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愛の世界  作者: いとい・ひだまり


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21/22

風なみ / 秋とステンドグラス

【風なみ】




ざああと木の葉を揺らし

からからと落ち葉を運び

ふうっとわたしの耳に囁いてくる秋の風は

少しだけ波の音に似てる


音、運んできてくれたのかな

海のお友達かな


うーん、でも


くすすっ

と、いたずらっぽく笑う秋風は

やっぱり海の風とは違うのね


けれどそんなあなたのお茶目なところが

わたし結構好き




      *




【秋とステンドグラス】




青や赤や黄の木の葉が

日に透ける

夕方の特別なステンドグラス


どうしてこんなに綺麗かな

光と一緒にきらきらしてて

あったかくて


きっと秋のきらきらは全部

ここにあるんだ

って思えるくらい


そのまんま持ち帰りたいけど

出来ないから記憶に保存して


いつまでもじーっと見ていたら

夜になってきたけど


褪せるというより上品になる

この薄い色が好き


また今日が終わるね

また明日も、綺麗な世界見れたらいいな

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