036話 王都騒乱。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私は2階の男達を凍り付かせて拘束しモモカを見張りに付けてから、1階へ行くとエリカが階段の下の一見すると物置の思える様な場所の扉を開けると地下に降りる階段を見つける。
「ありましたよ、リソナさん地下に降りる階段が、こっちに来て下さい」
エリカが近くに居たリソナに声を掛ける。
「そうか、アッ、レティ、ここに階段があったわよ、ミーヤとシュリはここで待機して他に誰か来るかもしれないから警戒してくれる」
「うん、分かった。シュリもいいわよね」
ミーヤはリソナに指示に従い、シュリにも伝える。
「はい、警戒すれば良いですよね」
シュリは真剣な表情で直ぐにミーヤに応じる。
エリカは魔法で光玉を作り薄暗い階段の足元を灯りを灯して下りて行くと、その後をリソナとレティが続いて下りて行く。
地下に下りるとそこは倉庫に用になっていて、そこに大きな檻が5個置かれておりそのうち二つの檻に中に女性が1人と2人が囚われていて、手足が縄で縛られて口元も布で巻き付けられて縛られていた。
私は二つの檻の鍵を電撃で壊して扉を開けるとリソナとエリカが直ぐに檻の中
に入り、女性の手足の縛れている縄を解き口も解放してエリカが二人に回復魔法を掛けると意識を取り戻して二人が抱き合って泣き出す。
エリカは直ぐにもう一つの檻の中に入り、リソナが抱き抱えている女性に回復魔法を掛けて上げると暫らくして意識を取り戻してリサナ抱き付き泣き出す。
私は3人の女性の意識が取り戻したのを確認すると、直ぐに1階に上がりミーヤに頼んで万が一の時にヘレリア夫人から渡されて救難信号の筒を外に出て空に向けて何発か間隔を開けて撃ち上げて貰った。
私は拘束した誘拐犯の10人の男を1階のフロアに纏めて縄で拘束して、巡回中の騎士団が来るまで救った女性の傍で励まし外ではミーヤとシュリが騎士達が到着するのを待った。
「あっ、来たわ、騎士の皆さんこっちよ、早く来て、来て」
ミーヤが騎士を見かけて大きな声で騎士を呼びつける。
「あの、どうなされたのですか」
騎士が二人きてミーヤに事情を聴く。
「誘拐犯を捕まえたの囚われていた女性3人を救助しました。中に私の仲間と犯人の男が10人縄で縛り拘束しております」
ミーヤは駆け付けて来た騎士の二人に冒険者証を出して見せて事情を伝える。
「誘拐犯ですか、分かりました。直ぐに中を確認させて頂きます」
騎士はミーヤから事情を聴いてから、建物の中に入り救出した女性から確認する。
「あの貴女は行方不明になっていたゲレンゲス伯爵令嬢でありますか」
「えっ、はい、そうです。すいません。チョット侍女達と逸れてしまい、探そうと思っていたら急に後から押さえ付けられて何か嗅がせられて意識が無くなりました・・・・」
「そうですか、とにかく御無事て何よりでした」
騎士は捜索していた令嬢が見つかりホッとした表情をした。
「貴女はエルティス商会の令嬢とご友人ですか」
「はい、そうです。私達は歩道を歩いていたら行き成り路地の方へ腕を引っ張られて口を押さえつけられて、縄で両手を縛られて力づくでここに連れて行かれました」
「そうですか、ご無事で何よりでした。え~と私は外に出て他に巡回中の騎士を呼び笛で呼びますので、冒険者の方達も暫らくお待ちください。事情聴取を後で取らせて頂きますので」
騎士の一人が直ぐに外に出て、首に下げていた呼び笛を空に向けて吹く。
ピー、ピー、ピー・・・・・・」
騎士は呼び笛を何回も空に向けて吹くと、巡回中の騎士達が暫らくしてぞろぞろと集まって来た。
騎士達が16人程集まってきて、その後4人が現場に残り建物の中の捜索を始めて、残りの騎士達で誘拐犯と被害女性3人と私達が一緒に近くの騎士団詰所に連れて行かれた。
私達はあの現場までたどり着くまでの経緯を全て取調担当騎士に話すと、まだ拘束されて長くなりそうだったのでエリザが公爵家の家紋の付いた短剣をマジックバッグから出して見せた。
「あの私はエリザ・グラン・クリジアです公爵家の者です。最近冒険者を始めてこちらのチームのメンバーになっております。今回は陛下に謁見する為に父であるクリジア公爵の護衛任務で王都に参りました・・・・」
エリザが取調担当騎士に公爵家の家紋入りの短剣を見せて素性を明かす。
エリザの説明の内容を聞いていたリソナが冒険者ギルドクリジア支部発行の公爵様からの指名護衛依頼証を取調担当騎士に見せる。
「うっ、それは大変失礼しました。話は概ね聞かせて貰ったので、どうぞお帰り下さい」
取調担当騎士は公爵家の短剣と公爵のサイン入りの指名護衛依頼証を見て焦る。
エリザが本物の公爵令嬢だと間違いないと知ると慌てて態度を一遍すると、直ぐに取調室から開放してくれて出口まで見送り、エリザに対して深々と頭を下げていた。
「うふふ、流石にエリザが本物公爵令嬢だと知ったら焦ってたわね」
ミーヤが取調担当騎士の横柄な態度にカチンと来ていたので、ざま~みろと言わんばかり笑ったいた。
「そうよね、しかもエリザは陛下の姪でもあるものね、それは焦るわよね」
リソナがエリザの境遇を考えると、ただの貴族の令嬢ではないので王族の血を引く令嬢でもある。
それから私達は気分を入れ替えて市場へ行き、お腹が空いたので出店で魔物肉の串焼きを買って食べてから、市場を周って私は野菜や花の種や果実の苗木など買って異空間収納に仕舞い、メンバー達も可愛い小物等を購入して公爵家の王都邸に帰った。
公爵家の王都邸に私達が帰ると、なぜか公爵様とヘレリア夫人から応接室へ連れて行かれて雷が落ちて私達は二人から1時程お説教をされるハメになった。
どうやら先程の騎士団詰所から公爵様へお詫びの連絡があったらしく、裏路地へ行くなという約束を破り危険な事に首を突っ込んで事に対してお叱りを受けてしまった。
ただ救出した令嬢は貨幣造幣工房の工房長のゲレンゲス伯爵の令嬢で王家にとっては重要に役割を果たす右腕の伯爵家と令嬢だったので、極秘のうちに捜索がされていたので無事に救出できたのはお手柄であった。
もう一人の令嬢も王家の分家筋のエルティス商会の会長の令嬢であり、こちらの商会も鉱山資源の採掘の人手などを取仕切る商会なので、二人の令嬢は王国の産業の根幹に関わる重要なポストの関係者であった。
「まぁ、何はともあれ皆が無事で何よりだか、しかし、まさかあのゲレンゲス伯爵の御令嬢が誘拐に遭っていたとは驚きではあるがな」
公爵様は慎重に物事を進めるので有名な伯爵の令嬢が誘拐されていたことに驚く。
「そうね、しかももう一人がエルティス商会の会長の末の令嬢でしょう、偶然にしては出来過ぎよね、何となく裏で大物が動いている気配がするわね」
「まぁ、その辺は陛下もただの誘拐事件ではないと考えておられるだろうから、捜査は継続して行われるであろうけど、エリザと君達はこれ以上はくれぐれも事件に首を突っ込まないでくれよ」
「は~い」
エリザは内心ではあまり反省せず怒られ事に納得がしておらず、少し膨れた表情をして返事をする。
私達はエリザと違い公爵様に逆らう気概など微塵もないので、ただ頷くだけで当面は自重しようかなと一応は考えているけど反省はあまりしていなかった。
ただその日の晩さんでは誘拐事件で攫われた令嬢が無事に助けられた事を陛下が物凄く喜んでいたと宰相補佐官のエドナル子爵から伝えられて、私達も助けられて良かったと心から思った。
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