010話 気分一新して新たな旅へ。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私達は冒険者ギルドから出ると、明日からの旅の準備のために市場へ買出しに向い路銀もタンマリ貯まったので気分良く市場へ着くと買物を始める。
『お嬢、馬車の外回りの色はどうするか決めてくれるか、今の段階では白だけどな』
『うん、分かった。皆と相談してみるから待っててね』
『あぁ、分かった』
「ねぇ、リソナ、ミーヤ、馬車の色を決めたいだけど、どうする」
「色ね、本当は可愛い色がいいだけど、悪目立ちすると盗賊とか貴族とかに目を付けられそうだから、窓の下の縁から上部を緑にして下部の方を茶色にした方が無難ね」
「そうね、黒は貴族が多く使うし、白は王族が多いものね、商会の会長くらいだと茶色辺りかな、私達だったらリソナの案が妥当だと思うよ」
「そうよね、うん、それじゃ、リソナの案にするね」
『リリス、聞えたでしょう』
『あぁ、それで良いだな、しかし、人間と言うのは面倒事が多いな、そんじゃ、上部を緑で下部を茶色だな』
『うん、お願い』
「一応、それでリリスに頼んだよ」
「うん、良いわよ、でもどんな馬車に仕上がった楽しみね」
「そうだね、御者は私がしても好いけど」
ミーヤが御者を買って出る。
「あっ、最初は私とミーヤの二人でしましょうか、勝手が分からないでしょう、魔馬とは違うからね」
「なら3人で御者席に座りましょうよ、その方がコツをつかむのが早いでしょう」
リソナは一人で車内に居るのは退屈なので、皆で御者席に座る事を提案する。
「うふふ、リソナ、一人だと淋しいからでしょう」
ミーヤがリソナを揶揄う。
「そうよ、行けない、だって落ち着かないじゃない」
リソナがミーヤに図星を突かれて開き直る。
「うふふ、そうね、最初はあ3人仲良く御者席へ座りましょう」
私は二人の様子を見て可笑しくなり思わず笑った。
私達は旅に使う必要な食料と日用品と備品とかを買い求めて、野宿用の物品も欲しいけど市場では流石に売ってなかった。
『リリス、野宿用のテントとかは買った方が良いのかな』
『要らん、チャンと馬車の中で夜も明かせる様にしているから心配ない、そうだな実際に見て貰った方が良いな、街の外に出ると良い、人気のない所で馬車を出せばいいだろう』
『うん、分かった』
「ねぇ、二人とも、リリスが要らないといってるけど、一旦街の外に出すようか、まだ日暮れまで時間もあるし」
「そうね、あっ、お昼食べてないけど、どうする」
リソナは急にお腹が空き始めた。
「そう言えばお腹が空いたわね、馬車の中で食べない」
ミーヤもお昼を食べていない事に気付くとお腹が減り始める。
「それも良いわね」
私もお腹が空いたので賛成する。
それから3人で市場から近くの南門へ行って、街から出ると防御壁の沿って歩き、門から見えない所に異次元空間から馬車を出すと頼んだ色で塗装済みで完成していた。
「え~と、後方から乗る感じなのね」
リソナは馬車に乗るドアが後方にあるのにチョット違和感を感じた。
「ほぉ、乗合馬車風になっているね、真中にテーブルがあるのは良いわね」
ミーヤは乗合馬車風なのが気に入った。
『お嬢、左側の座席の隣に全身鏡があるだろう、3人で通り抜けられる様になっているから入ってみろ』
「そうなの、二人とも鏡の中に入るわよ」
私が全身鏡の中を通ると広い部屋があった。
「わっ、凄いわね、ベッドが三つあるよ、応接セットにダイニングキッチンもあってお風呂もあるはトイレも完備って凄いじゃないの」
リソナはレティが鏡の中に入ったのを見て驚き、直ぐに後を追うと広い部屋を見て驚き部屋の中を見て周り感動して気分が高揚する。
「うん、凄すぎよ、ここで生活出来ちゃうじゃないの」
ミーヤも直ぐに鏡の中を通り抜けて中を見て驚き、リソナと一緒に部屋の中を見て周る。
『リリス、これは流石にやり過ぎじゃないのビックリよ』
『あぁ、チョッと張切り過ぎたか、アハハ、まぁ、いいでだろう、この位の贅沢くらいわな、お嬢はここまで苦労したんだ多少の贅沢はいいであろう』
『そうか、リリスなりに気を使ってくれたのね、ありがとう』
『あぁ、我はいつもお嬢の事を大切に思っておるからな、それと暇つぶしだ。お嬢の必要な物は我が創作してやるぞ、意外と面白いでな』
『うふふ、当てにしちゃうよ、でも私達がこの中に居る間は馬車はどうなっているの』
『お嬢達全員がこの中に入ると馬車は異次元空間に移動する。馬車の保管はモモカと一緒に異次元空間に格納してくれ、モモカに餌を与え馬車を点検するからな』
『うん、分かった。色々とありがとう、感謝してるよ』
「さてと、二人ともお昼にしよう」
私は興奮気味に部屋の中を見て周る二人にお昼のお弁当を食べようと呼ぶ。
「あっ、そうね、いけない忘れてたわ」
リソナはレティに呼ばれて我に返る。
「そうだった。つい興奮してしまったよ」
ミーヤは豪華な部屋につい興奮してしまい我に返り、お腹ペコだったのを思い出す。
二人はこの部屋を見て、もっと食材と食器と鍋など揃えようと言う事になり、ちょっと値が高いけど品揃い豊富な商会で買物をする事に決めた。
遅めのお昼を食べてから馬車から降りて私が馬車の異次元空間に仕舞うと、直ぐに3人で門を冒険者証を見せて通り商会へ向かった。
私達が商会に着くと直ぐに必要なの物を買物籠の中に入れて、沢山買物をしていると馬車を譲り受けた時の店員さんが私達の所に来た。
「いらっしゃいませ、今日は随分とお買い頂き、ありがとう御座います。あの旅にでも出るのですか」
「はい、馬車も修復出来ましたので、明日この街から出発します」
「まぁ、あの馬車をもう乗れる様にしたのですか、いったいどういう方法なのですか」
「それは冒険者の稼業秘密ですよ、聞くだけ野暮と言う物ですよ」
リソナは店員に秘密だとして教えなかった。
「まぁ、それもそうですね、しかし、これだけ買って頂ければ当店としても有難いです。そうですか明日ですか良い旅が出来るように願ってますね」
「はい、さてとこれで良いわね、後は忘れ物は無いわね、それじゃ、会計を済ませましょうか、冒険者証の口座から支払いますね」
「はい、それではあちらのカウンターへお越しくださいね、冒険者証を預かりますね、さぁ、こちらへ」
女性店員は私達を会計カウンターへ案内をして会計処理をしてくれた。
「はい、お買い上げありがとう御座います。冒険者証と支払い明細書です。お返い致します」
「はい、どうも」
リソナは会計が済んだ品物を全てマジックバッグの中に収納した。
商会を出る頃には太陽がほぼ沈みかけ西の地平線が空が赤く染まり、真上の空には夜のとばりが降りつつあり、私達は暗くなる前に宿屋に早歩きで帰った。
宿屋に戻ると女将さんに明日でこの街を出る事を伝えると、一瞬少し淋しそうな表情したけど直ぐに笑顔になり部屋の鍵を渡してくれて、直ぐに晩御飯が出せるから空いてるテーブルに座ってと言ってくれた。
私達は直ぐに空いているテーブルに座ると女将さんが料理をテーブルの上に置いて並べてくれたので、私達は美味しい料理を頂いて明日からの旅について語り合う。
晩御飯を食べ終わると女将さんにおやすみの挨拶をしてから、直ぐに2階の部屋へ行くと明日の旅に備えて早く眠りに就く事にした。
早朝に3人で直ぐに起きて装備服を着て、1階の食堂へ行くと女将さんに挨拶をしてテブールに椅子に座ると朝食の料理を運んできてくれて、私達は女将さんにお礼を言ってから食べ始める。
そして食べ終わるとリソナが女将さんの所へ行き、部屋の鍵を返して精算すると3人分のお弁当を手渡してくれた。
「淋しくなるけど、気を付けていい旅ができるよう願っているよ」
「はい、女将さん色々とお世話になりました。とても気持ち良く過ごせました。ありがとう、それでは行ってきます」
リソナは改めて女将さんに感謝の気持ちを込めてお礼を言う。
「あぁ、気を付けてね」
女将さんが宿屋の玄関まで見送ってくれた。
私達は西の門を目指して繁華街の街路を歩き、西の門に着くと門番の衛兵に冒険者証を見せて門を通り、街道を10分程歩いてからモモカと馬車を街道の上に出して御者席に3人で乗ってモモカを合図した走り出す。
モモカが走り出すと物凄いスピードで走り出して、普通の馬車の2倍くらいの速度で街道を走って行くので私達はちょっとびっくりする。
「モモカ、大丈夫なの、こんなに飛ばして」
「グゥオー」
モモカとしはこれが普通だと言った。
「えっ、これが普通なの、まぁ、良いか」
私はとりあえずモモカがどのくらいまで持つか持久力を知る上で隙に走らせる事にした。
モモカは気分良く走り昼が過ぎでも余裕だったけど、私達のお腹が持たなかったので街道の端に停まって貰い、モモカに餌と水を与えて私達は馬車の中でお弁当を食べて一息入れて休息を半時ほと取った。
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