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009話 ドラゴンホースのモモカを従魔登録する。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私の所属するチーム・レミリとして今冒険者ギルドの戻って来て、東の森の件について受付カウンターの受付嬢に報告をしてらちょっとした騒ぎになった。


「あの、朝から東の森に行ったのですが、魔物が殆んど居ませんでした。原因を探る為に森の奥へ行った所にキラーブラッドヴァイパーが現れたのです。まものがいなくなったのはその原因ではないかと思われます」


「キラーブラッドヴァイパーですか、え~とAランク相当の魔物ですよ、よくご無事で帰還出来ましたね、どのくらいの大きさでしたか」


「え~と、それは現物を見ても貰えば分かると思いますが、17リードくらいはあったかと思いますが、討伐しましたので亡骸を見ますか」


「えっ、討伐なさったのですか、少々お待ちください」

受付嬢は直ぐに奥の事務所にいる上司に報告すると、直ぐにカウンター席に戻る。


「すいませんが、ギルドマスターと判断を伺いに行きましたので少々お待ちください」

受付嬢は何とか冷静さを取り戻し何時もの作り笑顔になる。


 私達が受付カウンターの傍で待っているとカウンター脇の廊下から歩いてきた巨漢な男が立ち止まり、私達をじ~と睨んでから口を開く。


「う~ん、チーム・レミリと言ったか、俺はここのギルドマスターのㇾギリスだ。キラーブラッドヴァイパーを討伐したと聞いが亡骸は持っているのか」


「はい、マジックバッグの中に入ってます」

ミーヤがポシェット型のマジックバッグをギルマスに見せる。


「その中にか、まぁ、良いだろう、亡骸を見せて貰おうか裏まで一緒に来てくれるか」


「「「はい」」」

私達はギルマスの後を付いて廊下を歩き建物の裏手の搬出用の広い停車場に連れて行かれた。


「ここなら、置けるだろう。出して貰えるか」


「はい、それでは・・・」

ミーヤはポシェット型のマジックバッグの蓋を開けるとキラーブラッドヴァイパーの亡骸を空いているスペースを出す。


「おっ、こりゃデカいな、良く倒したな」


「あの、これって今日中に買取って貰えるのですか、私達は明日から旅に出るのですが」


「いや、無理だな査定するのに時間が掛かるからな」


「なら、これは持って帰ります。次の路銀稼ぎする街で買取って貰います。一応森の異常を報告する為に現物を見せましたけど、もういいですよね」

リソナがギルマスに亡骸を持って帰ると強気て伝える。


「おいおい、無茶を言うなよ、少しは待ってくれよ」


「待ってと言われても私達にだって都合と言うものがあります。私達に待てと言う方にも無茶だと思います。別に無理にこの場で買取って貰う必要はない」


「ギルマス、この亡骸は殆んど傷がありません。脳天に刺し傷があるだけですよ」


「おい、因みにどうやって討伐したんだ」


「はい、体内と外から凍り付けにして動きを封じ、最後の止めに脳天から一刺しです」

リソナがキラーブラッドヴァイパーの討伐方法を教える。


「なるほどな、一番理想的な倒し方だな、少し時間をくれるか、出来るだけ速やかに査定するから頼む」


「そうですか」


「おい、過去の買取データーと傷の損傷度を考慮して速やかに査定しろ、解体はその後だ良いな」


「はい、分かりました」

解体担当者がギルマスの指示に返事をして直ぐに査定を始める。


「まぁ、何だ、ギルドとしてこんなに良い素材を逃す訳にはいかないからよ、本来の査定方法ではないが、多少正確さに掛けるかもしれんが、そちらの都合も考量するからうちで買取らせてくれるか」


「報酬額を聞いてから考えます」


「そうか、それで良い。少し話がしたいから俺の執務室に来てくれるか、もうちっと詳しく話が聞きたいからな」

ギルマスは3人のお嬢ちゃんがどうして危険なキラーブラッドヴァイパーと戦闘する気にったのか興味があった。


 それから私達はギルマス・ㇾギリスの執務室に同行し、執務室のソファーに3人で並んで座って、正面に座るギルマス・ㇾギリスと対談することになった。


「ところで、何で東の森へ行ったんだ」


「はい、先日私達がランクアップしたので、それでレティがBランクになったので、最後に東の森へ挑むことしました。う~ん、後は馬車をけん引できる魔馬か他に出来そうな魔物を物色する目的がありました」


「馬車?まさか買ったのか、良くそんな高価な物を買えたな、ここでそんなに稼いでいたのか」


「いいえ、商会で廃棄処分する馬車を無料で引取りました」


「ハッ、壊れた馬車をか?まさか修理して使う気なのか」


「はい、レティの特殊スキルなら可能です」


「ほぉ、どんな特殊スキルなんだ」


「それは私から、守護聖龍リリスのスキルです。万能ですよ」

私は守護聖龍リリスの存在を特殊スキルとして話した。


「ハッ、まさか聖龍に守られているのか、俺にも姿は見せられるか」


「いいえ、私以外には見えません、私の魂に宿してますから」


「何でそんな事になっているんだ。それに万能とは何か見せられる物はあるのか」


「はい、例えば私の魔剣がそうです。リリスが私の為に聖龍の鱗で創作してくれました」

私は異空間収納から魔剣アイスソードを出してギルマスに手渡して見せる。


「ほぉ、これは軽いな、確かにただの剣ではないが良い魔剣ではあるな、それなら聖龍の鱗を売れば良い稼ぎになるだろう」

ギルマス・ㇾギリスは魔剣をレティに返してから思った事を言う。


「いいえ、リリスが認めた者以外には渡せません、仮に認めた者以外の手に渡れば消えますので非売品です。詐欺になりますから」


「しかし、なんでまたお前の魂に宿ったんだ。理由は聞いたのか」


「それはリリスにも分からないそうです。神にでも聞いてくれと言ってます」


「あっ、レティ、ついでにモモカを従魔登録した方か良いわよ」


「あ~、そうかしないと不味いか、ギルマスにお願いです。ドラゴンホースのモモカの従魔登録をお願いします」


「ハッ、まさか馬車のけん引にドラゴンホースを使うのか、それが東の森へ行った目的なのか、その目的を果たす為にアレを討伐したという事か」


「はい、リリスのお告げで東の森へ行きましたので、それで従魔登録をお願いします」


「それでどこに居るんだドラゴンホースは」


「はい、聖龍リリスが管理する異次元空間ですが体長が5リードくらいありますから、流石に執務室の中では出せませんね」


「オイ、そこの二人はレティと居て何にも思わないのか」


「あ~、最初は驚きの連続でしたが、もう理解するのは諦めました。ただ私達二人はリリス様に認められた様なので、その恩恵を頂けてるので十分です」

リソナはレティに対して思った事をギルマスに正直に話す。


『おい、お嬢、モモカならもう大丈夫だぞ、何時でも出しても良いぞ』


『うん、分かった。ありがとう』

私はリリスからモモカの体調が大丈夫と知らせがあったので安心した。


「ところでギルマス。リリスの事は他言無用でお願いします。ギルド関係者で信用ある立場の方までなら共有しても良いですけど、私に人による害が及ぶとこの世界の人類が滅ぶそうです」


「オイ、随分と物騒な事を言うな、まぁ、良いさ、その辺は俺の方で何とかする。俺も付き合うから従魔登録を1階のフロアなら大丈夫だろうから行くぞ」


それから私達はギルマスと一緒に1階の受付カウンターへ行き、ドラゴンホースを異次元空間から出して、周りにいる皆を驚かせながらギルマス立会いの下で従魔登録をする。


「おっ、これがドラゴンホースが凄いな、う~ん、3リードくらいしかないぞ」


「あれ、そうですね、チョッと待ってください」


『ねぇ、リリス、モモカが小さくなってるみたいだけど、どうしてなの』


『あ~、我の加護で小回りが利くサイズにした。戦闘モードになれば元の大きさに戻るぞ』


『なるほど、ありがとう』


「ギルマス、リリスの加護で小回りが利くサイズにしたそうです。戦闘モードになれば元の姿になるそうです」


「あっ、そうか、もう驚かんよ、おい従魔登録させてやれ」

ギルマスは受付嬢に指示を出して従魔登録申請書をレティに手渡す。


 こうして無事にドラゴンホースのモモカを従魔登録を済ませて、従魔の印として頭の二本のあるうちの右の角の根元に可愛い蝶の型リボンの付いた革製ベルトを付けて異次元空間に入って貰った。


 キラーブラッドヴァイパーの素材の報酬はギルド側の査定額が112万ルドとでましたが、ギルマスがそれなりに気を使ったくれたので100万ルドで手打ちにして、報酬をリソナの口座に入金してから市場へ出掛けた。

お読み頂きありがとうございます。

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