076話 移住民受入れが始まり、そして建国へ。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
アトラス王子はチーム・レミリと共に2日間でダンジョン都市全体の視察を終えて、ダンジョン都市をレティナシアと都市名を決めて都市の地図の制作に取り掛かると同時に受入れ体制の整える事にした。
アトラス王子は都市を東地区と西地区とに分けて、農園などの管理を東地区をレティナス王国のレミティア商会を任命し、西地区をクリジア商会を任命する事に決めて二つの商会の代表を呼ぶ為に書簡を送る。
農業従事者を東西合わせて200組の家族の受入れを決め、二ヶ国の王家に各100組の家族での移住民の要望と騎士20人と文官を10人の派遣を記した書簡を送る。
ダンジョンがあるので同じダンジョン都市の冒険者ギルド・クリジア支部のギルドマスター宛てに職員の派遣と開業準備協力の要請を打診する書簡も送る。
「うん、最初の移住者はこのくらいで良いか」
アトラスはレティナス王国とムランドリア王国の王家に書簡を記し、補佐官のオディナスに確認する。
「そうですね、これで良いと思います。行き成り大勢の移住民を入れるのは混乱を招くだけですからね、体制を整えながら移住者を増やしていけば良いでしょう」
オディナスも協議した通りの内容の書簡なのでアトラス王子に同意する。
「そうだな、段階的に先ずは5千人くらいの移住者を受入れたら止めて、後は自然増に任せようと考えている。この都市はMAXで10万人規模の都市だが1/20の人口でスタートした方がいいだろ」
アトラスとしては二ヶ国の負担も考え5千人規模の移住で止めて、国内の経済が動き出せば人の流れも出来るだろし、人口の自然増加も見込まれると考えている。
「その方が良いでしょう、我々も都市運営に不慣れな面もありますから、徐々に増えて貰えれば、その間に経験を積めますので対応もスームズに出来てくると思います」
オディオンも都市を統治にするには我々は様々な面で経験と能力不足であるのは間違いないので、アトラス王子の考え方に賛同する。
こうしてアトラス王子は先ずは自国での食料の自給をある程度確保する為に農業従事者の移住を推進し、収穫がある程度見込める様になってから他の移住者を順次受入れることにした。
私達チーム・レミリの活動は1週間に1度のペースでダンジョンに挑みダンジョン内の様子を見周り、後はアトラス王子から権利を頂いた農地の一部で畑を耕し畝を作り様々な野菜の種を植えて野菜栽培を始めていた。
「ふぅ~、まぁ、偶には畑仕事も良いわね、自分達で栽培した野菜を食べるのも美味しさが増して乙よね」
リソナが種を植えながらミーヤに告げる。
「そうだね、何時かは自分達の農園を持つのが夢だったけど、こんなに早く実現するなんて最高ね」
ミーヤは自分達の権利を持つ農地を持てたことに喜びを感じていた。
エリザも公爵家の令嬢だったけどクリジアの拠点の菜園で畑仕事を初めてした時にハマっているので嬉々として種を畝に植えていい汗を掻いていた。
「魔物狩りも良いけど畑仕事も良いわよね、レティもそう思わない」
「うふふ、公爵令嬢のエリザが畑仕事に従事しているところを王妃様が見たらビックリするでしょうね」
私がエリザを揶揄い半分に茶化す。
「そうかしら、でも花壇に好きなお花の種を植えたりとかはお母様と良く二人でしてたわよ、花と野菜の違いだけよ」
エリザは貴族の令嬢だからと全く土いじりをしないわけでもないとレティに反論する。
「そうかしら、でもどうせなら果実園も造園したいわね、後でリソナに相談しようかしら、リリスが育てた果実の木を植え替えるのも良いわよね」
『リリス、何本が果実のなる木を分けて貰えるかしら』
『お嬢、行き成りだな、まぁ、10本くらいなら分けても良いぞ』
『え~、たった10本だけなの、せめて20本くらいダメなの』
『それは流石に無理だな、リキとメイの餌が無くなる。たまにリリカも食うからな』
『あっ、そうかリキとメイの餌かなくなるか、仕方がない10本で我慢するわ、植える場所が決まった時にお願いするわ』
『あぁ、それは良いが、またどっかから苗木を頼めるか』
『うん、分かったわ、機会があれば大量に発注するわね』
『そうだな、欲しい果実の木の苗木を我に寄こせば2週間くらいで成木にしてやるぞ』
『リリスそれは本当なの、分かったは考えておくわね』
「エリザは果物は何が良いかしら、リリスの所に苗木を送れば2週間で成木にしてくれるそうだけど」
「そうなの、う~ん、オレンジとか好いわね、後はリンゴとかも良いわよね」
「あの、桃も良いと思いますけど」
エリカがレティとエリザの会話を聞いて桃が欲しいとレティに伝える。
私達は畝に種を植えながら果実園構想を打ち立てて、後でリソナとミーヤの二人に直談判すると、正式に領地が確定したから果実園をどこにするか決めることになった。
それから3週間が経過した頃に東西の地区にそれぞれ農業従事者の第1陣の20組の家族が到着して、家屋と農地が割当られて、直ぐに畑仕事に従事して貰った。
その間に西地区担当のクリジア商会も私達の拠点の近くに1店舗と農園地帯に1店舗と繁華街に1店舗に宿屋を1軒をオープンして移住の手伝いも始まった。
東地区担当のレミティア商会も農園地帯と繁華街に各1店舗ずつ開業して移住の手伝いと支援を始めた事で都市に民達の姿が見かけ始める。
冒険者ギルドにも女性が3人の男性が2人の計5人が赴任して来て開業準備が始まり、当然ながら私達も赴任して来た5人に挨拶をする為に冒険者ギルドへ伺った。
ダンジョン入口の周辺が円形のスタジアムで囲まれており、ダンジョン入口まで行くには正面の入口一つだけで入口の通路の幅は馬車が2台すれ違える広さがある。
冒険者ギルドはスタジアムの正面入り口を跨ぐ形で四角い4階建の構造となっており正面入口の右側にギルドの玄関があり、スタジアムの観客席の下にギルドの各施設と職員の居住施設がある造りになっている。
こうしてアトラス王子が掲げた目標の5千人の移住者受入れるまでに1年程を要したけど、特に問題なく順調に移住民の受入れが進み、国内の経済も動き始めた。
移住民を受入れ始めてから半年が経過した当たりから税収も入り始めて来て、月が経つにつれて徐々に税収も着実に増えてきていた。
ダンジョンも40階層にまで行けるようになり、冒険者の数も徐々にではあるけど訪れる数も増えて来て、3組程の冒険者チームが拠点を置いてくれた。
移住者が5千人を達した時点から1ヶ月後にアドラス王子が神殿で公王の就任式を行い、レミテリア公国の建国を宣言を行った。
「ただいま、この時を持ってアトラス・ロイ・レミテリアが公王としてレミテリア公国の建国を宣言する」
アトラス公王が声高らかにレミテリア公国の建国宣言を神殿の広場に集まった民達に向けて行った。
神殿の広場に集まった民達からは盛大な歓声と拍手がアトラス公王に送られており、私達も神殿の二階にあるバルコニーの端に並んで参列してアトラス公王の建国宣言の様子を見守った。
就任式の前にアトラス公王とムランドリア王国の国王とレティナス王国の国王の3人によって、レミテリア公国の建国を承認と友好同盟の調印式が行われた。
私達も都市の建国に貢献者として招かれたので初めてドレスを着て参加し、調印式の様子を近くで見守っていた。
今回の式典には両国の王妃様の参加がなく国王だけの参加となったので、ルキアナ王妃と会わずに済んだので気が楽に式典に参加できた。
私達も調印式に参列した際に両国の国王陛下からアトラス公王の事を今後とも支えて欲しいとある意味プレッシャーを掛けられてしまい、特にエリザと何故か私にも二人の国王から熱い視線が送られてしまった。
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