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殺人ウサギは討伐された

 昔々、とある国の近くにある洞窟に殺人ウサギと呼ばれるとても恐ろしい怪物が住んでいました。

 その洞窟の近くにはとてもよく効く薬になる珍しい薬草が沢山生えているため、多くの人々が薬草を求めてそこに訪れるのですが、殺人ウサギはやってくる人間達を容赦なく殺してしまうのです。

 そのため討伐隊が何度も組まれたのですが、全て返り討ちにされました。

 そうしてとうとう、王様と王様直属の騎士達が殺人ウサギを倒すために立ち上がったのです。

 聖なる武器を携えた王様と騎士達は勇敢に殺人ウサギに立ち向かいます。

 恐るべき殺人ウサギといえ、数多くの聖なる武器にはかないませんでした。

 国一番の弓の名手が放った聖なる矢が、傷ひとつつかなかった殺人ウサギの背に何本も突き刺さります。

 国一番の騎士が携える聖なる槍が殺人ウサギの右腕を深くえぐり、槍の柄が右足を砕きました。

 あまりの痛みに身動きがとれなくなった殺人ウサギの腹に王様の聖剣が深々と突き刺さりました、そうして絶叫を上げる殺人ウサギの背後から忍び寄っていた国一番の力持ちである騎士は思い切り聖なるハンマーを振り上げ、振り下ろしました。

 殺人ウサギの頭はぐしゃりと潰れました。

 殺人ウサギの息がもうないことを確認した王様と騎士達は恐るべき怪物をようやく倒せた歓喜に打ち震え、一斉に歓声をあげました。

 こうして恐るべき怪物は倒され、平和が取り戻されました。

 めでたし、めでたし。

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