074話 忙しい日々。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私が古代のダンジョン都市を復活させてから1週間が経ち、門番の衛兵の受入れなどから始まり都市全体の調査をしたり、アトラス王子の臣下であるユリシス一行が視察に訪れた時の応対をしたりなどして忙しく過ごした。
ユリシスがダンジョン都市を視察に訪れた時には流石に驚かれ、抜本的に派遣する人員構成を見直して移民を募る必要性があると判断し、農園地帯の視察にも余念がなく1泊の予定が3日に変更した。
「何と言うか、これならもう都市として十分機能するな、移住者を招き入れても直ぐに住める環境だよ」
ユリシスは街並みと農地を見て、付き添いに就いてくれたエリザとレティの二人に話す。
「えぇ、そうですわね、衣食住のうち住の環境は整っていますわ、後は衣食の環境を整えれば良いだけです。その為にも先ずは農業従事者と商人の移住者を募る必要がありますわ」
エリザかユリシスが感想に対して意見を述べた。
「私達もダンジョンの傍に拠点を置いて住んでますが、住み心地は良いと思います。後は食料や日用品などの買出しが出来れば問題は無いです」
私は拠点に住んでみての感想をユリシスに伝える。
因みに私達が拠点として使っているのは宿屋としても使える建物で1階には食堂と厨房があり、受付カウンターの後方には事務室もある。
受付カウンターの脇の廊下を行くと直ぐに2階に上がる階段が有り、階段のある所から奥に行くと広めの浴場が二つある。
2階には部屋が10部屋あり1人部屋が5部屋と2人部屋が5部屋とあり、各部屋には水洗トイレと洗面所もあって今の時代には無い環境が整っていて、この都市全体に上下水道が完備されていた。
私達メンバーは一番奥の1人部屋に鏡部屋の鏡を設置して鏡部屋に住んでいるけど、メイドのレミナとケイナには1人部屋にそれぞれ住んでもらっいてる。
食料の配達にきたクリジア商会の行商人には拠点の近くにある広い店舗仕様の建物の割り当てを決めて、直ぐにでも開店準備と店員の派遣をお願いしている。
ユリシスと連れの2人を私達の拠点で3泊してもらい城と都市内と農地の視察をした後に帰国したけど、ダンジョン都市について驚きと感銘を持ってメモした事項を報告書として纏めて記し持ち帰った。
私達はユリシス様が帰国した翌日からダンジョンの調査を始めたが、クリシアのダンジョンと似た構成になっており、今のところは30階層までは行ける状態で31階層への入口は塞がっていた。
ユリシスは帰国した翌日には王城に出向き、アトラス王子と会いダンジョン都市についての報告書を提出し、直ぐにアトラス王子に報告書を読んでもらった。
「ユリシスこれは本当なのか、古代のダンジョン都市をレティと申す冒険者が復活させたのか、しかも直ぐに移住者が住める環境だと」
アトラス王子は古代のダンジョン都市に関する報告書を読んで驚く。
「はい、そうです。城と数軒ほど家屋を視察しましたが上下水道も完備されてました。それに農地の土壌も直ぐに農作物の種を植えられる状態だと思われます」
ユリシスはアトラス王子の問いに即答する。
「そうか、それじゃ、先ずは城の従事者と農業従事者と商人か、後は私の担当する近衛騎士団から独身の騎士を全員連れて行くか、早急に手配して揃いしだい直ぐに出向くとするか」
アトラスは最初に連れてく者達の内容を決めてから陛下に報告することにした。
「あっ、それと教会に頼んで神殿を管理する者を何人か派遣して貰いましょう」
ユリシスは補足として神殿の事にも触れ、教会に神殿の管理を任せることにした。
アトラスは最初にダンジョン都市に連れて行く人員の一覧を作成してから、父であるグランドル陛下にダンジョン都市についての報告を行った。
グランドル陛下にアトラスは城の各部署から2人から3人の派遣と自分の担当する近衛騎士団の内独身の騎士の帯同の許可をお願いする。
「う~ん、これは何と言うか信じがたいが、まぁ、嬉しい誤算だな、ルキアナがお気に入りの冒険者チームに任せたとは聞いたが、まさかここまでするとわな」
グランドル陛下は驚きの成果を上げた冒険者チーム・レミリに感心を示す。
「はい、陛下、私も同様で御座います。想定外と言うか驚くばかりで御座います」
アトラスも冒険者チーム・レミリに関しては想像上の成果を上げた事で、さらチームメンバー達に興味を抱く。
「そうだな良いかアトラス、ルキアナが特に気に入っている冒険者チームのエリザ嬢とレティと申すのか、その二人を出来れば王妃として娶る様に口説き落とせよ、まぁ6人全員でも良いがな頑張れよ」
グランドル陛下はアトラスの妃に関しても頑張る様に発破をかける。
「私の妃に関しては相手もあることなので、先ずは親交を深めるところから始めます。やはり婚姻する為には信頼関係を築くのが大事だと思っております」
アトラスとしてはユリシスから聞いたチーム・レミリのメンバーは美女揃いと聞いているので会うのを密に楽しみにしている。
「そうか、帝国の侵攻の問題もあるからな、速やかに対処しよう、街道整備もこちらで直ぐに始める様に手配しよう」
クランドル陛下は帝国の脅威もあるので、早めに対処するとアトラスに約束する。
「はい、宜しくお願いします。それでは失礼します」
アトラスはグランドル陛下に一礼をしてから執務室を後にする。
アトラス王子は陛下の迅速に対応をして頂き、2週間後には同行する人員を揃えて王都から出発してダンジョン都市へ向かった。
王妃ルキアナもディアナス陛下と協議を行い、若い夫婦の農業従事希望者を集い20組を集めて先遣隊として連絡係として文官5人と農業指導者2人と騎士20人をアトラス王子が出発した翌日に王都から送り出す。
クリジア商会も開業準備のために支店長と店員として5人と準備資金と商品等を荷馬車に積んで、王家から送り出す先遣隊と共にダンジョン都市へ向かった。
アトラス王子率いる先発隊は5日後に新たなダンジョン都市の城に入り、その時に冒険者チーム・レミリのメンバー達と初対面を果たす。
「アトラス王子、長旅お疲れ様です。私はチーム・レミリのリーダーリソナと申します。以後顔見知り置きをお願いします」
「私はサブリーダーのミーヤと申します」
ミーヤが挨拶をする。
チーム・レミリはアトラス王子に挨拶をしながら簡潔な自己紹介をアトラス王子と行い、今後の事について簡潔な打合せをする。
「皆さんこれから宜しくお願いする。先ずは国名を決めたいのだが、私が考えたの案として君達に因んでレミテリア公国と考えたけど、他に何かあるかな」
「レミテリア公国ですか、素敵な国名だと思います」
リソナはアトラス王子から国名としてレミテリア公国と聞いて、素敵な国名だと素直に思えた。
他のメンバー達もアトラス王子の案であるレミテリア公国と言う国名を気に入り、私もチームの名に因んだ国名を気に入ったので賛同する。
「どうやら君達にも気に入って貰ったみたいだから国名をレミテリア公国と決めさして貰うね、それから明日から都市内を視察したから付き添いをお願いしたい」
「畏まりました。明日の朝に登城させて頂きます」
リソナはアトラス王子の要望を聞き入れ明日の朝に登城すると約束をする。
その後はアトラス王子と側近達を交えて食事会を行い、これからの段取りとチーム・レミリには今後ともアトラス王子との協力体制を取って行く方針を決めた。
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