32軒目:何方か正しい散財の回避法を教えて下さい。
お久しぶりです、そして明けましておめでとうございます。
32話です。いつもよりのっぺりした感じです。嘘です。
某年六月二十一日
「せんたっくせんたっく〜、楽しいわけじゃないけど〜、一応居候の身だから自分の事は自分でする〜、でも〜変態はいつも自分のを洗うなとか意味のわからないことを言ってくるから〜、とっても非効率なのぉ〜〜〜!」
ここでビブラーツッ!(ネイティヴ)
いやー、洗濯物を干しながらのアドリブ熱唱は良いものですね!
「さて、洗濯も終わりましたし? 日課のネタ作りもそこそこしましたし……後は楓花にTELして偽名を勝手に考えたこと伝えるぐらいですか。」
早速私は左手首から自前のスマートフォンを生やします。
……番号打つの面倒臭いので遠隔操作でいいですよね。
さて、ワンコー……
「もしもしシロちゃん!? 何か用かな!? 緊急事態とか!? それとも遊びのお誘い!?」
……ルもしない内に応答ありましたね。どんだけ暇なんですか楓花……
「あー、連絡といいますか御報告といいますか……」
「報告?」
*(テレフォンレポーティングタイムッ!)
「九条 真城……うん、良い名前だね! シロちゃん……いや、今は真城ちゃん?」
「シロでいいですよ。嫌いじゃないですし、人に聞かれても愛称と思われるでしょう。それに……」
「それに……?」
フッ、まさかこのセリフを言える日が来るとは……
「私、人から貰ったものは返還も破棄もしない主義なんで。」
「……シロちゃんって、割と良い子だよね?」
「あったりまえですよ、何せ私はスゥープァー美少女なんですから。」
ていうかそれだと普段は良い子に見えないみたいじゃありませんか? 私はサンタが土下座してプレゼント献上してくるレベルのテラ良い子ですよっ!
「え、何ゴメン今窓の外に馬刺し飛んでて良く聞こえなかった。」
「えぇ……いやなんですか馬刺しが飛んでるって……正直私が良い子とかいうドチャクソどうでもいい会話よりそっちのギャグでファンタジーなエキセントリック現象のほうが気になるんですけど詳細プリーズッ!」
「えっとねー……あ、お父さんが呼んでるから切るねー?」
「待てやゴルァッ!! 今切ったら絶交でs――
ツー、ツー、ツー……
「切りやがった! もういいですよ、楓花はヨーグルト一気飲みしてむせた上にお腹下せばいいんですよっ! 大っ嫌いです嘘本当はそんなに嫌いじゃないッ!!」
くぁーうぅ……馬刺しとは何ぞや……何故楓花は馬刺しを一目見ただけで馬刺しと判断出来たんじゃあ……気になりすぎて普段の口調が丸ごと崩壊しているこの現状でありんす……
最早馬刺しの事しか頭に浮かばない私は横になった体制で六畳一間を縦横無尽に……とは行きませんが物凄い勢いで転がります。そして案の定足を部屋の壁にぶつけます。
「痛ッ……くはないけれどもこの変態さんと同列の失態を犯してしまったという事を考えてしまったので心が大分痛いですねぇッ!! これもそれも馬刺しの変態さんの所為だッ!! ……馬刺しの変態さんとはッ!?」
また世界に一つ、謎が増えてしまった……
*(ミステリアスBASASIタイムッ!)
「この謎を解明する為、我々探検隊はアマゾソのお口へと向かった……」
いや、実際に今居るのはアマゾソでもお口でもなくて只の最寄りの商店街なんですけどね?
「少量の金銭は受け取っているものの、やはり物足りないといいますか……いや、やや都会レベルなこの町で一食二千円は貰っている方に感じてきました。やはり無駄にスーパーの前に置いてある超合金ロボガチャとか回しているからいけないんでしょうか……」
いやでもあれ何か回しちゃうんですよね。結局飽きて放置するんですけど、全て集めたら合体するとかシークレットがあるとか言われると収集欲がトマラナイナイヤみたいな感じに……あ、第二弾出てるじゃないですか。欲しいですね……って、いやいや。そうじゃないでしょう私っ! 今日は変態さんの刑罰の為のイタズラパーティーグッズをですね、主にデス○ース系のヤツを買いに来たわけでっ! 飯? んなもん知るかってやつですよォッ!!
罰……罰ですか……うーん。
駄目だ、山羊責めしか浮かばない……
※山羊責め:中世ヨーロッパにて行われたヤギに罪人の足の裏を舐めさせ骨に到達するまで足を擦り減らせる拷問。良い子は絶対に真似するなっ!
拷も……罰のバリエーションが貧弱過ぎるっ!!
……もうビリビリグッズ五、六個見繕って適当に与えとけば変態さんならアホみたいに喜ぶでしょう。うわぁ、想像したら寒気が……
*(トリッキーショッピングタイムッ!)
わぁ、ビリビリ高ぁーぃ……何ですか、二つ買うだけで所持金が消し飛びましたよ。買いましたけど。
お陰様で所持金が十四円とかいうゴミみたいなお値段! ゴミじゃ無いですけど。一円を笑う者は十四円で十四人から嘲笑われるっていう先人の特にありがたくもないお言葉もありますしねっ! ……一円を笑う者は十四円に十四つ裂きされるの間違いでしたっけ? まあどうでもいいです。
ていうかどうしましょうかね。食材とか何も買ってないんですが冷蔵庫に何かありましたっけ……?
……ま、まあ、何も無ければ京也さんに奢ってもらえばいいですし? 決して計画性の無い買い物をしているわけではないですし? この天才完璧美少女アンドロイドシロさんがそんなミスなんて犯す筈がありませんしお寿司。あ、お寿司食べたいですね。今度変態さんに無茶振りして作らせましょう。
*(デリシャススゥシィタイ……って、そんな事はどうでもいいんですよッ!!
要はお金が無いんです。だから今もこうして百万ドルでもポンと落ちてないか地面を眺めて歩いているという訳で……
ってぇ、そんなに簡単に落ちてませんよね……そうそう、落ちていると言ったらこんな可愛らしい財布ぐらいしか……
…………財布?
ふと下を見れば、そこにはなんと兎柄のお財布が。
って、うぇえええええええええええええ!? そんなクイックリーでタイムリーな遭遇ってあります!? これはアレですね……このお金で裕福な暮らしをしろと神が私に言っているッ、言っていなくとも私が神ですッ!!
『だ、駄目ですよシロ……』
なんだァ? てめェ……私は『こいつ直接脳内に……!』とか頭の悪いコピペをやるほど、暇なぁロボじゃあねーんですよ。脳内天使か何かは知りませんが私を止めたいならスレ立てから出直して、どうぞ。
『え……?』
は……?
『そ、そう私は天使……その財布はちゃんと交番に届けましょう?』
自分が天使かちょっと迷うの止めてくださいよっ!? 何ですか今の私のロボ生において超絶無駄な間ッ!!
『交番に届けましょう?』
強引ッ!? 嫌ですよ、面倒くさいもといこれも世の為私の為。
『自分の為じゃなくて人の為に……というより普通に犯罪ですよ?』
そうなんですよねぇ……ていうか、単純な疑問なんですが何で良心は具現化して出てくるのに悪魔的なアレは出てこないんですか私の頭?
「って、誰が存在自体が悪魔ですかゴルワァッ!!」
『言ってませんよ!? 被害妄想止めて下さいっ!』
このツッコミの早さ……コイツ、出来るッ!! いや、私自身なんだから当然なんですけれども。
それはさておき財布の中身を確認〜っ!
『あ、ちょっと!?』
……札が、無いですとぉ!? 何ですかゴミですかこれはッ!!
『ちょっと自分の想像と金額が違ったからってゴミ認定するのはどうかと思いますっ!』
クレカも入ってませんし……って、これは大学の学生証ですか。
『なるほど、学食を買うぐらいのお金しか入れてないとか? 』
「『綾崎 鈴乃』……駄目ですね。全く見覚えが無いし聞き覚えがありません……」
『道端に落ちてた他人の財布に何を期待してるんですか……』
「そりゃあロマンとフラグを求めて?」
脳内天使と適当な会話を繰り広げながら、私は財布をスキニージーンズのポケットに入れます。
「……じゃ、行きますか。」
『財布、届けてあげるんですか?』
「まあ……知ってる大学でしたし? これも何かの縁ということで。」
『袖触れ合うは過剰な縁』って言うでしょう?
『……いや言いませんよ!?』
どうもこんにちわこんばんわおはようございます良い子の方はこんな作品読んでないで勉強して寝ろっ! どうも、残機1LIFE0ですっ!!
はい、という訳で如何だったでしょうか誰銭32話。個人的にはシロさん一人……一ロボ? のお話はやはり書きづらいといいますか、ツッコミ役……もとい零人くんって偉大だなぁと思いますね!
さて、ここで皆様に重大なご報告があります……
新キャラっぽく登場した綾崎 鈴乃さんですが……
『少なくともこの章には登場しませんっ!!』ナ、ナンダッテー!?
はい、キャラを作れば勝手に動く。いつもの感じで御座います。作ったもののまだ出たくないと申しております。もしかしたら出ずにズルズルと……は、嫌ですね。まあ、それなりにプロットは練ってあるのでなんとかなるでしょう。伊月君みたいにフラグの立て忘れで一先ず出番終了みたいなのは回避します……いや、彼もまた出しますけど……
本章、四章が終わりますと零人君達にゴタゴタが訪れます……多分。
ですので、今のうちに日常漫才成分を補給していただければと思います。
……多少不安ではありますが私も自重しますし、ここまで読んでいただけている『猛者』の皆様ならきっと隕石が降ってこようがゴ○ラが出ようがジオ○ロントが形成されようがメタ展開連発しようが爆発オチになろうが『ストーリーに必要な展開なら』読み続けていただけると! 信じて! おりますので!(流石にそんな展開にはならないと思いますが)
どうか、彼らが胸を張って笑える日までひとっ走りお付き合いいただけますよう。
……とか言っても実際そんなにゴタゴタ起こりませんけどね! 多分!
以下、SSですっ! 振り切るぜっ!!(ひとっ走りな感じで)
・洗濯
シロ「変態さん、料理はダメでも洗濯はオーケーですよね?」
零人「……君、それの意味わかってる?」
シロ「まっっっことに遺憾では御座いますが変態のパンツをダメージジーンズの兄弟みたいな感じにすることで憂さ晴らしをしようと思うので何も問題はありません。」
零人「いや問題しかないよ!? なんだよダメージジーンズの兄弟みたいなパンツって!? それもう紐じゃんっ!! 紐パンの域すら通り越して丸見えじゃん!?」
シロ「……上も?」
零人「いや下だけだと不自然だねみたいなことじゃないよ!? それすると僕熊に襲われて命からがら逃げてきましたみたいな感じになっちゃうじゃん!? そういうことじゃないんだっ!!」
シロ「わかりましたよ、ガムテで補強しときますから。」
零人「いや強度に不安があるわけでもないよっ!! 見た目だよっ!! TPO的にアウトだよっ!!」
シロ「素肌見せるのが嫌ならボディペイントしとけばいいじゃないですか。」
零人「おかしいぞ全く話が噛み合わないっ! そしてボディペイントをしても素肌は見えてるッ!!」
シロ「『これ、見せ肌なんだぜ……』って?」
零人「見せパン的なものなのかなそれは!?」
シロ「『今季の流行の青にしてみた!』」
零人「ボディペイントッ!!」
シロ「『でも全部見せてもしつこい印象だからチラ見せって感じで?』」
零人「ここぞとばかりのダメージ要素ッ!!」
シロ「そして上だけじゃアレだからダメージジーンズにダメージパンツと。」
零人「いや着ないよ!? よくわからない流行をぶん投げられたけど従わないよ!?」
シロ「で、洗濯はやっていいんですか?」
零人「ハァ……ダメージパンツは無しね?」
シロ「なんですかその変態チックなアイデア……キモッ。」
零人「君が言ったんだろぉッ!?」
次回予告
京也「大学かぁ……俺の出番は無さそうだな。」
有須川「そうだねぇ。」
京也「ん? そういや恵、お前……」
有須川「さて、次回も楽しみにしてくれると僕としては嬉しいね、では。」
京也「あっ、待てお前っ!! 大学通っt……!」
内容は予告なく変更される恐れがありますっ!




