閑話 神造兵器と勇者の定義
今回、完全説明回で面白く無いですが世界観を理解するのに必要なので出来れば見て欲しいです。
俺はインタビュー的なのが終わった後、ワープして普段住んでる「試練の塔」の結界内に戻ってきていた。
試練の塔というのはこの世界にいるいわゆる「魔王」を倒すための「勇者」をそれ相応の強さに育て上げるための俺たち「神造兵器」が住んでる場所だ。
しかしまず前提として魔王は「人類」の敵として、世界が作り出した強力な力を持つ魔物だ。
なぜ人類の敵を世界が作り出しているのかというと、世界が存続するには「善」と「悪」のバランスがとれていなければいけない。
そしてこの世界では定期的に勇者の力を持つ者が産まれる。そしてその勇者の大半が強力な才能そして善の心を持っている。
なので勇者は当然人類の大半にとっての悪、例えば盗賊とかその辺を倒したりする。その上この世界は転生者が今ほどではないが他の世界に比べたらかなり来る。
そしてその転生者も、善と悪どちらが多いかというと善のほうが多い。すると何が起こるかというと、力を持たない人類が勇者や転生者に任せて堕落する。その上世界の善悪のバランスが善に傾きすぎてしまう。なので転生者には敵わないが勇者と同等又はそれ以上の強さを持つ魔王を世界が作り出すことで勇者ほどの力を持たない人類も動かなくてはならないようになっている。
ちなみになぜ転生者に魔王が敵わないかというと転生者は勇者を遥かに上回る強さを持って転生してくる場合が多いからだ。
そして次に神造兵器について。
まず、神造兵器というのは種族名ではなく正確には元々神の力とは関係無いものに神の力を埋め込んだ戦闘が出来るものの総称で、例えばそこら辺の剣に神の力を埋め込んでも神造兵器になる。なので神造兵器は12人いると言っても、それはあくまで人として数えられる神造兵器が12人というだけで、武器などの道具を含めたらまだ沢山ある。
そして神造兵器になると身体能力の上昇、圧倒的寿命、害あるものへの耐性が付く。
ちなみに俺は12人いる神造兵器の中で大体真ん中位の強さだと思う。まあ別に相性とかあるし一番弱いやつが一番強いやつに全く敵わないかというとそうでもないが。
そして俺たち神造兵器や強力な転生者が持っている超越者という称号について、超越者というのは元の種族において一定以上の強さを持つ者に与えられる称号となっている。
観察眼を使うと強さが数字で表示される。超越者になるとカンストの「10」になり、勇者や魔王が大体「6〜8」位になっている。かといって「8」のやつが二人がかりで「10」相手に勝てるかというとそんなに単純な話ではない。「10」がカンストだからといってこれ以上強くならないわけではないからだ。
なぜ勇者や魔王が「6〜8」位で止まるかというと、勇者はある一定までは凄まじい速度で成長するが、その先の成長は普通の人類とそこまで変わらないから、それと単純に「10」に行くには魔王を倒しに行く程度の過酷さでは全然足りないからだ。
「10」に行くには異常な寿命や人生のほとんどを苛烈な戦いや殺し合いに捧げるか、転生者のように初めから強く生み出されるかの3つの内どれかだと思う。
この中で俺はが超越者の理由は最初の2つだ。寿命はそうだが、人間時代は職業がそういう仕事だったからだ。
ちなみに超越者になると身体的に成長しなくなるが、これは別に強くならなくなる訳ではなく、ただ単にこれ以上老化しなくなるという意味だ。要するに見た目が時間で変わらなくなる。
とか色々思い出したりしてたら塔に着いた。
(それにしても、勇者が来るとか何百年ぶりだろうか。)
俺は塔にある神造兵器専用の装置を使い、300階ある塔を勇者がどれくらい登っているかを見た。
(え?213階!?これはヤバい!罠仕掛けて、大会終わって明日帰って来てもギリギリ間に合うか分からん。世界のやつ何でもっと早く教えなかった!)
俺は急いで装置と幻造魔法を使い213階から上に強力な魔物や罠を仕掛けまくった。
「よし...。」
大会に遅れてもヤバいので、俺は急いで闘技場にワープして戻った。




