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028話 レティはキリシアナ山へ岩の採集へ行く。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私は街道の整備の作業2日目の朝を迎えて護衛騎士さんと二人で北門へ向かい、護衛騎士さんに先日の同じ様に門番の衛兵の待機室で待って貰い門の外に出る。


門の外に出ると私はモモカを異次元空間から出して、モモカの背に乗って颯爽と走り出してキリシアナ山を目指して魔の森へ向かった。


 魔の森の中へ入るとモモカは軽快に樹木の間を走り抜け、樹木の間を走り抜けていくモモカの雄姿を見た魔物達はモモカの迫力に恐れおののき、襲い掛かってくる魔物はいなかった。


モモカが森の中を軽快に走り続けていると2時間程でキリシアナ山の麓まで来たところで、デビルキルパンサー体長10リードはある巨大な黒い猫の様な魔物が立ちはだかる。


しかし、モモカは気にする事なく突進してデビルキルパンサーを空高く吹き飛ばして再びモモカの前に数リード先に落ちて来て倒れるのを見て、私はモモカに止まる様に命じた。


 私はモモカの背から飛び降りてデビルキルパンサーの頭の近くに寄り、私が右の人差し指でツンツンと突くと、目を開けたけど動けない様なのでペットにしようと右手を額に当てて魔力を送る。


「私の可愛い僕にになりなさい、普段の体調は20セードとし私を守護しなさい、汝に名を与える。名をルキと命名する」

私はティムの呪文を唱えてルキと命名する。


 私がルキと命名してデビルキルパンサーの身体から光を放つと、光った身体が段々と小さくなり、体長が20セードで尻尾が15セードの黒くて可愛い猫になり、立ち上がり私の周りを走り廻る。


「うんうん、ルキって可愛いわね、これから宜しくね、ただ暫らくは異次元空間に入っててね」

私はルキを抱き抱えると、頭を撫ぜてから異次元空間へ入れた。


「モモカ、いい子をゲットできたわ、ありがとう」

私はモモカの頭を撫ぜ撫ぜしてから、またモモカの背に飛び乗り先にあるキリシアナ山の麓にある岩場に向う。


 ルキをティムした所からモモカが再び走り出して半時程でキリシアナ山の麓の岩場に辿り着き、小さい岩と表面が平らな岩を探して異空間収納に次々と収納して行き、途中で昼休憩を挟んで2時間ほど周辺で岩を採集して収納して行った。


 モモカかも手伝ってくれて、私の傍に岩を角で飛びしてくれてたので、沢山の岩が採集出来たので、余れば前世の時に仲間が作ってくれた岩風呂でも造ろうかなと思い描く。


2時間ほと岩を採集してから、別口で適当にその辺に転がっている大きな岩を適当に異空間収納に収納してから今日の作業は終わりにして公爵邸に帰るために森の中をモモカの背に乗って走って帰った。


 魔の森を抜けて北門まで到着するとモモカを労いお礼を言ってから異次元空間に戻って貰い、門番の待機室で待ってくれている護衛騎士さんと共に公爵邸へ帰る。


公爵邸へ帰ると私は直ぐに今日の作業内容を報告する為に執務室へ向い、執務室の中へ入り公爵様に報告をする。


「公爵様、今日は予定通りキリシアナ山の麓に岩場へ行き、岩を採集して来ました。行く途中で体調が10リードほどのデビルキルパンサーと会いましたけど、モモカに吹き飛ばされて動けなくなったので、私がティムして従魔しました」


「えっ、体長が10リードのデビルキルパンサーって、そんな大物の魔物が居たのかい、ひょっとしたら魔の森の主かもしれないね、それを従魔にしたのかい」


「はい、ルキと命名しまして、とても可愛い黒い猫に致しました。ルキおいで、どうですか可愛いでしょう」


「ガゥー」

ルキはレティに抱かれる様に現れる。


「アハハ、ルキも頭の上に乗っているピンキーの様に戦闘モードになると10リードくらい巨大化するのかな」


「はい、それはもう大きく見えますよ、それでもルキはルキですけどね」


「そうか、それならレティさんに護衛を増員しなくても良いのかな、それだけ強力な獣魔が3体もいたら十分そうだね」


「はい、そうですね、それで明日から街道整備に入ります。公爵様、そう言う事なので本日の報告は終わりますね」


「うん、レティさん明日も宜しく頼む」


「はい、それでは失礼します」

レティは公爵様に一礼して執務室を後にする。


 執務室を出た後にリビングルームへ向い、部屋に入るとレティはルキを抱いたままソファーに座るとルキを膝の上に寝かせて、メイドさんが来てくれて紅茶を淹れてくれたので、紅茶を飲みながらルキに毛並みを摩りモフモフする。


リソナ達が帰って来た部屋着に着替えるとリビングルームへ来ると、ルキを見たリソナ達が可愛いと頭を撫ぜに来る。


「ねぇ、レティ、それはただの黒猫じゃないわよね、ブラックパンサーでもなさそうね、まさかデビルキルパンサーとかじゃないわよね」

リソナはレティのする事だからと推測し、ブラックパンサーの上位種を予想して当てて、あ~やっぱりと思った。


「正解です。凄いわね、流石はリソナね」


「うん?デビルキルパンサーってブラックパンサーの上位種だよね、結構デカくて強暴な魔物だと記憶してるけど、まぁ、レティだから驚くだけ無駄だけどね」

ミーヤはレティだから、まぁ、良いかと考える事を放棄した。


 黒い猫の正体が分かりルキを見てチームのメンバーは新人のエリザ以外はあ~やっぱりレティだなと思いつつ、ルキが可愛いから皆で毛並みの感触を楽しむ。


 作業3日目の朝を迎えてレティは街道の入口から100リード先までの切り株を魔法で除去して地面を平らにならしてから、モモカの火炎プレスで抉れた跡地の整備に取り掛かる。


 抉れた地面に昨日採集した岩を異空間収納から出してばら撒き、ある程度ばら撒いた所で魔法を駆使して平らに均していく作業を繰り返す。


「ふぅ~、この作業地味に疲れるわね、もっと効率のいい方法を考えておくべきだったわね」

私は作業を始めて2時間程して小休憩を取り水筒の水を飲んで、抉れた箇所を平に均して整備した街道を眺める。


 私が小休憩している間にもモモカとルキが私の護衛を兼ねて、近く森の周辺にいる魔物を追い廻して狩ったり追い払ったりと護衛と運動も兼ねて遊んでいる。


『お嬢、何なら我も手を貸そうか』


『うん、お願いできる。何かいい方法でもあるの』


『我に掛かれば造作もないことだぞ』


『本当なの、それじゃ、リリス、お言葉に甘えてお願いします』


『そうか、お嬢の異空間収納の中にある岩は使っても良いか』


『勿論良いわよ、その為に採集したんだから』


『そうか、なら早速やらせて貰う』

リリスがそう言うとレティの目の前から街道が整備され始めて行く。


「おぅ~、流石はリリスね、私もまだまだ修行が足りないわね」

私は前世の全盛期に比べると魔力量が全然足れりていないので、未だに大掛かりな魔法が使えないのが現状である。


 こうしてリリスの手助けを借りて何とか街道整備も終わり、王都側に繋がるまで街道に私とリリスで整備した街道を繋げる事が出来た。


 それからモモカの背に乗って北門側に戻り、北門まで街道を私の魔法を使い開通させて街道整備は完全に終わる事が出来たので、モモカとルキを異次元空間に入って貰った。


 私はリリスの手助けで街道の整備が終わり王都側の街道まで開通させると、北門の待機室で待って貰っていた護衛騎士と共に公爵邸へ帰ると、直ぐに公爵様の執務室へ行って報告する。


「公爵様、街道整備が終わり、北門から王都側の街道まで開通出来ました」


「えっ、もうかい、随分と早く開通させたね」


「アハハ、チョッとだけズルをしましたけど、無事に開通は致しました」


「ズルとは、あ~、まぁ、深く追求しない方が良いかな」


「えぇ、そうして頂けると幸いです。乙女の秘密ですので」


「アハハ、そうか、う~ん、明日にでも視察させて貰っても好いかい」


「はい、良いですよ、それからどう開発するか、プランを立てるのに必要ですよね」


「うん、なら明日の朝から視察させて貰うよ」

アディナス公爵は念願の街道整備を出来た事で、これから先の展望が開けてくると考えて、明日の視察を楽しみにする


 アディナスが街道整備を切望していたのは盗賊街道と呼称される街道で、ルディネス伯爵の領土に通っているので、街道に傍に森があり盗賊の格好のポイントになっていた。


アディナスは再三領主のルディネス伯爵に盗賊街道周辺の整備をする様にお願いをして、開発資金の提供もしたが出来ない理由を並べ一向に着手する気配がなかった。


アディナスがこちらですると言うと、貴族規範法で領地運営の保障に違反する干渉だと言ってアディナスの提案を拒否される始末であった。


それなら王都経由で物流を行い盗賊街道を通行しなければリスクも軽減し、物流コストを下げられるし、何よりもルディネス伯爵の鼻を明かし何かしらの悪巧みが明るみになると踏んでいた。

お読み頂きありがとうございます。

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