004話 リソナとミーヤの二人と冒険者ギルドで出会う。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私は朝になって宿屋で朝食を頂いてから直ぐに乗合馬車乗り場へ向かおうと席を立つと、女将さんが笑顔でお昼のお弁当をサービスしてくれた。
「もう行くのかい、お客さん、はい、お昼用のお弁当だよ、お陰様で冷蔵庫が調子よくてね、サービスだよ」
「あっ、はい、それでは遠慮なく頂きますね、ありがとう」
私は女将さんに礼を言って宿屋を出る。
『お嬢、良かったじゃねか、昼代が浮いたな』
リリスが念話でレティに話しかける。
『うん、ラッキーかも、いい朝を迎えられた』
『今日も乗合馬車に乗るのか退屈だな』
『贅沢言わないの、もう、暫らく我慢して』
私は路銀を稼ぐ為に向かう乗合馬車乗り場へ向かう。
私が乗合馬車乗り場に着くとモランド行きの乗合馬車が料金所に看板に表記されていたので、モランド行きの乗合馬車の料金1万8千ルドを支払い札を貰う。
私はモランド行きの札を手に持ち、モランド行きの乗合馬車を探して歩くと見つけて直ぐに向い御者に札を渡して乗ると私が8人目の乗客で空いてる席に座る。
私が乗ってから10分程で乗合馬車はゆっくりと発進すると街の中をゆっくりと街路を進み門で停まり、検問の衛兵が荷物検査と身元確認をする為に順番に周って歩く。
「身分証はあるか」
「はい、これです」
私の番が来たのでCランクの冒険者証を衛兵に見せる。
「うん、冒険者か」
衛兵は冒険者証を見て、直ぐに隣の人の確認をして、全員の身元確認をすると後方の乗合馬車へ向かう。
検問が終ると乗合馬車が再び発進して進み、街道へ出るとスピードを上げて街道を走りだすと、今まで乗ってきた乗合馬車よりもかなり早いと感じたけど魔馬が2頭でけん引する高速乗合馬車だったと知る。
『ウッ、早い、まさかこれが高速乗合馬車だったのね、料金がちょっと高いと思ったけど、初めて乗った』
『そうみたいだな、魔馬が2頭でけん引してるぞ』
『これなら、今日中にモランドの街に着くかもね』
『あぁ、我の予測では夕方には到着するな』
『うん、嬉しい誤算かもね』
私が乗った高速乗合馬車はお昼に停まり魔馬に餌を水を与える為に半時程停車して、直ぐに発進すると夕刻にはモランドの街に到着した。
私は乗合馬車から降りると御者さんに冒険者ギルドの行き方を教えて貰い、そのまま冒険者ギルドに向って街路を歩きながら街並みを眺める。
『中くらいの街だな、冒険者もそこそこ居る様だな』
『うん、ここで暫く路銀を稼ぐ心算だけどね』
『あそこが冒険者ギルドだな、変な輩が居そうだから気を付けろよ』
『うん、分かった』
私にリリスが警戒を呼び掛けたから恐らく居るんだろうな、面倒だけど仕方がない。
私は冒険者ギルドの入口の扉の前に立ち意を決して中に入ると時間的に混雑する頃合いなので、酒場を見るとほぼ満員状態で酒盛りしている冒険者達で賑わっていた。
私は空いている受付カウンターの列に並び順番を待つと、前に猫人族の女性とエルフ族の女性の二人が並んでいた。
私は異種族の人を見るのは今世では初めて見るので、思わず猫人族の女性のゆらゆらと揺れる尻尾に魅入られてしまい、じ~と尻尾の動きに視線が釘付けになる。
『お嬢、前の二人とならお嬢と馬が合うと思うぜ』
『ふ~ん、そうなの、参考にするわ』
『お嬢、尻尾に夢中じゃねえか、まったく』
『だって面白いだもん』
私の視線は尻尾に向けたままである。
私が前に並ぶ二人のうちの猫人族の尻尾の動きに気を取られているうちに前の二人の順番が来て、薬草の束10束と一角ラビットの角を5本の素材を受付カウンターに買取りに出していた。
「査定しますので、暫らくお待ちください」
「はい、お願いします」
リソナが返事をしてから掲示板の方へ二人が移動する。
「はい、次の方どうぞ」
「はい、あの安い宿屋を教えて貰いたいだけど」
「宿屋ですね、それでは冒険者ギルドお勧めの宿屋のパンフを差し上げますので、参考にして下さい」
受付嬢は後方の棚から冊子を取ってレティに手渡す。
「はい、ありがとう」
私はパンフを受取り、出口へ向かおうと振り向き歩き始める。
「何をするの、止めてください」
リソナが絡んで来た冒険者の男の手を払う。
「良いじゃねえか、酒をおごるからよ付き合えよ」
男は酔った勢いでリソナとミーヤに絡む。
「私達はお酒は飲みませんから結構です」
ミーヤがきっぱりと拒否をする。
「ウッヒ、良いから付き合えよ、俺はCランクだぞ、お前らランクが低いだろう、高位ランクの者の言う事は聞くもんだぞ」
「あんた、いい加減に止めたら見っともない」
私は見ていられずに二人と男の間に割って入った。
「ハー、オッ、お前もいい女だなお前も付き合えや、黙って付いて来い、冷てえ、何だ、お前は」
「私に触れたら凍傷するわよ、いい加減にしないと氷漬けにするわよ」
「チッ、お前は高位の魔術師なのか」
「違うよ、私はただの魔法剣士だよ、あんたと同じCランクだけどね」
「チッ、業冷めしたぜ、クソ」
冒険者の男はレティを睨みつけてから酒場の方へと向かった。
「ありがとう、貴女強いのね、私はリソナよ」
リソナがレティにお礼を言う。
「うん、助かったわ、貴女は一人なの、もし良かったら私達と一緒に冒険しない、私はミーヤよ」
ミーヤもレティにお礼ついでに仲間に誘う。
「私はレティです。1人だけど私は暫らくこの街で路銀を稼ぐだけで路銀が貯まったら、この街を出るけど」
「あら、そうなの、目的地はどこなの、私達も旅の途中で路銀稼ぎしているのだけど」
リソナがレティに目的地を尋ねる。
「うん、私達はムランドリア王国のダンジョン都市を目指しているの」
ミーヤが自分達の目的地をレティに教える。
「あっ、一緒です。私もです」
「なら、一緒にどうかしら、まだ宿屋が決まってないでしょう、私達の部屋は二段ベッドだから、私とミーヤで一緒に寝れば大丈夫だけど安く付くわよ割り勘だけど」
リソナがレティに同じ宿屋に誘う。
「それが良いね、どうかな、もし良ければ明日お試しで私達と一緒に森へ行きましょうか」
「うん、なら、そうする。宜しくね」
私はリリスが仲間になると良いと言ってたので二人の提案を受けた。
それから3人で暫らく掲示板の依頼票を見て常時依頼と魔物討伐の依頼を探すとオークと一角ラビットの角が常時依頼であった。
「あれ、一角ラビットも食肉用で出せるはずなのに角だけなのね」
「あぁ、本体の方は別の食肉店に出したのよ、そっちの方が買取額が高いからと教えて貰ったのよ、ここの解体職人にね暗黙の了解というものね」
リソナが小声でレティに教える。
「あ~、なるほどね」
私は何となく大人の事情だと理解した。
「リソナ様、お待ちどうさまです」
「はい、今行きます」
リソナさんが呼ばれたので3人一緒に受付カウンターへ行く。
リソナさんは報酬として51590ルドの入金明細と冒険者証を受取りると、3人で冒険者ギルドを出てから街路を歩き真っ直ぐ2人が泊る宿屋へ向かう。
「ここよ、レティさん、入りましょうか」
リソナはレティに泊まる宿屋を教える。
「はい、分かりました」
私は見た感じそこそこの宿屋かなと感じた。
私達はカウンターへ行くとリソナさんが宿屋の女将に同室に一人追加でお願いすると、女将が私を見て尋ねる。
「お客さん、部屋代は貰ってあるから食事代だけど夜と朝と昼のお弁当は付けるかい」
「はい、3食でお願いします」
私はリソナさんが指で3本指を立てたので3食にした。
「それじゃ、24百ルド頂くよ」
「はい、それじゃ、これで」
私は巾着袋から24百ルド出して支払う。
それから私はリソナとミーヤと3人で晩御飯を食べて、それから2階の部屋へ行き、部屋の中に入ると二段ベッドがあって机と椅子が一組あるだけでった。
その晩はリソナとミーヤが下のベッドで寝て、私は上のベッドで一人で寝て一晩を過ごしたけど、ただ二人には申し訳ない様な気がした。
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