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049話 久々のダンジョンに挑む。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私は今メンバー達と共に久々にダンジョンへ挑み21階層の草原ステージから始めると昨晩の晩御飯の時にメンバー達の話し合いで決まり、こうして21階層の草原ステージからスタートした。


「しかし貴族特権の不正使用ね、最近はあまり使われていないのよね」

ミーヤが草原ステージのエリアを歩きながらエリザに問いかける。


「そうね、一応ね決まりでオーク1体を単独で討伐する技量が必須になっているバスなんたけど、昨日の貴族の子息達はゴブリンでも討伐できるかどうかレベルだったわね」

エリザがミーヤに周辺を警戒しながら答える。


「でも王立学園の卒業生なのよね、剣士術はある程度は訓練しているはずじゃないですか」

エリカが素朴の疑問としてエリザに尋ねる。


「そのはずだけど多分サボってたんじゃないのかな、真面目に授業に参加していれば基礎はしっかり出来ているバスです。あれじゃ同じ剣術の授業を真面目に受けている女学生にも勝てないわね」

エリザは呆れる感じでエリカの問いかけに答える。


「あらゴブリンライダーだわ、エリカお願いね」

リソナがゴブリンライダーを見つけてエリカに魔法攻撃の指示を出す。


「はい、サンダーショット、エッイー・・・・」

エリカは電撃魔法を3回放ち、ゴブリンライダーを3体を討伐して魔核を回収する。


「うふふ、流石ねエリカ、ゴブリンライダーくらいは楽勝ね」

リソナはエリカが一瞬でゴブリンライダーを仕留めた様子を見て余裕ねと伝える。


 それから一角ビッグラビット2体とブラックウルフの3体と次々と討伐して毛皮や角と魔核と討伐した亡骸が変化した物を回収して行く。


草原ステージでは魔物を50体倒すと次のステージへの入口が目の前に現れて次の階層へ行ける仕組みになっており、階層が上がる度に魔物との遭遇間隔が短くなり魔物も強くなっていく。


 私達は25階層を踏破して入口が開き中に入り、5階層ごとにある安全地帯で休憩を取って水筒を取り出して乾いた喉を潤して一息入れる。


「うふふ、次のステージから高級なお肉ステージね、どれくらい収獲できるか楽しみだわ」

ミーヤが不敵な笑みを浮かべる。


「そうですね、雑魚のゴブリンライダーとかが少なければ良いですけどね」

シュリが一番好きな獲物が出てくる魔牛や魔羊より二回りほど大きな魔牛や魔羊の魔物が現れて、討伐すると景品としてかなりの高確率で高級とされるお肉がゲットできる。


 21階層から29階層までは草原ステージですが、26階層からボス部屋の30階層まではお肉ステージとも言われて、ギルドでも高値で買い取って貰えるので稼げるステージでもある。


そう言った事もあり冒険者達からも人気のあるステージであり、ベテラン冒険者達の中では割合と多くのチームが草原ステージ専門で稼いでいる。


 31階層からは洞窟ステージとなっており、オーガやブラックオークなどの強力な人型の魔物とタイガー系やパンサー系や熊系の強暴な魔獣が多くBランク以上の冒険者でなければ踏破が難しいと言われるステージである。


このステージでは魔物を倒すと景品として宝石類の鉱石や魔鉱石や魔道具に使われる素材となる物が多く、踏破すれば1月は余裕で暮らせる程稼げるがリスクも高い。


「さてと、そろそろ美味しいお肉でもケッドしに行きますか」

リソナが立ち上がりメンバー達に声を掛けると皆が立ち上がり気合いを入れて26階層へ挑んで行く。


 この日の収穫は魔牛系のビッグディブルが6頭に魔羊系のビックディシムが5頭討伐し見事にお肉をゲットして30階層のボス部屋のジャイアントディブル(10リード程の魔牛)を倒して高級肉をゲットして地上に上がる。


 晩御飯の食材として魔牛の高級肉を塊を二つほど手許に残して、残りのお肉と魔核などを冒険者ギルドで買取って貰って得た報酬が46万ルドの稼ぎになった。


「うふふ、まぁまぁの稼ぎになったわね」

リソナは報酬を自分の口座に入金してほくそ笑む。


「うんうん、早く拠点に帰って美味しいお肉のステーキでも食べよ」

ミーヤが高級なお肉をゲット出来てご満悦である。


ギルドのフロアに隣接している酒場では既に幾つかの冒険者のチームが酒盛りを始めており、今日の成果を語っていたり明日の予定を話していたりと様々な会話が飛び交っていた。


 私達が依頼票の掲示板付近の壁際に立ってリソナとミーヤを待っていると、ダンジョンから戻って来た冒険者達が私達をチラと見て、直ぐに視線を逸らして受付カウンター列に黙って並んでいく。


 リソナが報酬を受取ると直ぐに私達の所へ来て、冒険者ギルドから直ぐに出て拠点に帰るために街の中をメンバー達とお喋りをしながら歩き、買い物を楽しむ民達で賑わう繁華街を通り抜けて北門を目指す。


私は繁華街を通り抜けて北門に着くと、何事もなく平穏な1日が終わったなと実感をして冒険者を門番の衛兵に提示してメンバー達とレミリ街道を歩いて拠点へ帰った。


 今晩の晩御飯は美味しい高級な魔牛肉のステーキと野菜スープとサラダを食べていると、直ぐ近くでリキとジルとベルも美味しいお肉を夢中で食べていた。


明日もダンジョンへ行くかとメンバー達と話し合ていると、公爵様からの使者が訪問して来てメイドのレミナが出迎えに行くと、直ぐにエリザが呼ばれて使者から事情を聴き使者から封書を預かる。


「ねぇ、レティ、明日の朝から私と一緒に王都邸へ行ってくれる。お父様から例の貴族特権の廃止の申請書をエドナル叔父様に届けて欲しいと頼まれたの」

エリザは玄関から戻ってくると直ぐにレティにお願いする。


「うん、いいよ、二人だったらモモカの背に乗って行こうか、その方が早い」

私はエリザに頼まれたので直ぐに引き受ける。


「なら、私達は二人が帰るまでお休みね、気を付けて行って来てね、レティくれぐれも変な事に巻き込まれないようにね」

リソナはレティとエリザの二人が王都へ行く事になったので、二人が帰って来るまでチームの活動をお休みする事にした。


「うん、気を付けたいけど、王妃様に絡まれそうな気がするのは気のせいであって欲しいけど」

私は『王都』と聞いて背筋がゾクとして王妃様の顔が浮かんだので一番の厄介事であるなと認識した。


「レティ、それは口にしてはいけないわ、フラグが立つから止めてね、当たりそうで怖いからね、レミナ、明日の朝に出るから二人分のお昼のお弁当をお願いね」

エリザも『王妃様』と言うワードを聞いて背筋がゾクと冷たいものを感じた。


「はい、分かりました」

レミナはエリザにお弁当を二人分頼まれたので直ぐに引き受ける。


 レティとエリザは王都へ行くとなると、どうしても王妃様の顔が浮かんでしまい、なるべく考えない様にして違う事を考えてお風呂に皆で入ってから直ぐに眠った。


翌朝になって私とエリザは他のメンバー達より先に朝食を食べて、レミナから二人分のお弁当を貰って、二人でモモカの背に乗って拠点から出掛けた。


 モモカは馬車をけん引する事がないので、馬車に気を使う必要もなく身軽なるので馬車をけん引して走るよりも5割増しのスピードでレミリ街道を快走する。


「ねぇ、レティ、モモカってやっぱり凄いわね、物凄いスピードで走ってるのに風圧とかまったく感じないわよ」

エリザはモモカの背の乗り心地が意外と良い事に感動して、前に乗っているレティにモモカの乗り心地の良さを伝える。


「うん、そうでしょう、風よけの結界と私達の周辺にも結界を張って振り落とさない様に守ってくれてるのよ」

レティはモモカの乗り心地の良さの秘訣をエリザに教える。


 こうしてモモカは物凄いスピードでレミリ街道を一時半程で走りぬけて、ホスターン街道へ出ると速度を落とすことなくホスターン街道も順調に走りぬけていき、お昼を少し過ぎたところで王都の入場門へと到着する。


 入場門へ着くと貴族専用の通り道を通って門へ向かってモモカが走り門番の衛兵にエリカが公爵家の紋様入りの短剣を見せる。


「これは公爵家のエリザ様ですか、遠路からご苦労様です。王妃様の伝言です。王都に来た際は必ず私に会いに来るようにとの事ですねで、宜しくお願いします」


「えっ、行かなきゃダメなの」


「はい、行って頂けなければ我々が職務怠慢だと王妃様から叱責をされてしまい責任問題にされてしまいますので、ぜひお願いします」


「うっ、はぁ~、分かりました。このまま王城へ向かいます。レティ、王城まで付き合ってね」

エリザはガクンと肩が下がり、仕方がなく王城へ向かう事にした。


「そうね、分かったわ」

レティはやっぱり王妃様に絡まれてしまうとガックリとする。


 私は衛兵に王城へ行くよう言われてガックリとしながら門を通ると、そのまま王都の街並みを見ながら街路を王城へ向けてモモカを走らせて、王城へ向かう間の私とエリザの表情は憂鬱な気持ちが滲み出ていた。

お読み頂きありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
43話でのお茶会は今回で最後にして冒険者に専念したいって話はしたんですかね。 してこの対応ならクズすぎない?
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