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誰か銭湯の男湯に美少女(ロボ)が居た時の正しい対処法を教えてくれ。  作者: 残機1LIFE0/全自動駄文生産ライン
誰か運命の歯車が廻りだした時の正しい対処法を教えてくれ。
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41軒目:何方か少年漫画のお約束を教えて下さい。

タイムスリップしてきたんでこれが先週分の更新です。そして来週に今週分の更新です。何もおかしい所はありません。でもタイムスリップは嘘です。41話です。


R2.1.24:本文を修整させて頂きました。

某年六月二十八日


 名も知らぬ彼女が、『好きに生きろ』と言い残して消えてから、私は只々呆然とその場に立ち尽くしていた。


 幾ら呼ぼうと、再起動をかけようと、私の中で何者かが動いている気配は無い。


「プログラムは残ってるので、消えたという訳じゃあなさそうなんですが……」


 私の中のセキュリティが何とか……って言ってましたから、元々彼女は居ない事が普通だと考えられます。或いは……


「あーーーーーーー、もうっ! 昔の偉い人は言いました、悩む前に即行動ッ!! 洗濯も何もしてませんが飯食いに行きますよオラァンッ!!」


 何て叫んでも、ツッコんでくれる人は誰も居ないんですが、ね。


 *(ロンリネスアウティングタイムっ!)


 纏めるのが面倒なので髪を下ろし、Tシャツにチノパン、そして私には必要ないですが冷房が効いていた時用に腰に薄手のパーカーを巻きつけ、街を散策します。


 さて、なーに食べましょうかねぇ……個人的にはネットでマストのチーズインハンバーグのクーポンをゲットしてしまったのでその辺りが……


 なんて考えて歩いていると、ショタハケーンしますた。さり気なく一般人ピーポーに紛れるキャップを被りリュックを背負った伊月君、私でなければ見逃してしまいますね。


 対象に気づかれないよう忍び足で背後に立ち、ボイス設定を男性にします。


 ……これ、傍から見たら完全に不審者なのでは? まあ、私はエクストリーム美少女なので全て許されるでしょう。ただの美少女だとこうはいきません。多分。


 さて、ボイス設定を男性に設定してっと……


「『デュフフ。君、こんな所で何してるんだい?』」


「ふぁっ!?」


 驚いて飛び上がった伊月君を安心させるように、直ぐに正面に回って顔を見せます。


「なんちゃって。ユーモア溢れるジョークです。驚きましたでしょうか、伊月君?」


「せ、生命の危機を感じました……悪趣味ですねシロさん。ていうか、今の声どうやって出してたんですか……?」


「おやおやぁ、一度会っただけなのに名前を覚えていただけるとは光栄ですね。フフフ、声真似には自身があるんですよ。」


 なんたってロボですからね。山ちゃ○もびっくりのレパートリーですよ。まあ、あんまり多用すると面白くないのでここぞという時しか変えませんけど。


「それにしても、何故こんな平日の真っ昼間に外を出歩いてるんですか? まさか不登校なので?」


「ち、違いますよっ! 今日は午前中だけで授業が終わったので、本でも買いに行こうかと……」


「なるほど、ということは家はこの近くなんですね? ニヤァ……」


「いや何するつもりなんですかっ!? そして口調の割に無表情!」


 こちらを警戒しながら後ずさる伊月君。


「うわ、今のは傷つきましたよ。罰として私の食事に付き合ってもらいます。」


「何でですかっ、今時誘拐犯でももっとマシな理由で人を拐いますよ!?」


「うるさいです、黙ってお姉さんに奢られて下さいませ。」


 私は伊月君の脇に手を差し込んで持ち上げると、鉄骨を運ぶ大工の様に肩に担ぎます。


「いやいやいや、奢ってもらうなんて恐れ多いですし、僕家でお昼食べましたし、それに本も買えてないですしぃ……! ていうかシロさん結構力強いんですね!?」


「お腹がいっぱいならデザートを食べればいいじゃないですか。あ、アレルギーとかあります?」


「あ、海老アレルギーです。……じゃないんですよ! 降ろしてくださいっ! そして本当にお腹がいっぱいならデザートも食べれないでしょう!?」


 おっと、伊月くんもノリツッコミを使いこなせるようになりましたか。


「海老ですかぁ……偶にスナック系統のお菓子に使われたりするんで中々に油断できませんよねぇ。然しご安心を、提供されたパッフェはすべて私が成分分析をかけましょう。つまり一口貰います。」


「もう問答無用で連れてくんですね!? ああもう、わかりましたから本当に降ろして下さいっ! これ凄い恥ずかしいんです!」


「わかりました、お姫様抱っこにします。」


「そういう問題じゃなーーーいっ!!」


 *(プリンセスハグタイムッ!)


「申し訳ないけれどここから先は道路工事中なんだよねぇー……ごめんねー。」


 ファミレスへ行く道中、ヘルメットを被った二人のオジサマがそう言って私の前に立ちふさがります。


「RPGの様に倒したら前に進めるシステム……?」


「いや倒したらダメですよ!? なんですかその修羅な世の中っ!」


「伊月君、小学生なのによく修羅なんて言葉知ってますねぇ……北○の拳でも読んでました?」


「僕一応二千年代に入ってから生まれてるんですけど……」


「ああ、今は公式のスマホアプリとかでも読める機会が増えましたからね。勿論読んでますよねー。」


「残念ながら読んでませんよっ! そんなにそもそもそんなに今の小学生ジャ○プ読みませんっ!」


「いや確かに対象年齢が最早R15と言ってもいいレベルの作品は出てきてますが……うーん、そうですかぁ……」


 そうですかぁ、小学生あんまりジャンプ読まないんですかぁ……いやそもそも昔からジャンプを読むのは中高生で、血とか裸が結構出てた気がしないでも……うーん?


「ともかく、この道は通れないみたいですし他の道を探しましょう。」


「えぇー、歩いて探すのなんて面倒なんでこの場で検索しましょー。」


 そう言って私は腰に巻いているパーカーのポケットに手を突っ込むフリをしながら、手首からスマホを取り出します。


「オッケーチビ真城ちゃん、ここら一帯の道路工事情報を調べて下さいませ?」


『了解シマシタデス!』


 そう言って、画面の中の二点五等身にデフォルメされた私のようなデザインのキャラクターが敬礼を決める。


 これぞコミュニケーションロボ七つ道具の内の一つ、簡易補助AIです。システム修復やデータのサルベージからクラッキングまでなんでもござれ。


 ……まあ、私がやった方が早いんですけどね。あれです、ミ○ドラみたいなもんです。ユーモア大事。


 おっと、そうこう言っている間に検索完了。アドレスが書いてある板を持ったミニシロちゃんがドヤ顔で出現します。よーし良い子です。可愛い。


 ふむ、おっと? うーん……?


「………………伊月君、なんかマッ○シェイクでも飲みたくなってきたりしないですか?」


「何ですか急に、さっきまで僕を引きずってまでファミレスに行こうとしてたのに……」


「そんな所でテンプレパターンで地雷踏み抜かなくてもいいんですよ鈍いですねぇっ!!」


「理不尽だっ!」


 そうこう言っている間にメットオジサンはジリジリと距離を詰めてきています。ああもうっ!


「……お嬢さん達、ちょっといいかな?」


「いやいや、今からちょっと私達即席おねショタしなくちゃいけないんで手を繋いで散歩でもしようかって所なんでそろそろ失礼しますね。ハローハロー。サンキュー。グッバイ。」


「待てぇいっ! 何か色々勘付かれた気がするから今帰られると俺の首が物理的に飛んじゃうっ!」


「知るかぁッ! ここら一帯封鎖されてて早朝に書き換えられたばかりの不自然な工事情報ネットに上げて如何にもやましい事してますよってプンップンで何が『待てぇいっ!』ですかっ! そんな事言われて立ち止まってたらパトカーにサイレンなんて必要無いんですよバーカバァーカッ!」


 私の手を掴もうとしてきたオジサンの手を叩き落とし、アッカンベーをします。


「ほら何ボサッとしてるんですか伊月君、逃げますよっ! 返事はアラホラサッサーっ!」


「へ、いや、何が起こって……」


「返事はッ!?」


「ァ、アラホラサッサーッ!」


 敬礼をした伊月君を又も持ち上げると全力で走ります。


「クソッ、だからこんな杜撰(ずさん)な計画嫌だったんだよッ!」


「そんな事言ってもあの人には逆らえないだろっ!? 言ってる暇あったら応援でも呼べっ!」


 男達は私を追いかけながらトランシーバーで誰かを呼ぶようですね……面倒な。


「スイマセンねこんな事になるなんて想像もしてませんでしたっ!」


 私が悪いとは完全には思ってはいませんが、一応変な事に巻き込んでしまった伊月君に謝罪の意を表明します。


「もうなんかこの滅茶苦茶な感じは有須川さんに絡まれた時と同じなので慣れましたっ! でも逃げるったって何処へっ!?」


「決まってるでしょうっ! こういう時の解決策は一つッ!!!!」


 身体を傾けて地面に付いた手を軸に回転すると、私は後ろ(・・・)に向かって走り出す。



「テロリストさんの一番偉い奴をブッ飛ばすんですよォッ!!!! コード『BOOST』ォッ!」


「それこそ少年漫画の読み過ぎですよォッ!」



 足に力を込めて跳躍すると、追ってきた二人の男の肩を踏み台に、簡易的なフェンスを乗り越えます。


「伊月君という御荷物抱えて道具無しの縛りプレイとは、これは中々に燃えますねぇ……!」


「事実だけどそんなにハッキリ御荷物っていいますっ!?」


 誰も居ない路地に入って伊月君を地面に下ろすと、ジッと彼の目を見つめます。


「いいですか伊月君、適材適所という言葉があります。伊月君は将来有望のツッコミスキル高めのですが、身体能力は変態さんにも劣ります。それは自覚しなければいけない残念な現実です。」


「僕そんな風に思われてたんですかっ!? ツッコミスキル以外にも褒める部分あったでしょ!?」


 なぜかショックを受ける伊月君。然しそんな彼を無視して私は話を続けます。


「さて、○ャンプをあまり読まない伊月君に、少年漫画のお約束を一つだけ教えてあげましょう。」


「何ですか……?」


「主人公から離れた瞬間に人質になりそうなキャラは捕まります。もうそれはそれは秒速で。」


「は、はぁ……?」


 まだハッキリと私の言いたいことがわかっていないようですね……ヤレヤレ。


「だから、絶対に私から離れないで下さいね? たとえ帰りたくなったとしても、どんな怪物が出てこようとも。」


「……漫画の話ですよね?」


「知らなかったんですか? 少年漫画は全部ノンフィクションですよ?」

 どうも皆さんおはこんばんちはバラレットラッ! なんか足が痛い残機1LIFE0ですっ!


 SS? そんなものはありません! モチベーションがないですっ!


 誤字脱字報告、作者への質問及びもっとSSを書け等の苦情、小説の感想、「この小説を読んだら銀髪美少女がショタを担いでパッフェパッフェ叫んでた」等の報告は感想欄もしくはTwitter及び質問箱へっ!

 今なら抽選で山盛り海老煎パッフェをプレゼント!(嘘) え、要らない? そうですか……私も断じて要らないですっ!


次回予告

京也「次回は一体何を……?」

有須川「せんとう回だね」

京也「この流れで!?」

有須川「せんとう回だね」

京也「いや、でも……え、まさか……?」

有須川「せんとう回だね」

京也「いやおい『銭湯』だよな!? そうなんだよな!?」

有須川「せんとう回だよ。紛れもなくね」

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青い鳥(ツッタカター)
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ええっ!? 新連載だって!?
【連載版】「旦那様、僭越ながら申し上げますが私めに欲情していただけないでしょうか」
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