8/20
日が沈むまで踊ろう
野を進む
陽光の下で白いワンピースが風に翻り
太陽の光を反射した
そのまま駆けて
くるくる回って
スカートが花びらのように綺麗に広がる
風は少し涼しくて
心はほんのり温かい
妖精ってこんな感じなのかしら
わたし、そうね
花が咲いたみたい
小さな太陽になったみたい
風と、木の葉と
一緒に踊る
ずっと見ていた夢があった
おとぎ話の主人公みたいに
ひたすら踊るの
それが今日は叶った日で
だからわたしは日が沈むまで踊りたい
こんな日があってもいいんだよ
こんな日がずっとあってほしいんだ
とにかく今日は素敵な日
こうしてただ踊っていられることは
どんなに幸せなことだろう
ありがとう
わたしと風
ありがとう
木の葉と心、そして世界よ




