018話 ムランドリア王国の国境の街リカンドへ到着する。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私達はケレリニア王国の国境の街メルディアの近くの森に近くで一夜を過ごして、朝を迎えて今は国境の街メルディアへ向けてリソナが手綱を握り出発して国境の街メルディアへ向かっている。
昨晩に私達は国境の街メルディアは立ち寄らず素通りして、ムランドリア王国の国境の街リカンドまで行く事を決めた。
朝に出発して1時半程で国境の街メルディアの門の前に到着して検問の受ける順番待ちをしてるけど、かなりの列に並んでいるので1時以上は待つ覚悟が必要そうである。
「ねぇ、みんな前に随分並んでるわよ」
リソナが御者席の窓を少し開けてミーヤ達に知らせる。
「えっ、そうなの、はぁ~、国境の街だから混む時はそうなるわよね」
ミーヤは時間が掛かると聞いて諦めの境地になる。
「まぁ、混んでいるのだから待つしかないわね」
私は事実を受け止め待つだけだと覚悟する。
「仕方がないですね、待ちましょう、暇つぶしにカードゲームでもしましょうか」
エリカはミーヤを見て苦笑いをして、諦めてただ辛抱するだけだと思うことにした。
『お嬢、退屈そうだな』
『あら、リリス、どうしたの、退屈なのはそうだけど、何か面白そうなのことでもあるの』
『まぁ、面白くはないが、50人くらいの盗賊団が左側の森に潜んで、この行列を狙ってるぜ、戦闘態勢を執った方が良いぜ』
『暇つぶしには好いわね、教えてくれて、ありがとう、リリス』
「皆、戦闘態勢を執って、盗賊団が左側の森の影に潜んでいるわよ」
私はミーヤ達に伝える。
「本当なの、人暴れするわよ」
ミーヤが張り切り馬車の外に出る。
「リソナ、盗賊団の襲撃が来るから魔弓を出して何時でも放てるようにね」
「えっ、そうなの、分かったわ」
リソナはマジックバッグから魔弓を取り出し身構える。
私とエリカも馬車から出て攻撃に備えると無数の矢が左側の森の中から飛んできて、同時に40人くらいのガラの悪い男達の集団が駆け出してこっちに向ってきた。
「エリカ、矢を防いで」
「はい、任せて、エアーシールド」
エリカは魔法杖オールジンクを横に振り風の防御壁を張り飛んでくる矢を叩き落とす。
「覚悟しなさい、エッイ、まだまだ行くわよエッイ・・・」
リソナが御者席の上に立ち森へ向けて盗賊団の弓術士を狙い魔矢を放つ。
「うふふ、アイスフラッシュ、エッイ」
私は先頭集団の10人をアイスソードを横一線に振り、凍りのマイナス50度の風を放ち凍らせる。
ミーヤが身体強化して素早く向ってきた盗賊団へと迎え撃ち、各個撃破して男達の動きを封じて行き、エリカもアイスロックで各個撃破し氷漬けして動き封じて行き、私も突進してアイスソードで切りつけ凍らせる。
「チッ、クソ、あれは冒険者か、退散するか」
盗賊団を率いていた体躯の良い男が森の木陰から戦況を見て、失敗かと判断して森の奥へ立つ去る。
私達と盗賊団の戦闘が終った頃に門から20人の衛兵たちが盗賊団の男達が倒れている方向へと向かって行き、私とミーヤはそれを眺めながら馬車へ戻るときに並んでいた御者達から拍手と歓声が起こった。
パチパチパチ・・・。
「「「ありがとう、助かったよ」」」
「「「ありがとう」」」
「「「お見事だったぞ、助かった」」」
並んでいた馬車の御者達から様々な歓声が私達に送られてきた。
私達が馬車に乗って一息入れると衛兵が御者席のリソナの所に来たので、リソナがCランクの冒険者証を見せる衛兵から感謝された。
「盗賊団を捕らえて頂き感謝致します。やはり冒険者でしたか、後は後に乗っておられるのですね。、お礼に先に検問を済ませます」
衛兵はリソナの冒険者証を確認して返すとお礼を言って、先に検問を済ませてくれた。
「はい、問題ないです。左側を通って先に門を通って下さい」
「あっ、ありがとう、お言葉に甘えて先に通らせて貰います」
リソナが衛兵にお礼を言って、馬車を左側へ移動して門へと馬車を進めた。
リソナがゆっくりと馬車を門に向って進めると、並んでいる荷馬車を通り過ぎる度に御者さん達から手を振られるので、リソナはその都度微笑みながら会釈をして応じた。
私達も衛兵がお礼に優先して検問をしてくれたので、衛兵さんに優先してくれた事に感謝をし微笑みながらお礼を言うとテレながら馬車を降りっていたのが微笑ましく思えた。
「しかし、検問で並んでいる荷馬車を狙って来る盗賊が居るとは驚きだわね」
ミーヤはまさか衛兵達が待機している門の傍で襲撃してくる盗賊にある意味驚きを持って関心を持つ。
「そうですね、確かにリスクはありますが、一遍に複数の荷馬車から収奪できるという利点はあります。成功すればですが、その為には素早く行動をしなければなりませんけど」
エリカは盗賊団が検問で並んでいる荷馬車を襲うリスクとメリットを分析する。
「まぁ、成功率を高める為に弓術士部隊も編成してたみたいだけど、これだけの人員を揃えるって盗賊団の頭って只者ではないわね、多分だけど戦況を見て逃げたでしょうね」
私は襲ってきた連中の中に頭らしき人物はいなかったので逃亡したと推察した。
「そうよね、だとしたら人員集めにはひょっとしたら、その盗賊団の頭には後ろ盾に貴族が居る可能性もあるわよね」
エリカは胸糞悪い貴族を散々見て来たので、そう言う輩の貴族が居ても不思議ではないと推察する。
「そうか、レティとエリカは鋭い推理をするのね、私には出来ないわよ」
ミーヤは至って単純なので、そこまでの推理が出来ない自覚があるので、レティとエリカに感心する。
「うふふ、でも、その先の事は私達には関係ないからね、後はお役人様のお仕事だから推理するだけなら誰でも出来るわよ」
私はミーヤを見て笑いながら適当にお茶を濁す。
私達は思わぬ事件のお陰で検問をすんなりと通れたので、馬車は街の中をゆっくり進み街並みを見ながらムランドリア王国の方へ向かう門へと進む。
国境の街メルディアは街並み自体は整備されている感じで綺麗な建物が建ち並んでいて、人混みもそこそこ民達が行き交ってはいたけど活気めいたものは感じなかった。
「う~ん、なぜかしら人混みもそこそこなのに、なぜか活気みたいのが感じられないのね」
ミーヤは行き交う民達から活気みたいのが感じられない事に疑問を持つ。
「そうね、ハリボテみたいに見た目だけで中身がない感じよね」
私もミーヤに似た感触を感じた。
「そうですね、嫌な感じがします。関わるとロクな目に合わなそうですから、長居は無用ですね、何事もなくこの街から出れればいいのですが」
エリカは途轍もなく嫌な感じがしてならなかった。
『リリス、お願い、馬車全体にインジブルでも何でもいいから目ただなくしてくれる』
『あぁ、そうしよう、我も面倒事には関わりたくないでな、幻影の術を施したから大丈夫であろう』
「うん、ドラゴンホースがけん引している馬車はどこに行った。探せ若様がご所望だ」
領主の憲兵隊がドラゴンホースがけん引する馬車を血眼になって探す。
「うわ~、私達を探してるわよ、今若様とか言ってたわよね」
ミーヤが憲兵隊の声を聞いて悪寒を感じて鳥肌が立つ。
「私の嫌な感が当たりました。若様と言ってたから多分領主の息子あたりですかね」
エリカも憲兵の声を聞いて身体を強張らせる。
憲兵に捜索されながらも何とか東門に到着して検問を受けるが、憲兵も居て馬車を見聞していたので、どうしたものかと私達は思案する。
『ねぇ、リリス何とかならないの』
『まったく不埒な者どもだな、頭の中を弄るか記憶を書き換えるから心配ない』
「ヨッシ、ここは良いだろう、他を当たるぞ」
憲兵体長が他の憲兵に指示を出す。
リリスのお陰で憲兵も居なくなり、私達は何とか無事に検問を終えて東門を通り抜けて街道をモモカに飛ばして貰い、何んとか無事に半時程でムランドリア王国の国境の街リカンドの門まで到着して検問の列に並んだ。
私達は念のために検問を終えて国境の街リカンドの街の中に入り、冒険者ギルドの建物の脇に馬車を停めて一息入れてからギルドで情報収集と地図を購入してから馬車に戻る。
まずは皆で相談して次のキリュウスの街へ向かう事を決めて、馬車を発車させて東門へ向けて街路をゆっくり進み検問の列に並んで待だ。
私達の馬車は何事もなく無事に検問を終えて東門を通り抜けて、街道にでると暫らく馬車を走らせてから昼休憩をする事にした。
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