3話 VS森の盗賊王 前編
「...ここだ。」
あれから俺は魔物に遭遇しながらも奴らのアジトにたどり着いた。アジトの形状は、巨大な洞穴を改造したような場所だ。
一応警戒しておくか、ここは敵のアジト、間違いなく森で戦った数よりは多いだろう。とか考えていると案内をさせていた男が逃げるようにアジトの奥へ走って行った。
「ん?...はあ。」
それからほどなくしてかなりの量の盗賊が奥から出てきた。恐らく4〜50人はいるだろう。
「てめえ!さっきはよくもやってくれたな!!」
さっきの案内させてたやつもいた。あまり時間をかけるのも面倒だ、こうして俺は魔力を右手に集めそれを一気に無差別に動くレーザーにして放出した。レーザーは高速で反射しながら盗賊たちを貫いていき、レーザーが消えるころには6人まで減らしていた。そのあとは剣を生成し残ったやつらを始末した。
「ふぅ、よし。」
俺はアジトの奥まで進んでいった。
あれから少し戦闘もあったが別に苦戦することもなく一番奥の戦闘するにはちょうどいい広さの場所にたどり着き、そこにはボスらしき青年がいた。
「お前がここのボス、森の盗賊王であり転生者だな。」
「...こうして聞いてくるということはお前どうやら森の盗賊王としてのオレではなく転生者としてのオレに用事があるみたいだな。で、何の用だ?」
よくしゃべるやつだな、まあいいや。俺は世界の状況の説明と能力の返還について無理だと思うが一応聞いてみた。
「嫌だと言ったら?」
「殺して奪う。」
「そうか。なら逆に殺してやるよ!!」
そう言うとやつはナイフを持って高速で襲いかかってきた。
「ふむ。」
速いな、だが捉えられないほどじゃない。俺は剣を生成しt、
「なっ?!」
俺が生成した剣が消えた、驚いたが斜め上からから振り下ろされたナイフはなんとか紙一重でかわし、距離を取るため下がろうとしたその時、なぜかやつが持っているはずがない俺が生成したはずの剣で脇腹辺りを切り裂かれた。
「がっ!」
結構深くやられた。俺は血まみれの傷口を押さえながら距離を取り、とりあえず幻造魔法で傷口を回復させステータスを見ようとしたがやつはナイフを10本くらい投擲して邪魔をしてきた。
「くっ!」
俺なんとかナイフを避け、横に高速移動しながら小さな火球を大量に飛ばし攻撃をするも全てかわされ、やつはその隙にこちらに近づいて接近戦を仕掛けてきた。
俺は傷の痛みで反応がおくれ押さえていた傷口に蹴りをいれられ、吹き飛ばされ俺はそのまま壁に叩きつけられ地面に倒れこんだ。




