表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/59

039話 王都から拠点へ帰る。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 国王ディアナスとの内輪での謁見をも終わり公爵家の王都邸へ帰り、私達は部屋に戻って部屋着に着替えてから精神的に疲れてゆっくり晩餐まで休んだ。


 晩餐の時間になり公爵様と子爵夫妻と一緒に皆で料理を食べていると、公爵様から明日には公爵領に帰る事が伝えられて私達も拠点に帰れると安堵する。


「うっん、明日帰るが、まぁ、エリザ達はこれかも王都に来る用事が増えるかもな」

公爵アディナスはエリザと私達は見ながら王都に来る機会が増えると告げる。


「それは来月から社交シーズンが始まるので、お母様の護衛任務でという事でしょうか」

エリザが父親のアディナスに質問をする。


「まぁ、そうなるな、レミリ街道が開通した事で王都へ行きやすくなったからな、これからはユティアが王妃から招待される機会が増えるだろうな」

公爵様は帰り際に王妃にそう言われたので、その事をエリザ達に伝える。


「そうなのですか、それは仕方がないですね、でも毎回私達が護衛に就く必要があるのでしょか」

エリザは街道の安全性はかなり向上したので、騎士達の護衛で十分ではないかと思った。


「うん、それはユティアが決める事だから、ただ王妃様も出来ればエリザにも会いたいと言っているからね、まぁ、王妃からしたら国内で唯一の縁者だからと言うのもあるのだろ」


「そうですか・・・」

エリザはその辺は少し複雑な気持ちもあり、確かに王妃様の事は好きではあるけど、しかし気軽に話せる相手ではないので気が重い部分もあった。


「それとだ。場合によっては盗賊街道の盗賊達が流れてくる可能性もあるから安心はできないからね、悪い奴は何かしらの手法を考えてくるからね、油断はできないだな」


「それにしても盗賊団の者達はいったいどこから湧き出てくるのでしょか」

エリザはそれが不思議で過去にも全滅させた事が何度もあるけど、未だに盗賊による被害が減らないことが謎であった。


「そうだね、ただ盗賊団にとってやり易い環境だから自然と集まって来るのかもな殺さられるリスクが高いのにだ。我々には理解できないがね」

公爵はそればかりは何かカラクリがあるのではと考えているがルディネス伯爵の領地なので下手に調べられないジレンマを抱えている。


 その頃、ルディネス伯爵は執務室で盗賊街道にクリジア商会の荷馬車が通らなくなり、様々な領地経営にも弊害が出て来てしまい焦れていた。


「くそ、何が新たに街道が開通したので、クリジア商会はルディネス伯爵領の全ての領地から撤退するだとふざけるな」


「しかし、旦那様、そうなるのは時間の問題だったのでは、再三公爵から改善要求もありましたし」


「うるさい唯一の金づるが無くなってしまったではないか、あの公爵めやってくれたな、しかしなんで魔の森が開拓が出来んだ」


「旦那様、領内の物流を何とかしないと領内の産物が売れなくなります。領民からの苦情が来てます。いかがしますか、それと例の者どもも下手をするとこちらに牙を剥いてきますぞ」


「あぁ、騎士団を派遣して掃討しろ、もう稼げんからな口封じするしかあるまい、それと商会を立ち上げろ、幸い店舗はあるからな」


「畏まりました。その様に致します。それでは失礼します」

執事の男は一礼して執務室を後にする。


 ルディネス伯爵は盗賊団から盗品を買取って領内の産物に紛らせて他の領の商会に売る捌いていたが、その儲けを趣味の趣向品などを購入したり闇組織に投資して差益を得ていた。


 朝を迎えて私達は公爵家の王都邸を出発して公爵家の馬車の後を付いて、私が今日もモモカに繋がれた手綱に持って御者席に座って王都に街並みと行き交う人々からの視線を浴びながら街路を走る。


 今日は途中の街に寄らず夜営をすると言う事なので、行ける所ので行くとの事ですが、夜通し走れば領地に着く計算にはなるけど流石に護衛騎士さん達に無理はさせられないとの事です。


 昼休憩を途中で取る為に街道の端の寄せて馬車を停めると、私はモモカに餌と水を上げてから皆でお弁当を食べて過ごす。


昼休憩が終ると私と一緒にエリザが御者席に座り出発して走り出すと、暫くしてからエリザが私に相談して来た。


「あの、レティ、お母様が王都へ行く時ね、この馬車に乗せて行きたいと思うだけど、どうかな、そうすれば朝早めに出れば夕刻までには王都に到着すると思うだけどダメかな」


「そうね、好いかもしれないけど、エリザの方からユティア様に相談してくれるかな、その方が楽と言えば楽だもね、乗っている間は鏡の部屋に居て貰えば安全だものね」

私はユティア様に関して気心も知れているし、その方が効率的だと考えた。


 その後は特に問題なくクリジア領まで旅路は順調に進んで、日が暮れたの所で公爵様の馬車が停まったので私もモモカに合図をして馬車を停める。


 騎士達によって空き地に夜営のテントを張り始めると、私はバーベキューセットの魔道具と魔道コンロの上に大鍋を乗せて水を入れて二つの魔道具に火を点火する。


馬車に乗っていたリソナとミーヤが鏡の部屋のキッチンで野菜や魔物肉を切ったりして食材を用意すると切った食材をシュリとエリカがレティの所に運んでいく。


 大鍋の中の水が温まると干し肉と刻んだ野菜など沢山いれて行き、塩と胡椒やスパイスを入れてハーブなども隠し味でいれて味付けをしていく。


バーベキューの鉄板が熱くなると油を引いて分厚い魔物肉を焼いて行く塩と胡椒を振って味付けをして焼けると皿に乗せて行く。


 出来たスープとステーキ肉を公爵様へエリザが持って行き、親子で一緒に簡易テブールの椅子に座り食べ始める。


「うん、美味いな、偶に夜空を見ながら外で食べるのも良い物だな」


「はい、お父様の言う通りですね、お父様、お母様を王都に行かれる時に、私達の馬車に乗せて行っても良いですかね」


「レティさんは良いと言っているかい」


「はい、お母様が良ければですけど、そうすれば1日で付きますし、馬車に乗っている間は鏡の部屋で寛いで貰えば安全ですから、魔力登録した者以外は入れませんから」

エリザか父親のアディナスに母親をチームの馬車で行く事を許してくれるか確認する。


「私は良いと思うが、後はユティアが決めれば良いと思うよ」

公爵も別にチームの馬車で行くのは問題ないと思っている。


「助けてくれ、腹が減った」

疲労困憊でくたびれた格好の男が腹を空かして夜営している公爵様の傍に居た騎士の所までくると跪き四つん這いになる。


「おい、その者に水と食料を分けて上げなさい」

公爵は訳ありかと思い、とりあえず事情を聴く為に水とスープと魔物肉のステーキを男に食べさせる。


助けを求めて来た男は差し出された水を飲むと、それから魔物肉のステーキを食べて、合間に野菜スープを飲んで腹を満たしていく。


「大丈夫かい、ところで君はこの国の者ではないね、言葉にナマリがあるなケレリニア王国の者か」


「はい、騙されました。稼げる仕事があると聞いてここまで来たのに、まさか盗賊の仕事だなんて、ただ俺は最近来たので盗賊の死後にはまだ手を染めなくて良かったです」


「それで盗賊の仕事が嫌だから盗賊団から逃亡したのかい」


「いいえ、思案中でした抜けるにも路銀もないし悩んでいました。ただ、今朝になって俺は街に食料を買いに行くためで出掛けてましたけど帰って来ると伯爵の騎士団が我々を切り捨てて行きました。


「そうか、まぁ、良いだろ、明日になったら盗賊団について知っている事は話してくれるように」


「あぁ、分かりました」

男はお腹が膨れてくるともう良いかなと疲労でいつの間にか眠っていた。


 朝を迎えて公爵様は馬車に乗り込む際に騎士と助けた男の二人と乗せてから馬車が動き始めてクリジア領へ向けて街道を走り出す。


クリジア領に到着するまで助けた男に対して公爵様が直に事情聴取を行い、その様子を私達は後方の馬車から付いて行きながら見守る。

お読み頂きありがとうございます。

もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ