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愛の世界  作者: いとい・ひだまり


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2/22

光の中で

サンダルを脱いで川に入る

少し冷たいせせらぎが心地よくて目をつむる


木漏れ日がわたしの顔を照らすから

もっと触れたくて陽だまりに入る


魚の背が反射しきらきら光る

わたしは光を食べるまねをする


暖かい、涼しい、冷たい

そのどれもを感じている


膝にさわさわと当たるスカートの感触が心地いい


ふっと強い風が吹いて、わたしの頭の麦わら帽子が浮き上がる

それを捕まえると手を離れた純白の裾が少し水に染まった


綺麗だから、それもいいかともう片方の手も離す

水を行く布が肌に当たる

ゆらゆら、時々くすぐったい


魚が寄ってくる

つんつん、ひらひら

かわいい


麦わら帽子の隙間に落ちる太陽の光が、胸元を、足元を照らす

ちらちらとそれは光り輝いて美しい


少し涼んだかしらと岸に上がる

きゅ、きゅとスカートの裾を絞れば垂れる水が石に落ちる


サンダルを引っかけ、もう一度せせらぎに目をやる

「またきます」


さわ、と風が吹いて

お返事をもらえた気がした

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