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034話 王都邸の管理者の妻であるヘレリア夫人と親睦を深める。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私は公爵家の王都邸玄関前に到着すると公爵様が馬車から降りて、出迎えてくれた公爵様の義妹であるヘレリア子爵夫人と挨拶を交わしている間に、モモカを馬車から外し馬車と共に異次元空間に移動させてから公爵様の後方に並ぶリソナ達の列に並んだ。


「まぁ、お義兄さまご無沙汰しております。遠路はるばるお疲れ様でした」


「あぁ、久しいなヘレリア夫人元気そうで何よりだよ、でもレミリ街道が開通したお陰でね、1日半くらいで着いたからだいぶ楽になったよ」


「えぇ、その様ですね、実家の商会の王都支店の者達も新たに開通した街道のお陰で早く着けて、しかも安全だと喜んでいましたよ」


「そうかい、それは良かった。後ろに並んでいる冒険者達の協力があってこそ実現が出来たんだよ」


「まぁ、そうなのですね、その辺の話は中にお入りになってお聞きしたいわ。さぁ、どうぞ屋敷の中へ冒険者の方達も、あらエリザ様、本当に冒険者になられたのね」


「うふふ、叔母様、こちらが私がメンバーに加えて頂いたチーム・レミリのリーダーのリソナさん、ミーヤさん、レティさん、エリカさんにシュリさんよ素敵な方達なのよ」


「初めまして、リーダーのリソナです。暫らくの間チームのメンバー共々お世話になります」


「うふふ、エリザ様のチームの方達でしてら歓迎ですわ、それに新しい街道の開通に貢献したのでしたら尚更ですわ、さぁ、中へどうぞお入りください」

ユリシア子爵夫人は笑顔でチーム・レミリのメンバー達を歓迎する。


 私達が屋敷の中に入ると、公爵様の別に先にメイドさん達により客間に案内をされて、私とエリザが同室でリソナとミーヤが同室でエリカとシュリと部屋を割り振った。


私達はそれぞれの部屋の中に入りると、王都様にリリスが創作したリキとメイが精製した装備服と同じ生地で同じ機能を持つ部屋着のワンピースに着替えた。


 私達がワンピースに着替え終わると、エリザの案内でリビングルームへ行くと、ヘレリア夫人と公爵様が談笑しながら紅茶を飲んでいたので、私達は隣の応接セットの方へ行こうとしたら公爵様に呼び止められた。


「あぁ、エリザも君達も3人掛けのソファーが二つ空いてるから、そこに座りなさい」


「はい、お父様、それじゃ、私とレティとエリカでこちらに座れましょうか、リソナさんとミーヤさんとシュリさんはそちらにお座り下さいね」

エリザが父親の公爵様に言われたので、メンバーのソファーの割り振りをした。


 私達はエリザが割り振ったようにソファーに座ると、公爵様とヘレリア夫人も笑顔で私達を迎えてくれて、メイドさんが私達に紅茶を直ぐに目の前に配ってくれた。


「でも、皆さんお揃いで素敵な服よね、装備服も色がお揃いでしたけど全部チームで用意しているのかしら」

ヘレリア夫人は私達の服装に興味を持ってリソナに尋ねた。


「え~と、そうですね、チームで用意しています」

リソナは全てリリスの創作によるものなので、一応はチームで用意しているので全くの嘘ではないけども何ともな歯切れが悪い感じで答えた。


「まさかと思うけど、君達はその格好で王都の街を散策する心算かな」

公爵様は何時もとは違う普段着なので心配になりエリザを見て確認する。


「えぇ、そうですけど、皆で相談してデザインをしたのですがダメでしょうか」

エリザは不思議そうな表情で父親の公爵様に意見を伺う。


「いやいや、君達ねただでさえ美少女なんだから、そんな恰好で街を歩いたら目立って変な輩どもに必ず絡まれるよ、装備服を着ている時でも絡まれているよね」


「あぁ、でもこのワンピースも装備服と同じ機能が付いてますから下心のある男達は私達に触れただけで凍り付くか電撃で痺れるかで撃沈出来ますよ」

エリザが公爵様にワンピースの機能を説明すると私達もウンウンと頷く。


「まぁ、そうかもしれないけどね、エリザ、出掛ける時は必ず公爵家の家紋入りの短剣を持つようにな、それと必ずチームで纏まって動くんだよ」

公爵様はエリザ達を拘束する事は出来ないので、娘のエリザに強く注意喚起する事しか出来なかった。


「うふふ、お義兄さまも随分と心配性ね、だけどそのワンピースにそんな機能があるのは凄いわね、どうしたら出来るの下手したら国宝級の服になるわよ」

ヘレリアはエリザ達の着ている服に関心を示して機能的に国宝級になりえると話す。


「あぁ、レティ君、話しても良いかね」


「えぇ、まぁ、できるだけ他言無用でお願いしたいですけどね、良いでしょう」

私はヘレリア夫人を見て、公爵に了承する。


「いいかいヘレリア夫人、他言無用でお願いしたいだが、こちらにいるレティ君の持つ特殊スキルの能力なんだよ、魔の森の中に街道が造成出来たのも彼女が主体で協力してくれたから出来た事なんだよ」


「なるほどね、それなら納得できるわね、魔の森によく街道が通せたなと不思議に思っていたけどね、彼女の特殊スキルのお陰なのね」

ヘレリアはレティを見つめて感心する。


「あの、この事は極秘でお願いします。謝礼としてこちらの生地を贈呈しますから」

私は異空間収納からスパイダーシルクの生地の反物を青とパープルと水色の3色の反物を6反を贈呈する。


「まぁ、この触り心地はスパイダーシルクなのね、まさか蜘蛛の魔物も使役しているのかしら凄いわね、いいわ約束するわ」

ヘレリアはレティに驚きの表情で見て、シルクの反物を持って感激する。


「そうてすか、宜しくお願いします」

私は取り合えずヘレリア夫人の買収に成功して安堵する。


「レティさん、スパイダーシルクの生地を家の商会へ卸して貰えないかしら」

ヘレリアは真剣な表情でレティのお願いする。


「えぇ、時々少量を商会に買取って貰ってますけど、ユティア様のご意見を参考にしてます」


「あっ、そう言えばスパイダーシルクの生地を出していたわね、それがレティさんなのね分かったわ、これからもお願いね」

ヘレリアはこれからも時々スパイダーシルクの生地を商会で販売できると知って真剣な表情から笑顔になる。


 その後もヘレリア夫人と公爵様と色々と談笑をして、私もこれから色々とクリジア商会とは取引をする心算なので、会長の娘でもあり商会の貴族の御婦人相手に外商担当をしているようなので親しくなる様に務めた。


 談笑中にヘレリア様からダンジョンに挑んでいるエリザ様の戦いぶりなどをリソナ達に聞いたり、チームとしての今後の活動方針なども質問されて商会の荷馬車の護衛依頼にも受けて協力して欲しいなど様々な内容になった。


 公爵様の陛下の謁見については三日後で夫のエドナルが調整していると、ヘレリア夫人から聞いたので明日になってから王都の街を散策する事になった。


 晩餐の時にユティア様の弟であるエドナル子爵と会う事が出来たけど、エリザの婚約の件では本当に迷惑をかけたと改めて公爵様とエリザに謝罪されたいたのが印象的だった。


晩餐の時に子爵様から王都の東側と西側に魔物が棲まう森があり、王都は広いで東と西の二箇所に冒険者ギルドがあり、東側と西側の森の魔物の間引きを冒険者にして貰っていると教えて貰った。


東西の森に何かしらの異常事態に発生した時は、当然ながら王家から騎士団を派遣して冒険者達と共に協力して対処する体制になっていると説明を受けた。


その時に私が唐突になぜ公爵家を継がなかったのかを子爵様に尋ねたら、嫡男の兄が冒険者になって家を出たのを見て、私は次男だから公爵家を継ぐ事など全く考えていなかったから面倒だとしか考えてなかった。


そう思っていたら姉が義兄である同時は第2王子と婚約してくれたので、これはチャンスだと思って迷わず文官になりたいから公爵家は継がないと両親と姉に宣言したと当時の事を話してくれた。


 子爵様から公爵家を継がなかった経緯を聞いて、何だか公爵様が気の毒に厄介事を押付けられた感がしたけど、当の公爵様はその話を聞いても気にしていない様だから良いのかと思い直した。


『リリスは今の話を聞いて、どう思ったの』


『う~ん、別に良いのではないのか適材適所でやれていると思うぞ』


『なるほど、適材適所ね、まぁ、便利な言葉ね、そう言う事にしておきましょうか』


 晩餐会も終わり、夫人のヘレリア様と一緒にチームのメンバー達と大浴場へ行き、入浴タイムになってヘレリア夫人が今の生活ぶりをエリザに色々と質問してたけどヘレリア夫人から今の生活ぶりを羨ましがられたのは意外だった。


お風呂から上がってからは各自の部屋へ行き、明日の王都の街の散策を楽しみにして皆が早めに眠りに就いた。


お読み頂きありがとうございます。

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