053話 誘拐犯と居たヨディアン子爵を捕縛する。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私は王妃様からの依頼で接取済みの建物の収納し撤去する作業を始めて1時間程経って1区画が終り、無断で住み着いていた浮浪者を8人を騎士団の詰所へ搬送した。
「レティさん、これでここの区画の撤去は終わりましたが、まだ行けますか」
サポート役の騎士がレティにまだ撤去できる確認する。
「そうね、10分ほど休憩させて貰えれば大丈夫よ」
私は少し疲れたので休憩を取りたいと思ったので騎士に伝える。
「分かりました。それでは詰所へ行って休みましょう」
サポート役の騎士がレティから休憩したいと申し入れられたので、詰所を移動してから休憩を取る事を伝える。
「えぇ、それで良いわよ」
私は騎士さんの言う通りに詰所へ行って休む事にした。
私は異空間収納で体積の大きい建物を38棟も立て続けに収納すると肉体的に疲労することを初めて知ったけど、魔力も意外と消費するのかと正直言って驚いた。
『ねぇ、リリス、建物を立て続けに収納すると結構な負担になるのね、驚いたわ』
『お嬢、それは体積のある物を続けて収納すれば、収納する空間を拡張しなければならなくなる。異空間を維持するのも魔力を消費して維持する訳だから負荷が掛かるのは当然だと思うぞ』
『う~ん、なるほど、負担を軽減するにはどうすれば良いのかしら』
『お嬢、すこし間隔を空けることを推奨するな、少なくとも10分は間を置くべだな』
『10分か、そうね、ありがとう。リリスの言う通りにしてみる』
私は詰所へ移動している最中にリリスに疲れの対策を教えて貰った。
「レティ、大丈夫なの大きな建物を続けて収納して」
リソナが疲れているように見えるレティを心配して尋ねる。
「うん、まぁ、流石に立て続けに収納すると負荷があるみたい、これからは間を空けて収納して見るわ」
私は心配して声を掛けてくれたリソナに正直に答えた。
「やはり、あれだけの大きな建物を収納すると大変なんですね、あまり無理しないでくださいね」
エリカがレティに労わりの言葉を贈る。
私達は近くの詰所でお茶を頂いて一息入れて休ませて貰い、その間にメンバー達が私の事を心配してくれた。
その後にサポート役の騎士さんと打合せをして、一番治安が悪いとされる区画をこれから騎士を5人増員して行いたいとの申し出があったので私は騎士の申し出を受ける事にした。
私達は詰所からサポート役の騎士さん達と一緒に徒歩15分ほど歩いて向かった先は薄暗くて、いかにもという感じの路地裏で浮浪者も数人が建物の壁に背を預けて寝ている様を見る。
寝ている浮浪者を騎士達が起こし詰所へ連行し排除した建物から私は建物を収納して撤去し、10分空けてから次の建物を収納し撤去して行く作業を繰り返す。
私が休んでいる間にもシュリとエリカを私の護衛に残し、リソナ達も騎士達と共に浮浪者を排除する為に詰所を連行していく様子を見届けている。
私が休憩を終り3人の騎士とエリザが詰所から戻ってきたのを見てから、次のかなり古びた3階建の建物を収納し撤去して驚く。
撤去された跡地にガラの悪そうな男が5人と貴族らしい男が倒れていて、跡地には地下へ行く階段があった。
「あっ、こいつらは怪しいから直ぐに捕縛するぞ」
サポート役の騎士が他に騎士達に指示をして倒れている男と貴族らしい男を縄で縛りあげる。
「エリザとシュリは一緒に地下に下りる階段があるから行きましょう、エリカはここで周囲の警戒をしてくれる」
私はもしかしてと思い、エリザとシュリを誘い地下の階段を下りていくと地下室があり、案の定地下室には二つの鉄製の檻の中に若い女性が3人が囚われていた。
私は檻の鍵を魔法で壊し檻の中で倒れている女性達に回復魔法を掛けて体力を回復させて起こすと起き上がり、私達3人で肩を貸して支えながら階段を上がり無事に3人の若い女性を救出する事が出来た。
誘拐犯と被害者の若い女性3人を救出した事で作業は一旦中止して、皆で誘拐犯と被害者を詰所へ連れて行き、私達メンバーは詰所で待機する事になった。
詰所では騎士達が慌ただしくしており、王城で勤めている第1騎士団に現行犯逮捕した男達の搬送をする為に応援要請をした様で、被害者の女性の3人にはお茶とお菓子などを与えて女性の騎士による事情聴取が始められていた。
「でも、まさかまた誘拐犯を捕まえる事になるなんて、私達のチームってトラブる事に巻き込まれやすいのかしら」
リソナは王都に3回目で3回とも何らかしら事件に巻き込まれて思わず悩む。
「まぁ、それでも誘拐された女性を救えたのだから良いじゃないの」
ミーヤはボジディブ思考で被害者の女性が救えたことが良かった誇らしげに話す。
「そうですね、私達は見事に王妃様の期待に応えたと言うことですね」
エリザは王妃様の期待に応えてしまった事が果たして、チーム・レミリに取って吉と出るか凶と出るのか何とも言えぬ複雑な心境になる。
王城から知らせを聞いた第1騎士団が到着し、護送用の馬車にガラの悪い男と貴族らしい男の6人が乗せられて王城へ連行さて行った。
「チーム・レミリの皆さん、申し訳ございませんが、続きは午後からと言うことになりました。その間は自由にして頂いて構いませんので午後になったらまた詰所の方へお越しください」
サポート役の騎士はチーム・レミリに今日の今後の予定を伝える。
「分かりました。それでは3時後に詰所へ来ます」
リソナが壁に掛かっている時計を見てサポート役の騎士に返答する。
「はい、それでは3時後にまた宜しくお願いします」
サポート役の騎士も時計を見て、リソナに返答に応じる。
私達はとりあえず王都邸へ戻ると決めて、詰所から歩いて王都邸へ向買って歩き、繁華街を抜けて貴族街へ入りると、メンバー達はあの貴族らしい男の邸宅もあるのかなと思いながら貴族の邸宅を見ながら王都邸へ着く。
「ただいま、叔母様」
エリザはメンバー達とリビングルームに入るとヘレリア夫人に挨拶をする。
「あら、随分と早いわね、エリザ、何かあったの」
ヘレリアは随分と早い帰宅に驚き、エリザに問いかける。
「えぇ、また誘拐犯を捕まえたのよ、攫われた女性が3人も居たわ」
エリザは憂鬱そうな表情でヘレリア夫人に簡潔に答える。
「えっ、そうなの、それは良かったと思うけど、ある意味災難ね、王妃様の期待に応えちゃったのね」
ヘレリアはエリザの表情を見て、また王妃様から厄介事を押付けられるような予感がしてならなかった。
私達はソファーに座ってメイドさんに紅茶とお菓子を出して貰い、ヘレリア夫人を交えて女子会が始まり、犯人達を捕まえ被害者女性を救出した経緯を話す。
ヘレリア夫人は犯人達の中に貴族らしい男が居た事を知ると、やはり貴族の中に協力者がいたかと噂話が本当になったと感じていた。
私達は一時程リビングルームで女子会を行った後にダイニングルームへ移動して早めの昼食にお弁当を食べて、食後のティータイムを取ってから叔母様の計らいで王都邸から馬車で先程の詰所へ向かった。
私達は午後から先程の区画へサポート役の騎士さん達と一緒に向い、夕刻まで建物の撤去作業を続け25棟の撤去が終り残りは明日に持ち越した。
私達が撤去作業をしている頃に王城の騎士団兵舎では犯人達の取調が行われて、特に貴族らしき男がヨディアン子爵と判明し厳しく事情聴取が行われていた。
ヨディアン子爵はあくまでも黙秘権を行使して何とかこの場を凌ごうとしたが、今回の誘拐事件を重く見た国王カティスはヨディアン子爵に対し、誘拐事件に関与しているのは明白として爵位の取消処分を即日決定した。
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