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001話 賢者から転生して無才の公爵令嬢として過ごす。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 森の中を一人の金髪の美少女が生活費を稼ぐために魔物と戦い、魔物の倒して魔物の素材と薬草を採取して異空間収納に仕舞い、日が暮れる前に冒険者ギルドへ行き換金する。


「うふふ、今日は中々良い稼ぎが出来たわね、さてと買い物してから帰るわよ」

私は今日の稼ぎに満足して微笑む。


「本当に何時までこんな生活を続けるの」

守護龍の白龍リリスは呆れる様レイリアに囁く。


「もう、いつも言っているでしょ、学園を卒業するまでよ」

私は周りに聞こえない様に囁く様にリリスに話す。


私は市場へ行って日暮れ前に行われる安売りされる野菜などの食材とパンを買ってから、安く借りたアパートの202号の部屋に戻り、部屋から瞬間移動で公爵家の裏庭の外れにある2階建て物置小屋へ帰る。


 5歳の頃の魔力測定で魔力なしと判定されてからは実母に嫌われており、一度だけお母様に首を絞められて殺されかけた時にお父様に救われた経緯がありました。


お母様はその事件の後から、私に対して少しでも気に入らない事があると直ぐに物置小屋に押し込まれていたので随分と長い付き合いなので、今では愛着がある。


二階建ての古い物置小屋を2DKに改装して玄関のドアを開けて中に入ると、キッチンに行って魔導冷蔵庫の中に買ってきた食材をしまう。


 私は晩御飯を手際よく作り、作った料理をテーブルの上に置いて一人で食べているとリリスが私の頭上を飛び回る。


 私が10歳になった時にお父様が同い歳の二月違いの腹違いの妹ティアラが屋敷に来てからは妹のティアラは魔力量もあり火炎魔法が使えたので、お母様は実の娘の私よりも魔法が優秀なティアラを可愛がる様なる。


ティアラは私が実母に嫌われいるのを知ると、何かにつけて嫌がらせの意味で虚言きょげんで私が悪い事をしたと、お母様に言いつけられると激怒をして私の背中に鞭打ちをします。


私の背に鞭打ちが終ると古い2階建ての物置小屋に押し込まれ、妹が来て1ヶ月後には屋敷への立入りを禁止されてしまった。


お母様から屋敷の立ち入りを禁止されて早6年経つけど、屋敷に立ち入り禁止された当初から食事を全く与えられず餓死寸前まで至った。


私が餓死寸前まで至った時にリリスが目覚めて、私の前世の記憶を思い出させてくれて、前世は賢者として28歳まで生きた記憶と共に魔力も覚醒してからは何とか生活が自力で出来るようになる。


 私は何とか体調も整えて真面な生活が出来るようになって間もなくして、王家の第2王子との婚約が内定してしまい、さらにお母様が激高して物置小屋にきて私の背中に鞭打ちをした。


 顔合わせの時は私は公爵家での生活の所為で気概も無く、無表情で第王子オディアスとご対面したので第一印象が悪くて、その時から無能の癖にと睨みつけられて嫌われた。


 月に一度行われる王子のオディアスとの公爵家でのお茶会も私は死んだ目をして無表情だったので、1時間も持たずに会ってお茶を飲んで終わりと言うのを繰り返した。


 それから半年後からは王城での王子妃教育が始まり、最初は週2日程度で基礎的なマナーの練習だけであったので難なくこなせていた。


ただ王城へ行くにも馬車ではなく一人で徒歩で行くようにお母様に言われて、その後も妃教育は続けられ、その辺りから私に影が着く様になり現在まで続いており週4日となっている。


 私の前世は英雄賢者レティとして、このブルクシァン王国建国に貢献し建国の英雄の4人の内の1人として王国の初代国王ルーカスとルティスとガティスと共に銅像として王都に在る中央広場の中心に置かれている。


私はこのブルクシァン王国の王都となる場所で近くにそびえるルティカス山の洞窟に棲まう氷龍とルーカス達と共に戦い、氷龍に止めの一撃を放ち倒した時に反撃を受けて亡くなってしまった。


氷龍との戦いは一進一退の激戦となり、周辺の森の木々を全て薙ぎ払われ炎で燃え広がり、戦場一帯が草木も生えぬ程の焦土となった。


 戦闘後に焦土と化した跡地を生き残ったルーカス達3人が中心となり開拓し小さな街を作り発展させたのが現在の王都となり、ルーカスが国王となり建国して1498年が経つらしい。


王都周辺の東側と西側には秘境のブルシアン大森林が広がり、北側にルティカス山が聳え立つ立地状況となっている。


リリスはその時に倒した氷龍であり、なぜか理由は分からないけど私の魂に宿い、今では私の守護聖龍となって守ってくれている。


 私は記憶が取り戻してからは物置小屋を徐々に改装して行き、屋敷の倉庫から古いベッドや棚などを異空間収納に収納して運び、多少魔法も使い住みよい環境に整えてきた。


 冒険者ギルドには孤児などでも10歳から冒険者に登録できたので、私は前世の名前と髪の色と瞳に変えてレティとして登録して薬草採取と自己消費用に魔物も倒して飢え凌いで今ではCランクの冒険者となっている。


 そんな生活を続けて現代に至るけど最近は母娘での私に対する嫌がらせが激化してきているので、流石にもう我慢の限界に来ている。


私も家を出る覚悟は出来ているので、何かを切っ掛けに家を出る心算なので、何時でも出れる様に大事なものは全て異空間収納に仕舞っている。


「あ~、明日は学園もあるけど、晩御飯は屋敷でお父様の顔を見ながら食べなきゃいけないのよね、月一と言えどだるいわね」


「お嬢また、何か嫌がらせされるじゃないの」


「えぇ、そうね、お母様とティアラに会うのも面倒だけど嫌味だけで済めば良いけど、さすがに毒入りの料理には参ったわね」


「まぁ、何かあれば我が守るけど毒とか平気で盛るから質が悪い、ところで背中の傷とかはまだ放置するのか」


「そうね、この家から出るまでは、その心算よ、この背中にある無数の傷が今の私である証みたいなものだもの、いざとなったらこの背中の傷を見せてオディアス殿下と婚約破棄する切り札にするわ」


「うふふ、まさか実の母親から虐待を受けて傷物だからと訴える気かな」


「えぇ、こんな傷物の令嬢なんて誰も貰わないでしょ」


「それなら妃教育を受ける意味があるのか、週4日も無駄じゃないのか」


「う~ん、そうね教養はあっても邪魔になるものでもないでしょう、それにこの国の歴史に興味があるの、前世の私が亡くなってからの事が知れて楽しいの」


「お嬢、また来たよ、城からの監視者がね」


「そう、それでは片付けて勉強でもしますかね」

私も天井に気配を感じて食べ終わった食器を片付けてから、ネグリジェに着替えて予習を始める事にした。


 私はこれでも8歳の時から第二王子オディアスの婚約者であるので、定期的に私の様子を見に来るので、ネグリジェに着替えて敢えて背中の傷をわざと見せつけている。


ドッドドド、バーン、ドーン。


「ちょっとアンタ、昼間どこに行ってたのよ、はい、これ宿題よ、明日の朝までにしておいてよいいわね、逆らうとお母様に言いつけるわよ」

ティアラは乱暴に玄関のドアを開け閉めして入ってくると教科書とノートをテーブルの上に置く。


「はぁ~、仕方が無いわね、分かったけど、もう少しドアを静かに開け閉めしてくれるかしら、壊れたらどうするの」


「ふっん、そんなの知らないわよ、それじゃね」

キーイ、バーン、ガタンバーン。


妹のティアラは宿題を私に押付けると直ぐに玄関ドアを乱暴に開け出て行き乱暴に閉めるとドアの金具が壊れて外れる。


「はぁ~、もう、勘弁して欲しいわね、壊れたじゃない」

私は仕方がなく応急処置でドアを枠に填め込んでからテーブルを動かし、ドアが外れないように置いて支える。


 私はそれから椅子をテーブルの所に持ってきてから座り、妹のティアラに押付けられた宿題をさっさとやってから二階の寝室へ上がり眠りに就く。


私が眠りに就く振りをすると監視者も流石に帰った様なので、ベットの上で横になったまま王城の帰りに金具を買って帰えり、お父様とのディナーをキャンセルしてドアの修理する事に決めて眠る。


 朝の6時に起きると直ぐに1階に降りて洗面台へ行き顔を洗ってから、朝食のパンを焼いて目玉焼きとサラダをスープを作り食べる。


それから片付けると二階ヘ上がり制服に着替えて、髪を梳かし身形を整えてからカバンを持って家から出ると本邸へ出向き、メイドに妹の宿題を預けてから学園へ歩いて登校する。


 屋敷から学園まで徒歩で一時ほど歩いて通い、繁華街を通ると平民のクラスメイトのレイラと会い一緒に学園まで登校する日常が、入学してから10カ月くらい経つ。


「お早う御座います。レイリア様」


「お早う、レイラ、今日も好い天気で良かったわね」


「はい、でも今日もレイリア様は徒歩なのですか、公爵令嬢なのに大丈夫なのですか」


「うふふ、私は家族から見放された令嬢なのよ、私の事を心配する家族など誰も居ないわ」


「いや、それでも第二王子オディアス様の婚約者なのですよ、流石に不味くないですか」


「その婚約者からも嫌われているのだから問題ないわよ、一昨日も妹と一緒に来て妹の虚言に乗って虐めるなと能無しとか他の大勢の学生の面前で咎められたし、早く破棄して貰いたいくらいよ」


「レイリア様、流石にそれは投げやり過ぎませんか、それにお立場が益々悪くなるのではないですか」


「いいのよ、これ以上悪くはならないわ、公爵家からも廃嫡して貰えれば最高なんだけど、それに自分の身くらいは自分で守れるもの」

私は家族からも婚約者からも嫌われているし、早くこの退屈な国から出て行きたい、そればかりを願うばかりです。


 友人のレイラと二人で学園まで歩いて通い、今晩の月に一度の父との晩餐はドアの修理でバスしても問題無い、どうせ公爵家には私の居場所など既にもう無いなと覚悟を決めて学園へ向かう。

お読み頂きありがとうございます。

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