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062話 国境の街メルディアの休日。森で暴れる編

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私は昨日エステを体験し心身ともにリフレッシュが出来た事で、今はメンバー達と共に冒険者ギルドへ行ってこの辺の森での魔物の状況の情報収集をする為に来ている。


ギルド内の依頼掲示板を見る限り魔物の討伐に関する依頼が無く、常時依頼も薬草採取だけで殆んどが護衛任務の依頼であった。


「う~ん、この街の周辺にも森があるのに魔物が棲んでいないのは不思議よね」

リソナが依頼掲示板の依頼票を見て頭を傾げる。


「うん、そうよね、この街の北側と南側には割と深い森が在るから魔物が出ない事ってあるのかしら本当に不思議ね」

ミーヤも深い森に魔物がいない事に疑問に抱く。


「うん、確かに変ね、何かしらの原因があるのかしら」

私も魔物がいない事に不信感さえ感じた。


『リリスはどう思う。本当に魔物が棲んでいなの』


『あぁ、北側には棲んでないな、だが南側はかなりヤバいな、誰が魔物除けの結界を張っているようだが、そろそろ結界が壊れて反乱が起きるぞ』


『あら、面白そうね、誰が結界を張ったのかしらね、この辺は盗賊被害が多いらしいけど』


『あぁ、盗賊団を囲ってる者の仕業だろうけどな、この位の結界を張られる者はそうはいないからな、それこそ聖女クラスの結界師だろうな』


『そうね、分かったわ、皆を連れて南側の森へ行くわ』


『あっ、今の森の状態は不健全だから北側にも異次元空間魔法で魔物を移管しよう、そうでないとの北側の森がいずれ枯れて死んでしまうからな』


「うふふ、ねぇ、リソナ、南の森へ行きましょうか面白い事になるから」

私はリーダーのリソナに南の森へ行く事を提案する。


「えっ、ねぇ、レティ何だか悪い笑顔になってるけど、何かあるの」

リソナはレティが何か良からぬことを企んでいると察して理由を聞く。


「まぁ、それは南の森へ行ってから話すわよ」

私はリソナにここでは話せないと伝える。


「何だか怖いけど良いわ、それじゃ、レティの言う通り南側の森へ行きましょうか」

リソナはレティの不気味な笑顔が何かを企んでいるのは理解できたけど、メンバー達に害をなす事はしないと信じてレティの提案を受ける。


 私達は魔物の情報収集する為に冒険者ギルドに寄ったけど、特に得る情報は無かったけど、いずれは大惨事になり得ることはリリスから聞けたので、南側の森へ行き魔物が棲まう健全な森にして盗賊団の壊滅を狙う。


 私達メンバーは南の門を出ると門から先が草原ではなく草が枯れて土が見える程で、森へ行くほど土だけの面積が広くなっていたのを見ながら森へ向かって歩く。


「ねぇ、これって砂漠化してない」

ミーヤが森まで平地が草が枯れている状況を見て、これは砂漠化の予兆ではないかと感じとる。


「そうですね、ミーヤの言う通りこのまま放置していたら間違いなく砂漠になるでしょうね」

私はその原因を知っているのでミーヤの言った事を肯定する。


「ねぇ、レティは何か知っているの」

リソナはレティが何か知っていそうなので問いかける。


「えぇ、何者かが森の中で魔除けの結界を広範囲に張っている様です。しかもその結界がもうじき壊れる様です。魔物の氾濫が起きるでしょうね、浄化の結界無しで強引に魔物を封じると瘴気が森を汚染して行くでしょうね」

私は出来るだけ簡潔にメンバー達に原因を教えた。


「それじゃ、レティは何をする心算なのですか」

エリザがレティにどうするのかを質問する。


「先ずは結界を壊して魔物をある程度ですけど、北側の森に異次元空間魔法で移動させて森の健全化を図ります。私達がするのは魔物の間引き程度ですね、襲い掛かって来た魔物だけ討伐します」

私はエリザの問いに答えて、私達がすべき事をメンバー達に伝える。


「ねぇ、レティね、間引きと言うけどかなりの数の魔物を相手にするんじゃないの」

リソナは魔物の間引きとレティが簡単に言ったけど、それに対してかなりのリスクを感じた。


「それは大丈夫ですよ、モモカとルキにも運動も兼ねて戦って貰いますから、私達はおこぼれだけ討伐するだけですよ、アハハ」

私はモモカとルキだけでも大半の魔物は倒せると高を括り答える。


『ねぇ、リリス、実際のところどれくらい魔物が封じられているか分かる』


『うん、お嬢がビビる程ではないぞ、たかが千体程だぞ、そのうち3百体くらいは北の森へ移動させるからな、精々3百体くらい討伐すれば良いじゃないか』


『ふ~ん、そうなのね、なら問題ないわね、リリスには魔物の移動を頼んだわよ』


『あぁ、それは大丈夫だ任せろ』


「ふぅ~、さてとモモカ、ルカおいで、戦闘モードね」

私は異次元空間からモモカとルキを呼び出して巨大化して貰った。


「さぁ、私とエリザとエリカはモモカに乗って、リソナとミーヤとシュリはルカの背に乗ってね」

私はメンバー達に割り振ってモモカとルカの背に乗って貰う。


 メンバー達がモモカとルキの背に乗ると森へ向けて走り出して、森の中へ入るとやはり森の樹木に何となく生気がない様に感じとり、草も枯れて来ていたので、これでは薬草採取も出来ないと思った。


「ねぇ、レティ、たいぶ森の樹木がやばい感じゃない、枯れるのも時間の問題だわ」

エリカは森の樹木から生気を感じられないのでかなり深刻な状態と判断できた。


「うん、そうね、流石は元聖女ね、だから今のうちに魔物いる正常な森にするのよ、そうすればこれ以上は酷くならないわ」

私はエリカの感じたことが正解なのでエリカを褒める。


「そうよね、魔物も瘴気を糧にして魔素を放出するのよね、森の樹木も瘴気をある程度は糧にして魔素を作るけど、魔物がいなくなると瘴気の量が多くなって消化しきれず汚染されて枯れるか、要はバランスの問題ね」

エリザは学園で学んだ事を思い出して、魔物の存在は必要悪だと言う認識はある。


「うん、そう言う事ね、近くに湖みたいのがあれば、水もある程度は瘴気を浄化してくれるけど、ただそれにも限度があるわ、瘴気の量しだいで自然が崩壊する事もあるわ」


私がエリカとエリザと話しているうちにモモカとルキは猛スピードで森の中を最深部の方へ向けて走りぬけていく。


『お嬢、この辺で止まってくれ、先に魔物を異次元空間魔法で北の森へ移動させるからな、それと止まったら戦闘態勢もな結界が壊れるぞ』


『うん、分かったわ』


「モモカ、ルキ、止まりなさい」


「ガォー」


「ガゥー」

モモカとルキはレティの指示で緩やかにスピード落として止まる。


「それじゃ、みんな戦闘態勢に入ってくれる。モモカもルキも頼むわよ」

私はメンバー達とモモカとルキに戦闘態勢を取るように告げる。


「グゥオー」


「ガッウー」

モモカとルキはさらに10リードから15リードまで巨大化をする。


「あれ、ウッソ、そんなに巨大化できる様になってたの」

私はモモカとルキを見て驚いた。


『お嬢、そんなに驚く事か、まぁ、これが最大値だから安心しろ、そろそろ来るぞ、北の森への移動は終わったから後は適当に間引きしてくれ』


『そう、分かったわよ』


「みんな来るわよ、準備は良い行くわよ」

私はメンバー達に告げると見えた魔物から魔剣シリュウスを抜刀して向かう。


 様々な魔物の群が向かってきたので、私が先陣を切って立ち向かうとモモカとルキも同時に向かって行くと一部の魔物が群れから散って逃げい行った。


「トウリャー、エッイ、ヤッー・・・・」

私は久しぶりにリリスに新規に用意して魔剣シリュウスを振って魔物に斬りかかる。


最近は殆んど魔法で討伐していたので、久しぶり魔剣で魔物と戦ってリリスが新たに用意してくれた魔剣シリュウスの使い心地を試す。


 リソナも無理なく魔弓を使い魔物を射抜き討伐し、ミーヤも双魔剣で軽快にウルフ系の魔物を討伐して行き、エリカはレティとエリザの援護をしながら要所で魔物に魔法攻撃で止めを刺す。


 シュリはリソナを護りながら突進してくる一角ラビットやボアの頭を盾のランスで突き刺して討伐し、エリザも魔剣エレブレンでゴブリンやオーク等を討伐して行く。


 モモカも突進して魔物達に電撃を角に纏って突き刺し討伐したり、ルキは鋭い爪で魔物を斬り付けたりエアープレスで討伐して行く。


こうして20分程私達は魔物の群と戦闘していたら、ちょうど魔物を3百体ほど討伐したくらいで残った魔物達は森の中を散って逃走していた。


 戦闘が終ると皆で魔物の亡骸をゴブリン以外をポシェット型のマジックバックに収納して、ゴブリンは集めてエリカに魔法で穴を掘って貰い穴の中に放り込んで燃やしてから埋めた。


これで森も魔物が棲みだして正常化して、いずれは元の森の様に樹木にも生気を取り戻し、草も生えて来て近いうちには薬草も採れる様になると確信する。


 それと盗賊達も今度は魔物を警戒しなければならず、好き勝手に森の中を動き回る事も出来なくなり盗賊被害も減るだろうと確信する。

お読み頂きありがとうございます。

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