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059話 婚約?何それ!

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 王妃様のお茶会に参加してエリザに新たな婚約話が王妃様から言い渡されてしまい予想はしてたけど、まさかチーム・レミリのメンバーも婚約対象と言われて動揺がメンバー全員に広がる。


 しかし、その婚約話にはディリアトス帝国の侵攻に備える為に新たな軍事拠点となり得る街づくりにまで拡大することになり、さらにメンバー達に衝撃が走る。


「まぁ、婚約と言っても建前だけどね、我が国とレティナス王国はくの字型になっているわね、そのくの字型の間にイーティリア森林があるでしょう、そこに新たな公国を二ヶ国共同で建国するのよ」

王妃ルキアナは微笑みながら、婚約の意図を話し始める。


「公国を二ヶ国共同で建国ですか」

エリザはアトラス王子との婚約話の真相を知る為に理由を王妃様に問いかける。


「えぇ、そうよ、レティナス王国側の代表者がアトラス王子であり、我が国の代表者が冒険者チーム・レミリなのよ、だから皆さんが共同で作業するのに婚約候補としていずれは公国の王と王妃になれば良いのよ」


「それは私達のうち誰かがアトラス王子と婚姻して妃になれと言う事ですか」

エリザが王妃にさらに問いかける。


「えぇ、必ず一人ね、別に貴女達全員が妃になっても良いわよ、それはアトラス王子と貴女達の中で決めれば良いわよ、それにアトラス王子は私が自信を持って貴女達にお勧め出来る甥よ、文武両道の立派な王子だと思うわ」

王妃は満面の笑みでエリザ達にアトラス王子との婚姻の話をする。


『お嬢は婚姻に興味があるのか』


『う~ん、あんまり興味は無いけど子供は欲しいかも、前世では婚姻とか考える余裕がなかったからね、最後はリリスと戦って死んじゃったしね』


『うふふ、そうだな、婚姻に興味ないなら、子種だけ貰えば良いのではないか、アトラス王子とは中々優秀なのだろ、あの王妃は人を見る目だけはある様だからな』


『う~ん?リリスは私の子供に興味あるのかな』


『あるな、お嬢の子供の子守りがしたいものだな、どんな風に成長するか楽しみではあるな、うーん、今はまったく想像がつかんがな』


『まぁ、その辺は今直ぐに結論を出す必要はないでしょう、ただ開拓には興味あるわね、リリスも協力してくれるわよね』


『あぁ、勿論だとも、お嬢、資材はタンマリとあるからな、退屈しのぎには持ってこいだな』

私は美味しい紅茶とスイーツを頂きながら、リリスと念話して王妃様達の会話の推移がどうなるのか見守る。


「あの王妃様、その開拓に関しての私達の報酬はどうなるのですか教えて頂けますか」

リソナはチームとして開拓するのなら報酬の件だけはハッキリしておきたいと、リーダーとしての務めを果たす。


「う~ん、それはまだ決まってないわね、これから予算の審議が始まるわ、開始日や報酬などの細かい詳細が決まったら貴女達にお知らせするわね」

王妃ルキアナは細かい詳細については、これからだとリソナに答える。


 この後のお茶会の話題と言うのは、なぜ新たな公国を建国する事にしたのかと言う話の展開になり、ディリアトス帝国が現在進行形で何を始めたのかと王妃様が知る情報まで私達に教えてくれた。


 お茶会が終わる間際には王太子妃の実家が接取した三つの領地を二つの領地に再分割し直して、その一つを治める事になり公爵領と隣になる事と、もう一つの領地が新たに公爵領に組み入れることになると伝える為であった。


 王家としてこれでこの辺一帯の領主と間の風通しが良くなるとの判断し、帝国からの間者に対して隙入る事がない様に、これから王家と領主間との交流の在り方を見直す方針でいる様だ。


 今回のお茶会は私達の取ってはかなり重い事案となり、私達メンバーの中から公国の妃になると言われて、特にエリザは妃候補の筆頭になるので憂鬱な表情になっていた。


 エリザ以外のメンバー達は自分達が妃になると言う事はあまり考えていなかったので、あくまでも仮定の話としか感じていなかった。


当然ながら私も妃になると言う考えは全くなく、ただ開拓が出来ると言うことで、そちらの方に思考が偏っていたので、念話でリリスとどういう感じに進めるかと盛り上がっていた。


 私達はお茶会が終ってから二日後に公爵領に戻り、二日休んでからダンジョン攻略の続き始めて41階層からダンジョンに挑み始めた。


 ダンジョン攻略を始めてから1週間が経ってから、クリジア商会の護衛任務でケレリニア王国の国境の街メルディアへ行く事になり、私達チームは荷馬車3台の護衛任務に就く。


「久しぶりに盗賊街道を通るけど、今では盗賊が出る事は無く安全になったと聞いてるから良かったわね」

エリザはルキを膝にの背って撫ぜながら、御者をしているレティに笑顔で話す。


「うん、そうね、これもレミリ街道が通ったことによる恩恵よね」

私は過去に盗賊街道と言われた街道が安全になったと言われる事を嬉しく感じていた。


「うふふ、私も今回の任務で初めて他国に行くから楽しみなのよね」

エリザは初めて他国へ行ける事を楽しみにしている。


「そうか、私もこの国に来る時に通り過ぎた感じだから、これから行くメルディアの街を楽しめたら良いなと思っているけどね」

私は周辺を警戒しつつ国境の街メルディアを見て歩ければと思っている。


「二日間は泊る予定だから1日くらいは自由時間がありそうよね、どんなお店があるか楽しみね」

エリザは国境の街にどんなお店があるのか楽しみにする。


『リリス、どうかな、この先に何か問題はないかしら』


『お嬢、何かあったら直ぐに知らせるから安心するが良いぞ』


『そうね、頼むわね』

私は久しぶりに通る盗賊街道なので念のためにリリスに念話して警戒を頼んだ。


 私達はこの依頼を受ける前日にギルドから正式にチーム・レミリがAランクに昇格したので、Aランクに昇格して初めての護衛の依頼任務となるのでチームのメンバー達は気合が入っていた。


 私達の間では当面は王妃様から頼まれた公国を建国する開拓事業とアトラス王子との婚約話の事については一旦忘れる事にして、チーム・レミリとして冒険者稼業に専念する事にした。


婚約者候補の筆頭でもあるエリザも今考えて結論も出ないし、アトラス王子の印象としては決して悪いイメージではないので、後は一緒に開拓事業を始めてからアトラス王子と交流し接して行く間に考えるように決めた様です。


「今日は晴天で気持ち良いわ、レティさん、昼から私にも手綱を持たせて欲しいだけど良いかしら」

エリザもそろそろモモカの手綱を扱ってみたいと思い、レティにお願いしてみた。


「うん、別に良いけど、それほど難しくはないわよ、簡単な言葉ならモモカも理解も出来るから扱いやすいと思うわよ」

私はエリザにモモカの手綱に扱い方を簡潔に伝える。


『お嬢、前方500リード先にウルフの群が10頭いるぞ』


『そうなの、分かったわ、リリス、ありがとう』


「ねぇ、エリザ、前方500リード先にウルフの群がいるみたいだから、私がルカと一緒に行って来るから手綱を持ってくれる」


「うん、分かったわ、気を付けてね」

エリザはレティから手綱を預かる。


「ルキ、行くわよ」


「ガゥー」

ルキはエリザの膝の上からレティの方へ行き、馬車から飛び下りて巨大化してレティを背に乗せて前に走り出す。


「すいません。御者さん、前方にウルフの群がいますので、一旦馬車を停めてください」

私は荷馬車に御者さんに馬車を停止する様にお願いする。


「はい、分かりました」

御者さんは直ぐに後方へ赤い旗を振り合図をして馬車を停車させた。


 私はルキの背に乗ってウルフの10頭の群に突っ込んで行き、巨大化したデビルキルパンサーのルキと共にウルフを魔法で氷漬けにして討伐して異空間収納に収納した。


ウルフの魔物の群を討伐すると、直ぐに荷馬車の御者さんの所へ行き再出発して貰い、それから私達の馬車に戻り御者席に座ると黒猫になったルカを膝の上に乗せて撫ぜる。


「エリザ、せっかくだから、そのまま手綱を預けるは、手綱を2回程、波を打つ感じで揺らせばモモカが動きだすからやってみて」


「うん、こんな感じで良いのかな、あっ、モモカが動き出したわ、それじゃ、このままやらせて貰うわね」

エリザにそのまま手綱を持ち、レティのアドバイスを聞いて手綱を扱いモモカがけん引する馬車を出発させた。


 それからは暫らくは何事もなく馬車の夜営場まで順調に進み、ほぼ予定通りの時間で到着し、商会の行商担当者と荷馬車の御者さんとで夜営用のテントの準備を始めると私達は晩御飯の用意をする。

お読み頂きありがとうございます。

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