032話 公爵様の護衛任務に就いて初めて王都へ行く。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私達が拠点に住み始めた翌日の朝から、私もダンジョンへメンバー達と初めて行って、31階層から挑んで久しぶりに皆の一緒に暴れて40階層のボス部屋のゴーレム2体を倒してスッキリした。
チームの皆と地上に戻り冒険者ギルドへ行って素材を買取って貰い、メイドのレミナから頼まれた食材を市場で買ってから拠点に帰った。
私達が拠点に帰ると公爵様から封書が届けられ、リソナがメイドのレミナにから受け取り封書を開けて手紙を読むと、王都までの護衛の依頼をしたいので明日の10時頃に公爵邸へ来て欲しいと手紙に記されていた。
「王都までの護衛の依頼をしたいので明日10時頃に公爵邸へ来て欲しいそうよ」
リソナが手紙の内容を読んで皆に手紙の内容を伝える。
「あれ、公爵様なら護衛騎士を連れて行けば済む話では、私達に依頼する必要があるのかしら」
ミーヤが公爵様の護衛依頼に疑問を持つ。
「多分ですけど、私が冒険者になったことと、街道を開通させたレティさんを叔父の陛下に紹介したいのかもしれませんね」
エリザか父親の公爵のアディナスの意図を考察して皆に伝える。
「そうなのかな、まぁ、良いけどね」
ミーヤがエリザの話を聞いて、ただの護衛依頼ではないと理解した。
「まぁ、チームとしては初の護衛依頼だから、明日公爵邸へ行って話を聞いてみましょうか、いずれにしろ公爵様の依頼なら断れないわ」
リソナはリーダーとして公爵様の護衛依頼を受ける事にした。
「皆様、食事ができましたので、ダイニングの方へお越しください」
メイドのケイナが晩御飯が出来たのでリソナ達を呼んだ。
私達はリビングルームからダイニングへと移動して、ダイニングテブールの席に座って、メイドのレミナとケイナが作ってくれた料理を頂いた。
「うん、美味しいわよ、レミナ、ケイナ、ありがとう」
エリザが料理を作ってくれたメイドの二人を褒める。
「「ありがとう御座います」」
メイドのレミナとケイナは微笑みながらエリザに褒めて頂いた事へのお礼を言う。
「ところで、二人はここに住んで馴染めそうなの」
私はメイドの二人に質問をした。
「はい、意外と魔道具が便利なので仕事もしやすいと思いますし、何と言っても私達までもスパイダーシルク製の下着や肌着まで支給されるとは驚きです」
レミナはスパイダーシルク製の下着や肌着まで支給されて感激をする。
「はい、それもありますが、モフモフ出来る時間があるので最高です」
ケイナは動物好きなのでルキやジルにベルとモフモフがお気に入りになっていた。
「そうなの、まぁ、馴染めそうなら問題ないわね」
私はメイドのレミナとケイナの話を聞いて問題なさそうだと判断をした。
ピンキーがブルーをティムしてからリリスの異次元空間に引籠りブルーにスパイダーシルクの生地の作り方を指導しているので沢山の生地を作っている様である。
それで在庫がいっぱいあるので夫人のユティア様に明日また贈ろうと思い、ユティア様の好きな紺とパープルと白と赤の色の生地をドレスを作れる分を用意した。
朝を迎えて今日は公爵邸に10時に訪問するのでメンバーの皆でまったりと朝風呂に入ってから、朝食を摂ってから装備服に着替えてから拠点から歩いて公爵邸へ向かった。
私道からレミリ街道へ出て北門へ向かって歩いていると、クリジア商会の荷馬車が3台に連なり通り過ぎて行き、それぞれの荷馬車に二人ずつ護衛任務の冒険者が荷台の後方に座っているのが見えた。
「今のところは盗賊の被害はないのかな」
私は開通した街道を通った先で盗賊の被害が出てないのか気になるところではある。
「多分大丈夫じゃないですか、王家の直轄地を通る街道に繋がってますから、騎士達による巡回が十分に為されていると思いますよ」
エリザがレティが気にしている事について答える。
「盗賊街道とはよく言ったものだけど、エリザ、どのくらいの頻度だったのかな」
ミーヤが素朴な疑問としてエリザに質問する。
「う~ん、1日に1度か2度くらい襲われる事があるわね、だから護衛任務の冒険者の方達も大変だったと思うわよ、だいたい荷馬車を5台以上で隊列を組んで王都に向かうだけどね」
「だから盗賊街道が通る領地の領主であるルディネス伯爵が盗賊と繋がっているのでわと疑われているでしょう」
私は公爵様から聞いた話を元に推察して言う。
「そうね、王家の方でも影を差し向けて偵察はしているだけど、尻尾が掴めてないのよね、ただ盗賊街道が使われなくなると領内の宿屋街の収入が減るだろけど、それと伯爵領内にあるクリジア商会の店舗も閉めたみい」
エリザがルディネス伯爵の事に付いて知っている事を話す。
「まぁ、無策で放置した結果として領地の収入が減るのは自業自得だけど、領民の収入が減ったら可哀そうよね」
私は貴族はどうでも良いけど領民の方が心配になる。
私達はルディネス伯爵の件や王都の話題などを話しながら公爵邸へ早めに着くと、直ぐに執務室の隣の応接室へと案内された。
公爵様からは三日後に王城へ出向き、レミリ街道が開通して物流の要として今後はレミリ街道を使う事を陛下に報告すること、エリザの今後についての報告をするとの事である。
街道の造成についてはチーム・レミリの協力を得て進めたと報告して、レティの特殊スキルについては冒険者ギルド側の意向もあり伏せる事にしたと説明を受けた。
「まぁ、王都へ行く理由はそんな感じだね、報酬については行きと帰りの分を合わせて100万ルドでどうだろうか」
公爵様がチームリーダーのリソナに報酬額を提示する。
「はい、それでお請けします」
リソナとしては申し分ない報酬額だと納得して依頼を受ける。
「うん、それでギルドの方には指名依頼として今日中に出しておくよ」
「はい、お願いします。明日ギルドへ行って指名依頼を引き受けさして貰います」
「うん、そうしてくれるかい、今日予定がないならユティアが君達に会いたがっているから相手をしてして貰えると嬉しんだがね」
「お母様がですか、まぁ、それではお茶会でもしますか」
エリザか母親と皆でお茶会をする事にした。
「あっ、エリザは念のためにドレスを持って行ってくれるかい」
公爵様は兄の国王と謁見するので公爵家の令嬢としての身嗜みをして貰おと思ってエリザに伝える。
「ドレスですか、別に良いじゃないですか、お父様、叔父様にも冒険者となった私の勇姿を見て貰った方が良いですわよ、私はこの装備服を気に入ってますわ」
エリザは立ち上がった時に言われたので、クルと一回その場で回って公爵に見せつける。
「まぁ、確かにエリザに似合って綺麗だけどな、まぁ、いいか」
公爵のアディナスは可愛い一人娘のエリザの笑顔に負けて妥協する。
『リリス、王城行く際の装備服をお洒落な感じのものを用意してくれるかな』
『それは良いが後でデザイン画を描いてくれ、我にはチトばかり不得手な分野でな頼む』
『あっ、そうか、後で皆で考えるわね』
『あぁ、そうしてくれ』
公爵様の執務室の隣の応接室を出てから、3階にあるリビングルームへ行ってユティア様と女子会を始めて、その時に私がユティア様の為に用意したシルクの生地を贈ると生地を持って頬擦りしながら喜んでくれた。
一昨日王都までの公爵様の護衛の指名依頼を受けて、今日は久々にドラゴンホースのモモカがけん引する馬車に私が御者席に座りメンバー達が馬車に乗って公爵邸の玄関前で待機をする。
公爵様が公爵家の紋様を付けた赤と黒のツートンカラーの馬車に乗り込み、5人の護衛騎士が魔馬に騎乗して公爵邸の玄関前から出発したので、私達の馬車も後方に付けて出発した。
公爵邸を出てから私が手綱を握りながら周囲を見てると、街中の街路を通る時に民達の視線がモモカに向けられ、見慣れないドラゴンホースのモモカに行き交う人々の足が止まり視線がモモカを追う様が割と滑稽に見えてしまい笑いそうになる。
何事もなく北門を抜けてレミリ街道を進み、街道沿いでは樹木を伐採している職人さん達の様子を見ながら、青い空の下で王都へ向けての旅が始まった。
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