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054話 領主の候補に挙がる?

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私達が接取済みの建物の撤去作業を始めてから1週間が経ち二日ほど休息を取ることなり、休息の初日は王妃様と内輪のお茶会にヘレリア夫人も巻き込んで参加している。


「オッホホホ、私の見込んだ通り、貴女達に頼んで正解ね、見事な働きですわ、オッホホ」

王妃ルキアナはチーム・レミリの働きぶりにご満悦で会った瞬間に高笑いする。


「アッハハ、お褒め頂きありがとう御座います。王妃様本日はお招き頂き感謝しております」

リソナは王妃様の私室に入ると行き成り高笑いする王妃様を見てドン引きし苦笑いを浮かべチームのリーダーとして王妃様に挨拶をする。


「オッホホ、良く来てくれましたわ、歓迎いたしますわ。さぁ席に着いて下さい。ヘレリア様も先週振りかしら」

王妃ルキアナは満面な笑顔でチーム・レミリメンバー達とヘレリアを歓迎する。


「はい、王妃様、お招き頂き、ありがとう御座います」

ヘレリアは作り笑顔で一礼し、王妃様に招かれた事に感謝の意を示す。


 リソナの後に王妃様の私室に入室した私達メンバーも王妃様も高笑いしている様子を見て引き気味になり、侍女の指示に従ってスイーツが沢山置かれたテーブルの席に座って行く。


今回はエリザが冗談の心算で王妃様に要望したら、それが通りヘレリア夫人も招かれてしまい、表面上は笑顔を作り内心は私を巻き込まないでと不服に思いながらも座る。


 チーム・レミリのメンバー達とヘレリア夫人が席に座ると、王妃付きの侍女達に寄り速やかに高級な茶葉の紅茶がティカップに淹れられて行く。


「さぁ、皆さん、今日は内輪のお茶会ですから、気を楽にして楽しみましょうか」

王妃ルキアナは上機嫌でチーム・レミリのメンバー達とヘレリアに挨拶をしてから紅茶を一口飲む。


 私達は王妃様が紅茶を一口の飲んだのを見てから、紅茶を頂くとティカップを口に近づけた時に紅茶のいい香りが鼻を擽り、一口飲むと香りに感じたような味かしてとても美味しかった。


「しかし、今回もお手柄ですわ。私が期待していた通りの働きをして頂き、皆さんには感謝しているわ、でもこんなに早く誘拐された被害者を救出してくれるなんて思わなかったけど、とても嬉しく思ってます」

王妃ルキアナはチーム・レミリのメンバー達の顔を見ながら感謝の意を示す。


「お褒め頂き光栄で御座いますが、私達は依頼された仕事を遂行していただけですから、今回も偶然だと思ってます」

リソナが王妃様に対して返礼をする。


「うふふ、謙遜も良いけど運も実力のうちよ、これからも貴女達の働きに期待させて貰うわね、でも何とかして闇組織をこの国から排除出来ないかしらね、あらゴメンね、さぁ皆さん、美味しいスイーツも食べてね」

王妃ルキアナは闇組織の存在する限り誘拐事件は終わらないと思い知る。


「はい、頂きます」

私は王妃様に言われたので、遠慮なく美味しそうなスイーツを取り食べる。


 私がスイーツを食べるとメンバー達もスイーツを手に取り一斉に食べ始めると、美味しいスイーツを食べて思わず皆の表情が笑顔になる。


「う~ん、美味しい」

私は美味しいスイーツを食べて思わず感想を口にしてから紅茶を飲む。


「うふふ、あっ、そうそう、あの時に掴まったは貴族ね、ヨディアン子爵だったの、彼は黙秘を続けたので王家反逆罪で財産没収のうえ家族全員で鉱山へ終身労役と裁定が下ったわ」

王妃ルキアナは誘拐犯と共に捕まったヨディアン子爵の罪状と刑罰をチーム・レミリのメンバー達に知らせた。


「あ~、ヨディアン子爵ですか、王妃様それでは領地は王家の直轄地になるのですか」

エリザはダンジョン都市から出入り禁止になった3家の内の一つだと思い出す。


「う~ん、一旦はそうなるわね、だけどその領地はまだ開拓の途中なの、どうも今の代に代わってから進んでいないのよ、再三開拓を進める様に通達を出していたのよ、その件もあって刑罰が重くなってるわね」

王妃ルキアナはエリザの問いにあっさりと答える。


「ヨディアン子爵の領地って、確か盗賊街道の南側ですよね、お義兄さまが治めれば良いじゃないの隣の領地ですもの」


「叔母様、それは無理ですわ、クリジア領を治めるだけでも大変なんですよ、お父様だって流石に断りますわ、仮にお父様が治められたとしても弟の代になったら難しいですわ」

エリザがヘレリア夫人の提案をあっさりと否定する。


「うふふ、私としてはチーム・レミリのメンバー達に治めて貰いたいわね、伯爵特権があるから領地経営も出来るわ、盗賊街道の南側の森には魔物も棲んでいるから適役だと思うのだけど」

王妃ルキアナは秘かにチーム・レミリのメンバー達に押付けようと秘かに画策をしている。


「えっ、流石にそれは無理ですよ、私達はただの冒険者ですから領地を治められるなんて無理です。治めるだけの学がありません」

リソナが王妃様が言った事を焦って否定する。


「うふふ、まぁ、それは軽い冗談よ、この国にはまだ優秀な若い貴族がいるもの、いずれ陛下が若手の貴族を選任するでしょう」

王妃ルキアナは冗談だとその場では言っておく。


王妃ルキアナ様が微笑みながら冗談だとリソナ達に告げるが、その若手の貴族に私達のチームも含まれている事をその時点で私達は知る由もない。


 その後の王妃様とのお茶会では王都での流行のドレスや宝石や小物などの話題や、他の国ではどんな物が流行っているかなどの話題に終始し3時間程で終わった。


 お茶会が終ってから公爵家の馬車と私達の馬車の2台に別れて、公爵家の王都邸に帰って各自の部屋で晩餐の時までゆっくり休んだ。


 晩餐の時にはエドナル子爵も交えて、王妃様とのお茶会での会話の内容を話すと、ヨディアン子爵領の次の領主候補に私達のチームも候補に挙がっている事をエドナル子爵から聞いて驚く。


「えっ、叔父様、それは本当の話なの」

エリザが、エドナル子爵に本当なのかと聞き直す。


「うん、だから王妃様が言った事は粗がち冗談とも言えないよ、君達が候補に挙がっているのは事実だからね」

エドナルは平然とエリザ達に候補に上がっている事を告げる。


「あの、エドナル様、誰が私達を候補に挙げたのか分かりますか、まさか王妃様では無いですよね」

リソナは真面目に勘弁して欲しいと思い、誰が候補に挙げたのかをエドナル子爵に尋ねる。


「うん、確かに王妃様も推薦してるけど、他にも複数の特命伯爵が君達を押してるね、何しろ王都での活躍もあるけどレミナ街道を開通させた実績が高く評価されてるからね」

エドナルは王妃様だけでなく他の特命伯爵も推薦している事を伝える。


「でも私達はただの冒険者ですよ、領地経営なんて出来ませんよ」

リソナがエドナル子爵に冒険者が領地経営が出来ない事をアピールする。


「リソナさん、その理屈は通用しないよ、君達のチームにはエリザがいるだろう、それに領地経営に補佐役を就ければ何とでもなるし、元冒険者が領主になった事例は過去に沢山あるからね」


「そうよね、エリザは婚約破棄の件が無ければ次期公爵になっていたわね、領地経営が出来るだけの教養も身に着けているわ、それに陛下と王妃様とも血縁関係があって、しかもエリザは陛下と王妃様ともにお気に入りですものね」


エドナル子爵夫妻からチーム・レミリのメンバー達で子爵領を統治する事は可能である事とエリザの存在があまりに大きい事も合わせて告げられた。


「あの叔父様、まさかと思うけど私達が一番候補と言うことはないですわよね」

エリザは流石に不安になりせっかく貴族から足を洗ったと思ったら、また貴族に逆戻りになる事は避けたいと考えいた。


「う~ん、それは分からないな、今は候補に挙がっているという段階だからね、まぁ、いずれにしろそうなる事も覚悟はしていた方が良いよ、まぁ、実際にヨディアン子爵の他に協力者がいるみたいだしね」

エドナル子爵は他にも貴族の中に協力者がいる様なので、これから先がどうなるのか分からない状態であった。


 私達はもう領主になるとかどうかは考える事を放棄して、明日の休息をどう過ごすかを皆で話合い、気晴らしに買物に皆で出掛ける事にした。

お読み頂きありがとうございます。

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