるのかという問題が目の前に立ち塞がりつつあり、今後の活動についてもどうするのか検討する様になっていた。
公国では公国立レミテリア学園の創設の準備を進めており、学園長にリソナの就任が内定しおり、私達メンバーも教員として働く事が内定している。
学園の目的は文官・騎士・魔術師・冒険者の育成を柱に学生を国内を中心に他国からも広く募る予定でいずれはこの国を担う人材を確保が目的である。
アトラス公王には国作りの他に妃問題を抱えて、父親のレティナス王国の国王グランドルと叔母でもあるムランドリア王国王妃ルキアナから早く妃を娶る様にとプレッシャーを掛けられていた。
父である国王グランドルから早く妃を決めなければこちらで妃候補を立てるぞと催促の書簡が何度も届けられていて、叔母の王妃ルキアナからも催促の書簡が届けられていた。
「はぁ~、これで何度目だよ」
アトラス公王は執務中に届けられた父親と叔母からの書簡の内容を読んで疲れた表情をする。
「陛下、また父君から妃を決めろとの催促ですか」
宰相のオディナスがアトラス公王に書簡の内容を言い当てる。
「あぁ、そうなんだけどな、参ったよ、伯母上からも来たよ」
アトラス公王はもうウンザリだと投げやりな態度をオディナスに見せる。
「もう、エリザ様に土下座でもして頼んだら良いじゃないですか、エリザ様なら十分に妃としての器量をお持ちでしょう、陛下もエリザ様の事は嫌いではないでしょう」
おティナスはアトラスの投げやりな態度を見て、エリザを妃候補にアトラス公王に全面的に押し出す様に伝える。
「あぁ、もう分かったよ、今度の会合でエリザさんに頼んでみるよ、ただしお前達もレミリのメンバー達と上手くやれよ」
アトラス公王はエリザの事は好いてはいるが、正直もう少し慎重に事を進めたいと考えいたし、レティにも好意を寄せていた。
「私もですか、それはどう言う事ですか」
二人のやり取りを黙って聞いていたユリシスがアトラス公王に噛み付く。
「ユリシスはエリカさんに興味があるだろ、随分と気を使っている様に見えるぞ」
オディナスがユリシスにエリカの名を出して揺さぶる。
「そう言うオディナスもリソナさんを贔屓にしているじゃないか」
ユリシスはオディナスに反論をする。
「二人共、いい加減に言い合いは止めろ、良いかレミリの面々は我が国にとって手放せない人材だ。私はエリザさんとレティさんの二人に婚姻を申し込むから、お前達も二人ずつ娶る様にしろ、これは命令だ」
アトラスはオディナスとユリシスの言い争いを聞いて思わず本音が洩らしてしまった。
それからアトラス公王はオディナスとユリシスの3人で腹を割って話し合い、レミリの4人のメンバーの誰を娶るか、オディナスとユリシスが真剣に話し合うが割とあっさりと決まってしまった。
オディナスはリソナとミーヤの二人を娶りたいとして、ユリシスはエリカとシュリを娶りたいと纏まり、今度のチーム・レミリとの会合で土下座をする覚悟でプロポーズする事になった。
オディナスとユリシスの二人も両親からいい加減に妻を娶る様に催促をされているのはアトラス公王と同じであり、チーム・レミリはムランドリア王国の国王から伯爵位の特権を与えられているし容姿も美女揃いで相手としては申し分が無かった。
チーム・レミリのメンバー達なら、贅沢をするのが当たり前の貴族令嬢に比べて宝石やドレスを欲しがる訳でも無く、性格も裏表の差が左程の無く感じられ仕事も出来るし信頼も出来ると感じている。
アトラス公王達からしたら国作りをしなければならず、個人の財産も決して裕福と言える程の持ち合わせのなく、贅沢が当たり前の貴族令嬢はお荷物になるだけだと思っていた。
しかしチーム・レミリのメンバー達なら贅沢は当り前の概念が無く、一緒に国作りに貢献してくれると確信が持てるので妻に娶る相手としては申し分なく好感が持てるという点で3人の意見が一致している。
アトラス公王達は覚悟を決めたその日から、いよいよチーム・レミリとの会合の日を迎えて、気合いを入れてアトラス公王達3人はチーム・レミリのメンバー達との会合に臨んだ。
「今日もご苦労様、今日の会合は今後の国の行く末の事をもっとしっかり話し合おうと思っているので宜しく頼む」
アトラス公王は何時になく緊張した面持ちで会合の挨拶をする。
私達はアトラス公王の挨拶を聞いて何時も割と笑顔で穏やかな感じで始まる会合とは今回は違うのかなと察して、背筋を伸ばして緊張した面持ちに私達も会合に臨んだ。
「あの、アトラス公王、国の行く末の事とは何ですか」
リソナが随分と重たい議題だなと思い、アトラス公王に尋ねる。
「うっん、君達にどうしても聞き入れて欲しい、お願いがあるんだ」
「はい?聞き入れて欲しいお願いですか」
「この通りだ。君達メンバーと私達3人とで婚姻をして欲しんだ。これは重要な事なんだ。私はエリザさんとレティさんの2人と婚姻したいだ。この通りお願いする」
「僕はリソナさんとミーヤさんと婚姻したいだ。この通りお願いする」
「私はエリカさんとシュリさんと婚姻したいだ。この通りお願いする」
アトラス公王と宰相のオディナスと軍務総括のユリシスが、床に両膝を付いて土下座をしてチーム・レミリのメンバー達に婚姻して欲しいとお願いした。
私達メンバー全員は土下座するアトラス公王達3人を見て、突然の婚姻の申し込みに呆気に取られて思考が停止してしまい、暫くしてこの状況をどうしたら良いのかとメンバー間で顔を見合わせてしまった。
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